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更新日:2024年7月29日

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児童館にて熱中症リスク判定AIカメラの実証を行います

CSL くまのがっこう


「クロス・センダイ・ラボ※1」では、複雑化・多様化するさまざまな地域課題の解決に向け、仙台市と民間企業等の連携による取り組みを進めています。

このたび、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスからの提案を受け、熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ※2」を活用し、市内の児童館等6館において実証実験を行います。「カオカラ」はこれまで主に建設現場における作業員の熱中症対策等に活用されてきたものですが、本実証は児童の熱中症対策への活用可能性を検証するもので、宮城県内では初めての取り組みとなります。

 

1 期間

8月5日(月曜日)~9月30日(月曜日)※館によって期間が異なる場合があります

 

2 場所

荒井児童館(若林区伊在3-2-1) ほか5館

 

3 内容

「カオカラ」を活用した児童クラブにおける熱中症対策および児童への啓発

 

4 お問い合わせ

(1)クロス・センダイ・ラボについて
(担当)まちづくり政策局プロジェクト推進課 須藤、三谷
(直通)214-1253
(2)児童館における実証実験について
(担当)こども若者局児童クラブ事業推進課 久本、松原
(直通)214-8522

 

※1 クロス・センダイ・ラボ
民間企業等からの提案を一元的に受け付ける窓口であり、次の2つの事業で構成されている。

(1)パートナーシップ推進事業
民間企業等から行政・地域課題の解決に向けた提案を幅広く受け付け、対話を重ねながら提案の実現に向けた支援を切れ目なく行うことで、スピーディーかつ強力に連携を推進する。

(2)実証フィールド支援事業
AI、IoT、自動走行、ドローン等を活用した市内での実証実験について、必要な手続きに関する相談の受け付け、関係機関や実証実験のフィールドの管理者等との調整等を行い、民間企業等による実証実験の円滑な実施を支援する。

※2 熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」
令和6年から販売を開始。顔色や表情などから、「疲労・寝不足・紅潮・発汗」といった熱中症が起こりやすい体の状態や予兆をAIが推定するとともに、WBGT(暑さ指数)の情報を掛け合わせて独自の4段階のリスク評価を行う。

5 実証結果

実証結果の概要

  1. 熱中症発生ゼロ(エアコン導入との相乗効果)
     昨年度から順次、遊戯室にエアコンを導入したことに加え、「カオカラ」を活用することで、児童の遊戯時間を制限することなく熱中症発生を防ぐことができました。
  2. 児童の健康意識向上
     黄色(注意)以上の判定時、児童が自主的に水分補給を行う姿が見られるなど、健康管理への意識が向上しました。また、「カオカラ」の使用が習慣化し、体調を意識する良い契機となりました。
  3. 職員の安全管理をサポート
     カオカラを活用することで、職員が児童の体調変化を迅速に把握し、的確な声掛けが可能になりました。

導入の利便性と課題

  • 設置や運用は簡便であり、現場への負担は軽微でした。
  • 一方で、遊戯室に設置した際に遊びの一環として使用されるケースがあり、今後は職員の目が行き届く事務室前や、水分補給への流れを作りやすい水飲み場付近等、より適切な場所への設置が課題としてあがりました。

今後の展開

今回の実証を踏まえ、ポーラ・オルビスホールディングスでは、さらなる製品改善を加えていきます。

熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」 カオカラを使用している様子

 

(令和6年12月9日追記)

お問い合わせ

まちづくり政策局プロジェクト推進課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎2階

電話番号:022-214-1254

ファクス:022-214-8037