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更新日:2024年4月1日

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青果部市況概要(令和5年)

1.蔬菜

1月

総入荷量は、7,760トンと前年同月比の4%減の入荷となった。品目的には、12月末からの寒波の影響で、白菜は前年同月比の30%減、キャベツ、胡瓜、なすは前年同月比の20%減、ピーマンは前年同月比の10%減の入荷量となった。北海道産が主産地の馬鈴薯・玉葱は順調な入荷が続いており、前年同月比の15%増の入荷となった。        平均価格は、238円と前年同月比の7円高となった。品目的には、入荷量が少なかった胡瓜、ピーマンは前年同月比の40%高、白菜、セルリーは前年同月比の30%高、寒さの為需要が増えた大根、キャベツが前年同月比の20%高の価格となった。しかし、地物で順調な入荷となった法蓮草は前年同月比の15%安、安定した入荷の馬鈴薯・玉葱は前年同月比の40%安の価格となった。

  • 入荷数量:7,760トン(前年同月比96%)
  • 平均価格:238円(前年同月比7円高)

2月

総入荷量は、7,743トンと前年同月比19%減となった。品目別では、前月と同様に玉葱は前年同月比の40%減、馬鈴薯は25%減の入荷となったが、12月中旬からの低温の影響で蔬菜全体に生育不良が見られ、法蓮草、サニーレタス、なすは前年同月比の30%減、大根、キャベツ、レタス、胡瓜、トマトは前年同月比の25%減の入荷となった。                                                 平均価格は、235円と前年同月比の7円安となった。品目としては、年末から年始にかけて降った雪の影響で新物の生育が遅れた人参、白菜は前年同月比の30%高となったが、入荷量の多かった馬鈴薯、玉葱は前年同月比の40%安、レタスも前年同月比の10%安の価格となった。

  • 入荷数量:7,743トン(前年同月比103%)
  • 平均価格:235円(前年同月比7円安)

3月

総入荷量は、8,154トンと前年同月比の8%減の入荷となった。品目別では、白菜が前年同月比の25%減、にんじんが12%減、レタスが15%減、きゅうりが13%減、トマトが12%減など、全ての品目で前年同月を下回った。要因としては、秋冬作が終盤からほぼ終了すること、春作との切り替えの関係から入荷が減少傾向にあるものと思われる。                                                      平均価格は230円と前年同月比9円安の価格となった。品目別では、前年同月比で人参46円、きゅうり、トマト38円、白菜4円高の価格なったが、一方で玉葱57円、キャベツ25円、大根18円、レタス4円安の価格となった。平均単価が高くなった品目の要因としては、入荷量が減少したことや人参、トマトは春物が入荷したことが影響したと思われる。なお、玉葱は前年が不作で単価高であったことから、安くなったものと思われる。

  • 入荷数量:8,154トン(前年同月比92%)
  • 平均価格:230円(前年同月比9円安)

4月

総入荷量は、8,239トンと前年同月比の9%減の入荷となった。品目別では、玉葱が前年同月比の42%増となったが、一方でレタスが前年同月比の28%減、白菜が23%減、きゅうりが16%減、トマトが16%減など、玉葱を除く品目で前年同月を下回った。要因としては、中旬の降雨の影響で大型品目(大根、白菜、キャベツ等)の入荷量が減ったためと思われる。                                          平均価格は239円と前年同月比6円安の価格となった。品目別では、前年同月比で人参46円、きゅうり34円、トマト28円、レタス14円、大根7円、キャベツ4円、白菜3円高の価格なったが、一方で玉葱143円安の価格となった。平均単価が高くなった品目の要因としては、入荷量が減少したことが影響したものと思われる。なお、玉葱は前年が不作で単価高であったことから、安くなったものと思われる。

  • 入荷数量:8,239トン(前年同月比91%)
  • 平均価格:239円(前年同月比6円安)

5月

総入荷量は、8,757トンと前年同月比の4%増の入荷となった。品目別では、玉葱が前年同月比の38%増、大根が21%増となったが、一方で里芋が前年同月比の16%減、白菜が12%減、レタスが7%減、きゅうりが7%減などで前年同月を下回った。要因としては、天候に恵まれたことで入荷量が増えたと思われる。                                 平均価格は232円と前年同月比24円安の価格となった。品目別では、前年同月比で里芋が136円、サニーレタスが49円、人参が31円、葱が30円高の価格なったが、一方で玉葱168円安、茄子が29円安、キャベツが24円安、大根が23円安の価格となった

  • 入荷数量:8,757トン(前年同月比104%)
  • 平均価格:232円(前年同月比24円安)

