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更新日:2023年6月7日
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育児休業を取得し、子育てをされた当事者として、ホシザキ東北株式会社で勤務される男性社員お二人にインタビューを行いました。
(記事は2回に分けて掲載しています。前回の記事は「ホシザキ東北株式会社(令和5年3月掲載分)」をご覧ください。)
ホシザキ東北株式会社
全自動製氷機、業務用冷凍冷蔵庫、食器洗浄機をはじめとする各種業務用厨房機器の販売、メンテナンスを行っています。
住所:宮城県仙台市青葉区昭和町2-38
電話:022-728-9511
ホシザキ東北株式会社は、「仕事と子育てを両立しやすい職場づくりに積極的に取り組んでいる企業」として、2015年4月、全国で初めて「プラチナくるみん」の認定を受けました。同社では、ライフワークバランスの取組みの一環として、男性の育児休業の取得を積極的に勧めています。
同社の育児休業取得までの流れとしては、配偶者が妊娠し安定期に入ったら会社に報告、上長と休業予定期間を相談、子どもが1歳を迎えるまでに休業を取得することとしており、14日間以上の取得で「育児休業奨励金」を支給する会社独自の制度を設けるなど、社員が安心して休業できる環境を整備しています。
現在も、小規模の営業所での取得体制の整備、第2・3子の際の取得推進など、よりスムーズな取得に向けて取り組みを進めています。
仙台北営業所 技術サービス 菊地 洋仁様
入社前から男性の育児休業取得や、有給休暇取得の推進に取り組んでいることを知っていたという菊地さん。「職場で上司が育休を取っていたので、自分にも子どもが生まれる時にはぜひ取りたいと思っていました」と言い、実際にお子さんの誕生が決まったときのことを次のように語ってくれました。「経験者のアドバイスをもらおうと、先輩たちに休みを取るならどのタイミングが良いか、妻に喜ばれる時期はいつなのかという相談をしました。もちろん妻とも話し合い、体力的に体への負担が大きい産後の時期にしようと、病院から自宅に戻るタイミングで取得することを決めたんです」。取得に際しては、「仕事を離れることへの不安はありましたが、仕事の割り振りについてもモデルケースがあったので、気持ちよく送り出してもらいました。営業所の方たちのフォローに感謝の気持ちでいっぱいです」と、職場のあたたかい空気を感じさせるお話がありました。
菊地さんは、2022年12月に育児休業を取得したばかり。休業中に感じたことをストレートに話します。「産後の女性の苦しみも初めて知りましたし、子育ても想像とは全然違う。ミルク作り、おむつ替え、寝かしつけと、常に神経を使うんですよね。1日のスピードが速くて、気づくと夜中ということもよくありました」。また、「妻に感謝されたことが、育児休業を取得して一番良かったことです」とご夫婦の絆が深まった様子もうかがえました。
「仕事に復帰した際には、仕事の方が楽だと感じましたよ(笑)」と、新生児の子育ての難しさを表現。同社ではワークライフバランスを意識した仕事の仕方を進めていますが、「それ以前も、退社時間を早めたり、有給休暇を取得できるよう仕事の効率化に取り組んでいました。ですが前にも増して、早く帰って妻や子どもと過ごす時間を作りたいと思い、さらなる効率化を目指して日々取り組んでいます」と、仕事に対する姿勢についても話してくれました。
「育児休業の期間だからこそ経験できることのすばらしさなど、周りの人たちに対して育児休業の良さを伝えています。自分と同じ立場になったときには、進んで声をかけていきたいですね」と、経験者として同僚や後輩たちへつないでいく今後が見える言葉も。また、他社に勤める友人やお客さまに対して、誇れる会社だと話します。「周りの友人の中には育児休業を取得した人はいないので、『いい会社だね』といわれます。お客さまとの雑談でも、この話をすると『新しいことに挑戦する会社』という良い印象を持たれることが多いと思います」と、さまざまな反応について教えてくれました。
育児休業がもたらす良い影響は、社員や家族、そして周囲の人やお取引先様まで広がっているようです。
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