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更新日:2017年12月26日
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平成29年12月26日
この件について、新聞報道が先立ったことは非常に残念だと思いました。消防局が6月に調べたところ、仙台市が所有する延べ床面積1,000平方メートル以上で不特定多数の方々が利用する66施設のうち、48の施設で法律で義務付けられている自家発電設備の負荷試験が未実施であったということでした。すぐさま報告を受けその後精査をしましたが、市立病院やオープン病院、メディアテークなど、いくつかの施設ではすでに負荷試験を終えていたという報告を受けました。しかしまだ30以上の施設で未実施であり、大変遺憾なことだと思っています。すぐさま年度内に点検をすることで対応したいと思います。
市の持っている施設は市民の皆さまがご利用になるところで、災害時にも重要な施設になるわけですから、その安全性、機能性をしっかりと担保していかなければならないということを思いますと、それについては本当に遺憾なことであった、大変申し訳ないというふうに思います。年度内にはこの負荷試験を全て終えるとともに、本日消防局長と財政局長の連名で、法令の遵守について通知を出すことにしました。66施設以外の施設につきましても、速やかに現状の調査を行いたいと思います。
施設を持っている市の全部署です。
(消防局予防課長)
6月時点において、市の施設で自家発電設備を持っていると消防局が把握したのは131施設でしたが、そちらを含めて今、仙台市で自家発電施設をいくつ持っているのか、それから施設的な点検はどうしているのかという部分を含めて、消防局と財政局が連携して全庁的な調査を行うものです。
今回のことを受けて消防局では、点検結果の報告書を受理する際に徹底的に確認を行っていると思います。
(消防局予防課長)
消防局では今年度から消防用設備の点検報告書を受理する際に内容をしっかりと確認し、点検が未実施だった施設について、返却する書類に正しく実施してくださいという旨を明記するとともに、自家発電設備の点検の必要性についてのリーフレットを配りながら対応をしています。
併せて、消防用設備点検は消防設備士という資格者が実施しなければなりませんが、そういった方々の団体にも、先般、適正な維持管理という部分についての依頼文を発出しました。それらの関係団体にも協力いただきながら、丁寧に対応をしていきます。
県民会館のこと、つまり音楽ホールについての知事のコメントだったでしょうか。これまでも宮城県とは事務方同士でいろいろと情報交換などをしてきましたし、私自身も知事とイベントなどでも顔を合わせることもあり、この間さまざまなところで簡単な意見交換をしてきたと認識をしています。報道を見ますと腹を割ったところでというようなお話もあったようですが、私自身は私自身の立場でお話しさせていただいてきたと思います。県のお考えもしっかりと県でまとめていただいた上で、お示しいただきながら検討していくということだろうと思いますので、今しばらくは県の方でもう少しまとめていただきたいと思っています。
いずれにしても、議会でも申し上げましたがいろいろと調整を図っていかなければならないところもあるでしょうし、それぞれの意見もそれこそ腹を割ってなのかどうか分かりませんが、お互いに良いようにしていくために何が必要なのかを議論する場があっていいのではないかと思っています。
県ではこれから検討委員会が立ち上がると聞いていますが、私どもの方はすでに音楽ホールについての検討懇話会が動き出して議論が始まっています。そういう意味で言えば私どもの方が一歩進んでいるのではないかと感じているところです。
どうでしょうか。知事の本意がどこにおありなのか、知事に伺ってみないと分かりませんので、昨日の知事会見を受けて私から何かアクションを起こすことにはなりにくいと思います。
どのような意見交換の場であればより良く有意義なものになるのかということは、まさに今いろいろと考えているところです。この間もそれぞれ個別にやってきて問題なくいったところもありますし、また調整が必要なところも、それなりにやってきたところが多々あったのだろうと思います。政令市に移行する段階で行われていた会議体がどのようなものなのか、私も議会のご指摘があってから勉強させていただきましたし、それからまた県市調整会議もありますが、それらも含めどのような場が必要なのかを今改めて考えているところです。
そうですね。
私はその話は聞いていませんので分かりませんが、そういうお立場であれば、そのような方向ですみ分けも可能なのではないかと思います。最近になって2,000席規模というようにお考えが変わったのかどうか分かりませんが、いずれにせよ県として県民会館のあり方についての考えをまとめていただくのが最初ではないかと思います。
私にとっても衝撃的だったあの日張り紙が出された状況を思い出しますが、やはり仙台駅を出てすぐの所ですから、仙台の第一印象があの場で決まるということもあると思います。大変重要な場所であると認識をしていまして、この場所にふさわしい事業が早く立ち上がることを願っています。
聞くところによりますと、権利の調整のために弁護士や専門家が入って、今いろいろと勉強会などを行っているとのことです。地権者の方々がどのようにお考えになるのか、これを見定めないとなかなか先に進めないと思います。
まずは地権者の方々にそれぞれの権利関係を調整していただき、跡地をどうすべきなのかということを考えていただくことがやはり一番ではないでしょうか。仙台市がその前に何かできるというものでもないと思います。さまざまな地権者同士の話し合いの上で、仙台市に対してこういうことを支援してもらいたいということであれば前面に出ていきますが、それさえ無いところで出ていくということではないと思います。