6月

総入荷量は、8,382トンと前年同月比の2%増の入荷となった。品目別では、玉葱が前年同月比の40%増、生椎茸が28%増、トマトが10%増、大根が7%増となったが、一方で里芋が前年同月比の18%減、きゅうりが12%減、セルリーが10%減、ほうれん草、レタスが9%減などで前年同月を下回った。                                         平均価格は234円と前年同月比12円安の価格となった。品目別では、前年同月比できゅうりが44円、ほうれん草が39円、セルリーが29円、馬鈴薯が23円高の価格なったが、一方で玉葱113円安、トマトが70円安、甘藷が33円安、生椎茸が24円安の価格となった。

  • 入荷数量:8,382トン(前年同月比102%)
  • 平均価格:234円(前年同月比12円安)

7月

総入荷量は、8,204トンと前年同月比の9%増の入荷となった。品目別では、玉葱が前年同月比の57%増、馬鈴薯が29%増、キャベツが28%増、ピーマンが26%増となったが、一方でトマトが前年同月比の22%減、里芋が20%減、ほうれん草、なすが14%減などで前年同月を下回った。                                                    平均価格は218円と前年同月比7円安の価格となった。品目別では、前年同月比で里芋が159円、ピーマンが92円、馬鈴薯が63円、なすが41円高の価格なったが、一方で大根が32円安、人参が19円安、ほうれん草、玉葱が18円安の価格となった。

  • 入荷数量:8,204トン(前年同月比109%)
  • 平均価格:218円(前年同月比7円安)

8月

総入荷量は、8,157トンと前年同月並みの入荷となった。品目別では、きゅうりが前年同月比の22%増、葱、馬鈴薯、人参、玉葱が増となったが、一方で白菜が前年同月比の33%減、里芋が26%減、甘藷、ピーマン、ほうれん草、サニーレタスなどで前年同月を下回っている。前月比で見ると玉葱が64%増、高温の影響によりトマト、はくさい、キャベツは減となった。                                     平均価格は207円と前年同月比5円安の価格となった。品目別では、前年同月比でピーマンが57円、茄子が35円、白菜が31円、セルリーが27円高の価格になったが、一方で葱が50円安、トマトが49円安、大根が33円安、玉葱が28円安、レタスが13円安の価格となった。キャベツ、玉葱を除き、前月よりも高い価格となった。

  • 入荷数量:8,157トン(前年同月比100%)
  • 平均価格:207円(前年同月比5円安)

9月

総入荷量は8,319トンと前年同月比9%減の入荷となった。高温の影響で生育不良が影響し品目別では白菜46%減、ほうれん草31%減、里芋39%減、トマト28%減、ピーマン26%減、葱16%減等多くの品目で前年より少ない入荷となった。キャベツ、セルリー11%増、馬鈴薯8%増となった。                                  平均価格は237円で前年同月比27円高となった。高温の影響による生育不良、入荷量の減少により、ほうれん草、400円高、葱230円高、ピーマン130円高、人参117円高等半数以上の品が前年同月よりも高値となった。白菜は鍋等の需要が少なく37円安、レタスも需要とのバランスにより75円安、入荷量好調であった馬鈴薯38円安、セルリー32円安となった。

  • 入荷数量:8,319トン(前年同月比91%)
  • 平均価格:237円(前年同月比27円高)

10月

総入荷量は、9,038トンと前年同月比5%減となった。品目別では、大根が前年同月比の12%増、サニーレタスが9%増の入荷となったが、トマトが53%減、白菜が25%減、葱、ほうれん草は前年同月比の20%減の入荷となった。                                                              平均価格は、246円で前年同月比44円高となった。品目別では、トマトが367円高、ピーマン259円高、葱212円高、ほうれん草144円高などで、ほとんどの品目で前年を上回った。

  • 入荷数量:9,038トン(前年同月比95%)
  • 平均価格:246円(前年同月比44円高)

11月

総入荷量は、7,923トンと前年同月比2%減となった。品目別では、白菜が前年同月比の22%増、サニーレタス18%の増、馬鈴薯13%増、ほうれん草5%増の入荷となったが、葱、甘藷が前年同月比の17%減、里芋14%減、レタス、トマト、玉葱は11%減の入荷となった。                                          平均価格は、226円で前年同月比20円高となった。品目別では、葱が前年同月比の107円高、里芋75円高、玉葱53円高、人参51円高となった。甘藷、サニーレタスは前年同月比の32円安、ほうれん草29円安の価格となった

  • 入荷数量:7,923トン(前年同月比98%)
  • 平均価格:226円(前年同月比20円高)

