令和2年9月1日
ガス局民営化推進室
（直通）022-292-8155

 

仙台市では、昨年7月に「仙台市ガス事業民営化推進委員会」を設置し、ガス事業民営化について検討を進めてきました。昨年12月に本市が「仙台市ガス事業民営化計画」を策定し、その後、民営化推進委員会において公募条件等に関する審議を重ね、8月28日に事業継承者の公募に関する答申を受けたところです。

この答申内容を踏まえ、事業継承者の応募資格や基本条件、選定基準等を定めた「仙台市ガス事業民営化に関する募集要項」を策定しましたので、これを公表するとともに、9月2日より事業継承者の公募を開始します。

 

1　公募開始日

9月2日（水曜日）

 

2　譲渡対象

（1）譲渡対象事業

ガス小売事業（簡易ガス事業を除く）、一般ガス導管事業、特定ガス導管事業等

（2）譲渡対象資産

現金・預金等や事業に利用されない不動産等の資産を除く、事業譲渡日において譲渡対象事業を構成する一切の資産。

 

3　応募資格

1. 応募者は、単独の構成員または複数の構成員によって構成されるグループとする。
2. 構成員のいずれかが、一般または特定ガス導管事業者であることを条件とする。

 

4　事業継承手法等

1. 本市は事業譲受会社への出資は行わず、円滑な事業継承のため、新たに財団法人を設立し、事業譲受会社から業務の一部を受託する。
2. 財団法人による業務受託期間は、原則5年以内とする。

 

5　基本条件（事業譲受会社が遵守すべき事項）

1. ガス局の現在の保安水準を確保するとともに、現在実施しているサービスと同程度以上のサービス水準を維持すること。
2. ガス料金は、止むを得ない事由による場合を除き、事業譲渡後5年間、事業譲渡日前日の料金水準を上回らないこと。
3. 事業譲受会社の本社を仙台市内に新たに設置すること。
4. 事業提案内容やその履行状況を確認できるよう、事業譲渡後5年間、仙台市に対して報告を行うこと。
5. 事業譲受会社は、事業譲渡後5年間、原則として、本社所在地の市外移転、事業譲渡、継承した事業用不動産の譲渡等を行わないこと。

 

6　要請事項（事業譲受会社に期待する事項）

1. サービスの多様化、質の向上に努めること。
2. 新たな雇用の創出に努めること。
3. 地域の関連事業者との連携を引き続き図るとともに、取引機会の拡大に努めること。
4. 地域社会の持続的な発展に貢献するとともに、地域経済の発展を牽引すること。

 

7　事業譲渡日

令和4年度における、別途合意する日

 

8　最低譲渡価格

400億円（消費税および地方消費税相当額を除く）

 

9　優先交渉権者の選定について

　（1）選定方法

民営化推進委員会が審査基準に基づき提案書の審査を行い、最優秀提案者および優秀提案書を選定。民営化推進委員会からの答申を踏まえ、本市が優先交渉権者を決定します。

（2）審査基準（計200点）

1. 全体事業方針（40点）
   提案の基本コンセプト、事業継続の確実性、社会貢献への取り組み
2. 安全・安心な安定供給体制および保安体制（40点）
   安定供給・保安体制、原料調達
3. 市民サービスの向上（30点）
   サービス水準の維持・向上、ガス料金
4. 地域経済の活性化（30点）
   地域経済への貢献、市内への本社の設置、地元雇用の取り組み、関連事業者との連携
5. 譲受希望価格（60点）

 

10　スケジュール

令和2年度

• 9月2日（水曜日）
  公募開始
• 10月29日（木曜日）
  資格審査書類の提出期限
• 12月中旬～令和3年2月上旬
  円滑継承協議
• 3月上旬
  提案審査書類の提出期限

令和3年度

• 4月～5月
  提案審査
• 5月下旬
  優先交渉権者決定
• 6月
  基本協定締結

令和4年度

• 事業譲渡

※公募スケジュールが一部変更になりました。詳しくは記者発表資料「ガス事業の民営化に関する公募スケジュールを変更します」、ガス局ホームページ「仙台市ガス事業民営化に関する事業継承者の公募開始について（令和3年2月17日修正）」（外部サイトへリンク）をご覧ください。

 

募集要項

仙台市ガス事業民営化に関する募集要項（令和3年2月17日改訂）（PDF：1,925KB）

仙台市ガス事業民営化に関する募集要項【様式集及び記載要領】（PDF：496KB）

詳しくはガス局ホームページ「仙台市ガス事業民営化に関する事業継承者の公募開始について」（外部サイトへリンク）をご覧ください。