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更新日:2016年9月20日
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このたび仙台市は、オウル応用科学大学、ビジネスオウル(フィンランド共和国オウル市の産業振興団体)、(公財)仙台市産業振興事業団と3月26日付けでゲーム産業振興のための協力合意書を締結しました。
仙台・オウル間においては、「産業振興のための共同インキュベーション協定」を基礎として、クリエイティブ分野やICT分野の産業振興を目指した取り組みが行われてきました。今回の合意を契機として、これまでの連携の成果をさらに発展させていきます。
オウル応用科学大学のプログラムの一つであるオウルゲームラボ(OGL)と、仙台市緊急雇用創出事業「仙台―オウルIT連携促進事業」により発足したグローバルラボ仙台(GLS)の協力関係を中心として、両地域におけるゲーム産業に関する教育とビジネス活動の拡大を図ること。
OGLは、GLSがOGLとの連携によって開発するモバイル向けゲームアプリデモについて、指導員によるアドバイスを行う。また、OGL関連イベントで当該デモのプロモーションを行う。
仙台市、(公財)仙台市産業振興事業団、ビジネスオウル、オウル応用科学大学
仙台市では、2009年より(公財)仙台市産業振興事業団、オウル市、ビジネスオウルの4者間で、ICT(情報通信技術)、マイクロ・ナノ技術、バイオ技術などを対象として、両地域の提携企業候補に関する情報交換や進出支援、国際産学官連携支援などを通じて、双方の地域の産業振興を図ることを目的とした「産業振興のための共同インキュベーション協定」を締結しています。
こうしたオウル市とのつながりを利用し、仙台市では、2013年10月より緊急雇用創出事業として「仙台―オウルIT連携促進事業」を開始しました。この事業は、スマートフォン向けアプリケーション開発等の情報産業においてオウル地域との連携を推進し、モバイルアプリ開発拠点の仕組みを構築することを目的としており、2013年12月には、仙台から世界に向けたアプリ開発のプラットフォームとなるグローバルラボ仙台コンソーシアムが設立されました。
一方フィンランドでは、近年ゲーム産業の発達が著しく、世界的に有名なゲーム会社がいくつも生まれています。オウル市にあるオウル応用科学大学では、ゲーム開発に関する教育プログラムであるオウルゲームラボを2012年に開始し、これまでの約1年半で8つのスタートアップを生み出すなど、フィンランドのゲーム産業の発達に貢献しています。
本協定は、両地域におけるゲーム産業の発展に向けてGLSとOGLの連携を具体的に実現させるとともに、将来の企業間連携や教育機関連携の促進のため、締結されたものです。
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