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更新日:2023年5月15日
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地震と津波により発生した震災廃棄物(損壊・流出した家屋・家財・自動車・倒木などのがれき,津波堆積物)は,地元企業の活用による地域経済の復興も念頭に,がれき等の最終処分まで自らの地域内で処理を完結する仕組みを構築し,「発災から1年以内の撤去,3年以内の処理完了」,「がれきのリサイクル率50%以上」を目標に事業を進めました。
震災廃棄物の処理は,東部沿岸地区の3箇所(宮城野区蒲生,若林区荒浜・井土)約100haのがれき搬入場(以下「搬入場」といいます。)において行い,平成25年12月に処理・リサイクルを終え,平成26年3月15日に搬入場の原状復旧を完了しました。
なお,再生処理し,搬入場内に一時保管している津波堆積物・コンクリートがらなどは,東部沿岸地区の復旧・復興事業(防災林・海岸公園・かさ上げ道路)に,有効活用しました。
区分 |
処理量 |
リサイクル率 |
(参考) |
---|---|---|---|
がれき |
137万トン |
72% |
135万トン |
津波堆積物 |
135万トン |
96% |
130万トン |
震災廃棄物(合計) |
272万トン |
84% |
265万トン |
※石巻ブロックから受け入れたがれき5万トンを除きます。
損壊家屋等 |
ブロック塀 |
枯死高木 |
||
---|---|---|---|---|
公費解体 |
公費助成 |
公費解体 |
公費助成 |
公費伐採 |
平成23年5月23日~平成24年9月28日受付 |
平成23年7月1日~10月31日受付 |
平成23年8月22日~11月30日受付 |
平成23年9月7~11月30日受付 |
平成23年12月1日~平成24年1月31日受付 |
10,504件 |
932件 |
1,794件 |
3,694件 |
183件 |
震災廃棄物の処理にあたっては,まず撤去現場において資源物・可燃物・不燃物に粗分別した上で,搬入場内において,10種類以上に分別し,分別保管した資源物をリサイクルしました。また,可燃物は,仮設焼却炉などで焼却し,不燃物や焼却灰は,埋立処分場で最終処分しました。
震災廃棄物の品目別の処理方法は,下記資料をご参照ください。
一次・二次仮置き場を一元化した搬入場を3ヶ所整備し,各場内には仮設の処理施設(選別・破砕・焼却)を設置し処理を進めました。
仮設焼却炉による可燃物の処理は,平成25年9月29日に完了し,不燃物・資源物の処理・リサイクルも平成25年12月27日に完了しました。また,搬入場の原状復旧は,平成26年3月15日に完了しました。
搬入場名 |
所在地 |
面積 |
仮設焼却炉処理能力 |
---|---|---|---|
蒲生 |
宮城野区蒲生字八郎兵ヱ谷地 |
28ヘクタール |
90トン/日 |
荒浜 |
若林区荒浜字今切 |
36ヘクタール |
300トン/日 |
井土 |
若林区井土字沼向 |
35ヘクタール |
90トン/日 |
合計 |
99ヘクタール |
480トン/日 |
搬入場の整備にあたっては,油類や有害物質による土壌汚染等を防止するため,アスファルト舗装や遮水シート敷設など,周辺環境に配慮した取り組みを行いました。また,がれき等撤去現場を含む市内約30箇所で大気中アスベスト濃度の測定,各搬入場の敷地境界における空間放射線量の測定を実施しました。なお,仮設焼却炉の焼却灰等の放射能濃度の測定は,焼却処理していた平成23年10月から平成25年9月まで実施しました。
搬入場の原状復旧作業は平成26年3月15日に完了しましたが,その作業にあたっては,震災廃棄物を直置き保管などした場所ごとに,土壌調査(重金属・ダイオキシン類等の有害物質の溶出量・含有量)を実施し,震災廃棄物による汚染がないことを確認しました。
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