12月

総入荷量は、8,123トンと前年同月比の10%減の入荷となった。品目別では、胡瓜は前年同月比の6%増、サニーレタス、トマトが4%増、人参、茄子は3%増となったが、それ以外の品目は前年同月比の僅かながら下回る入荷となった。                                                           平均価格は、249円と前年同月比の29円高となった。品目別では、生椎茸は前年同月比の115円高、ほうれん草80円高、里芋69円高となった。胡瓜は前年同月比の95円安、ピーマン67円安の価格となった。

  • 入荷数量:8,123トン(前年同月比90%)
  • 平均価格:249円(前年同月比29円高)

 

2.果実

1月

総入荷量は、1,899トンと前年同月比の17%減の入荷となった。品目的には、富有柿と西洋梨が豊作であったため、柿は前年同月比の300%増、梨は前年同月比の250%増の入荷となった。また、生育期の天候に恵まれ、八朔、ぶどうは前年同月比の30%増、甘夏柑、いちごも前年同月比の20%増の入荷となった。しかし、9月からの乾燥、冬場の低温の影響でみかんは前年同月比の30%減、輸入果実も円安、流通コストの高騰によりグレープフルーツは前年同月比の40%減、バナナも前年同月比の25%減の入荷となった。                           平均価格は、477円と前年同月比の65円高となった。品目的には、入荷量の少なかったみかんは前年同月比の30%高、バナナは前年同月比の15%高となったが、豊作だった梨は前年同月比の40%安、柿は前年同月比の30%安、りんごも下位等級が多かったため前年同月比の10%安の価格となった。

  • 入荷数量:1,899トン(前年同月比83%)
  • 平均価格:477円(前年同月比65円高)

2月

総入荷量は、1,876トンと前年同月比の6%減の入荷となった。品目的にはメロン、レモンが前年同月比の50%増、夏柑類が前年同月比の30%増、いちごが前年同月比の10%増の入荷となったが、りんごは下等級の入荷で前年同月比の25%減の入荷、輸入果実のぶどう、バナナ、グレープフルーツは産地の天候不順の影響もあり、前年同月比の25%減の入荷となった。                                                 平均価格は、471円と前年同月比の49円高となった。品目的にはハウス栽培が主体のメロンは、光熱費の高騰で前年同月比の10%高、輸入果実のバナナ、グレープフルーツは産地の天候不順や円安の影響で前年同月比の15%高の価格となった。

  • 入荷数量:1,876トン(前年同月比94%)
  • 平均価格:471円(前年同月比49円高)

3月

総入荷量は、1,994トンと前年同月比の7%減の入荷となった。品目的には苺が13%増、八朔が9%増、ぶどうが6%増、みかんが3%増となった。一方で輸入果実のグレープフルーツ(前年同月比43%)やバナナ(前年同月比73%)が前年を大きく下回る結果となった。                                            平均価格は467円と前年同月比51円高の価格となった。品目別では、みかん、りんごは前年同月比の5%安、いちご、メロン、バナナ、グレープフルーツは前年同月比の10%高の価格となった。平均単価が高くなった品目の要因は、原油高の影響やコンテナ不足等で輸入果実の価格上昇が影響している。

  • 入荷数量:1,994トン(前年同月比93%)
  • 平均価格:467円(前年同月比51円高)

4月

総入荷量は、1,760トンと前年同月比の10%減の入荷となった。品目的には前年同月比で八朔が89%増、梨が55%増、びわが51%増、ぶどうが8%増となった。一方でりんごが17%減、いちごが13%減、輸入果実のグレープフルーツが45%減、バナナが15%減となった。                                               平均価格は461円と前年同月比11円高の価格となった。品目別では、バナナが23円、メロンが57円、西瓜が30円、いちごが72円高、一方でりんごが49円、八朔が23円、グレープフルーツが25円安の価格となった。

  • 入荷数量:1,760トン(前年同月比90%)
  • 平均価格:461円(前年同月比11円高)

5月

総入荷量は、2,004トンと前年同月比の1%減の入荷となった。品目的には前年同月比で西瓜が23%増、りんごが21%増、メロンが17%増、ぶどうが6%増となった。一方で夏柑類が21%減、輸入果実のグレープフルーツが56%減、バナナが12%減となった。                                              平均価格は477円と前年同月比28円高の価格となった。品目別では、みかんが169円高、いちごが111円高、レモンが96円高などほとんどの品目で前年同月比を上回ったが、一方でりんごが47円安、西瓜が2円安の価格となった。

  • 入荷数量:2,004トン(前年同月比99%)
  • 平均価格:477円(前年同月比28円高)