残念ながら不登校の児童・生徒の数が高止まりになっています。どういう理由で長期間の休みに入らざるを得ないのかということも踏まえ、活発なご議論をいただいた上で、何がそのお子さんの巣立ちのため学びのために必要なのか、その方向性と教育現場の対応についていろいろとご議論いただけるものと期待をしています。
統括的に不登校の問題をお話しいただけるものと期待をしています。
委員の身分については、第1回委員会の時にも私もあの場で少しご説明いたしましたがなかなかご理解をいただけませんでした。そして今回、全委員の皆さんの総意で意見書が取りまとめられたということについては真摯(しんし)に受け止めなくてはならないと思っています。ただ、条例を変えることになりますと時間がかかりますので、そこについては今の委員会にはご理解をいただきたいと思っているところです。
私自身の考え方としては、過日の会見の場でも述べたように再調査委員会を常設しておくことは私自身の思いとしてはございます。しかし改めて委員の皆さんの総意で制度を見直すようご意見をいただいたというのは、それも真摯(しんし)に受け止めて検討しなければならない、考えていかなければならないと思います。まだ回答は導き出してはいません。
今回の第4回定例会でも仙台市政各般にわたって活発なご議論をいただきましたし、私自身も大変勉強になる議会だったと思います。初めての市議会は私自身にとっても初めての経験ですからまさに手探りの状況でした。今回は2度目ですから私自身の心構えというものもある程度はできていたと思います。
ただ終えてみてどうだったかというその評価はむしろ私の方から伺いたいくらいです。どのくらいの評価なのか、あるいは変わったと受け止めたのか、変わらないと受け止めたのか、それも逆にお聞きしたいなと思います。
いろいろなご議論を伺ったうえで、次回の第1回の定例会が私自身の思いを伝えていく場ですから、始まる以前の議論の最中に手の内を投げかけるのがはたして得策なのか。私自身いろいろこの間お話を聞かせていただいて、頃合いというのも学ばなければならないと思っていましたし、何分その土台を作っていきませんと家を建てていくことはできませんので、その土台がどんな感じだったのかなと私自身は思っています。
それは皆さんがおっしゃっているかもしれませんが、抑制的であったと思います。でもそれは先ほど言いましたけれども、新しい家を建てていくに当たってどういう状況であるのかということを見極めていかなければ、その家の形というのも定まりませんし、土台がしっかりしていなければ建つ家も建たなくなってしまいますので、私自身はその点について心を配る方を優先しました。
就任をさせていただいてから抑制的だと自分で申しましたが、私自身の思いとしては少しずつですけれども実現してきていることもあるのではないかと思っています。
例えば石炭火力発電所に対する「杜の都・仙台のきれいな空気と水と緑を守るための指導方針」を新しく出しました。また仙台パワーステーション周辺での環境調査もすぐさま行うようにいたしました。休日保育についても少しではありますが拡充に努めましたし、仙台の活性化に資するということで図柄入りのナンバープレートの導入にも取り組みました。
また非常に大きかったと思いますのは仙台で世界防災フォーラムを開催し、私自身も強い思いがありましたけれども、震災の教訓、経験を世界に後世に伝えていくために大変良い取り組みを発信することができたのではないかと思います。会議を支えてくださったさまざまな方の情熱にも非常に感激をしたところです。特に若い世代が自分の経験をもとにひるむことなく世界の専門家の中でいろいろ発信したことはとても感激いたしましたし、仙台市にとっては心強いことだと思います。話がそれてしまいましたけれども、それなりのところは進めてきたのかなと自分自身では思っています。
それはこの間の議論もありましたし、私自身が市民の皆さまとお約束させていただいたいろいろなことがあります。どこからできるのかというのは来年度予算が佳境に入っているところです。しっかりと優先順位を付けつつ、この年末年始ゆっくり考え取り組みたいと思います。
スタートが遅れたことについては非常に残念で申し訳なく思っているところですけれども、いずれの委員会も動き出しました。
なおスピード感を持ってそれぞれ取り組んでいただくことを期待していますし、年明けには私のところにつくったいじめ対策等検証専門家会議が一定程度のところでまとめて、第一次の提言をいただくことになっています。それも踏まえた上でこの問題につきましては予算的な措置も含めていろいろと検討を進めていくと思っているところです。
救急車の要請に関して市民のみなさまにもご理解をいただきたい事項を簡単にまとめた「仙台市救急車要請マニュアル」を作成し、ご自宅でお使いくださいとお伝えしました。年末を迎えていますし、寒さも厳しくなってくるとヒートショックを含めやはり要請件数も増えてくるかもしれません。救急車等の搬送時間の短縮などなるべくスムーズに対応させていただいているところですけれども、これは要請をされる方々も消防局側も知恵を絞ってやっていくべきこともあると思っています。
体制を拡充せよということはどこの場所でも、教育局でも市民の安全を守るところで消防局でもいろいろな所で拡充したいのはやまやまですが、何分いろいろな財政的制約もございます。それぞれが知恵を絞る、もちろん市役所が一番に知恵を絞らなければなりませんけれども、市民の皆さまにも知恵を絞ってご協力をいただいて、それこそ市民協働で解決を図っていくことをお願いしていく立場であろうかと思います。
仙台市長 郡 和子
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