6月

総入荷量は、2,119トンと前年同月比の4%増の入荷となった。品目的には前年同月比でびわが129%増、桃が51%増、りんごが20%増、みかん、いちごが18%増、メロンが13%増となった。一方で夏柑類が77%減、輸入果実のグレープフルーツが26%減、バナナが10%減となった。                                    平均価格は453円と前年同月比15円高の価格となった。品目別では、ぶどうが91円高、みかんが71円高、いちごが42円高の価格となったが、一方でびわが608円安、メロンが53円安、桃が30円安、レモンが28円安の価格となった。

  • 入荷数量:2,119トン(前年同月比104%)
  • 平均価格:453円(前年同月比15円高)

7月

総入荷量は、2,212トンと前年同月比の1%減の入荷となった。品目的には前年同月比で梨が196%増、桃が22%増、輸入果実のグレープフルーツが3%増となった。一方で柿が76%減、メロンが18%減、りんごが16%減となった。                                                           平均価格は426円と前年同月比4円高の価格となった。品目別では、柿が480円高、いちごが234円高、ぶどうが57円高の価格となったが、一方で梨が287円安、桃が89円安、グレープフルーツが41円安、すももが28円安の価格となった。

  • 入荷数量:2,212トン(前年同月比99%)
  • 平均価格:426円(前年同月比:4円高)

8月

総入荷量は、2,208トンと前年同月比の5%減の入荷となった。品目的には前年同月比で梨が31%増、メロン、レモンが微増となった。一方ですももが48%減、桃が35%減、みかんが24%減、りんごが21%減となった。梨とぶどうについては前月と比較すると200%以上の増となっている。                                       平均価格は456円と前年同月比2円高の価格となった。品目別では、柿が89円高、ぶどうが86円高、いちごが234円高、ぶどうが83円高、すももが74円高の価格となったが、一方で梨が94円安、メロンが33円安、りんごが25円安、グレープフルーツが20円安となった。梨とぶどうについては前月と比較すると100円以上安となった。

  • 入荷数量:2,208トン(前年同月比95%)
  • 平均価格:456円(前年同月比2円高)

9月

総入荷量は2,189トンと前年同月比5%減の入荷となった。収穫時期の前倒しや、期間が短縮された影響から、桃40%減、りんご32%減、西瓜26%減、すもも21%減、ぶどう11%減となり、ハリケーンの影響によりグレープフルーツ37%減となった。一方、みかん14%増、柿31%増、いちご(輸入)34%増と好調な入荷量となった。     平均価格は420円で前年同月比22円高となった。収穫時期のずれや収穫期間の短縮生育不良により、ほとんどの品目において前年同月よりも高い価格となっている。いちご(輸入)は入荷量が多かったが、価格も604円高となった。栗121円高、ぶどう111円高、メロン76円高となった。

  • 入荷数量:2,189トン(前年同月比95%)
  • 平均価格:420円(前年同月比22円高)

10月

総入荷量は、2,748トンと前年同月比12%減となった。品目別では、桃が45%増、いちご30%増、みかん9%増、りんご6%増となったが、その他品目は概ね前年同月比を下回った。ぶどう、グレープフルーツは前年同月比の62%減、西瓜、梨は前年同月比の50%減の入荷となった。                                    平均価格は、341円で前年同月比36円高となった。品目別では、桃が前年同月比237円高、ぶどう166円高、グレープフルーツ121円高、梨103円等多くの品目で上回ったが、いちごは411円安の価格となった

  • 入荷数量:2,748トン(前年同月比88%)
  • 平均価格:341円(前年同月比36円高)

11月

総入荷量は、3,374トンと前年同月比15%増となった。品目別では、栗が前年同月比の550%増、りんごが56%増、みかん29%増、メロン19%増となったが、梨は前年同月比の53%減、いちご、ぶどう35%減、グレープフルーツ25%減、レモン19%減の入荷となった。                                           平均価格は、357円と前年同月比の20円高となった。品目別では、いちごは前年同月比の329円高、ぶどう276円高、梨112円高であったが、栗は前年同月比の1,310円、レモン26円安の価格となった。

  • 入荷数量:3,374トン(前年同月比115%)
  • 平均価格:357円(前年同月比20円高)

12月

総入荷量は、3,733トンと前年同月比の7%増の入荷となった。品目別では、ハウス栽培の西瓜は前年同月比の48%増、みかん19%増、グレープフルーツ12%増となった。梨は前年同月比の64%減、柿59%減、ぶどう31%減の入荷となった。                                                          平均価格は、388円と前年同月比の8円高となった。品目別では、ぶどうが前年同月比の348円高、いちご259円、梨212円高の価格となった。西瓜は前年同月比の71円安、レモン48円安の価格となった。

  • 入荷数量:3,733トン(前年同月比107%)
  • 平均価格:388円(前年同月比8円高)

 

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