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更新日:2022年4月27日
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令和4年4月26日
先ほど国内の(ペットボトルのリサイクル率の)お話をされていたと思うのですけれども、仙台市ではどういうリサイクル状況なのかということと、あと市民の皆さまにこのペットボトルを通じてどういうことを意識してほしいか、市長からメッセージがあればお願いします。
プラスチックの循環というのを推進していくためには、資源を繰り返し利用できるこの水平リサイクル、ペットボトルで使ったものは再びまたペットボトルとして利用するというような質の高いリサイクルの推進ということが重要であるという認識の下で、先ほどもお話しいたしましたけれども、伊藤園さんとティーエムパックさん、そして本市、この3者で水平リサイクルを推進していく協定を結ばせていただきました。その中でまだまだ十分ではないとは思っておりまして、さらにワケルくんという本市のごみ減量キャラクターをこのようにデザインして、皆さんにも水平リサイクルをよく知っていただこうという取り組みを進めるということになったわけです。今どのぐらい水平リサイクルが進んでいるのか本市の状況の詳しいところはちょっと分からないのですけれども、なお推進できるようにしていきたい思いが込められております。
(廃棄物企画課長)
仙台市における水平リサイクルの状況ということですけれども、ペットボトルにつきましては仙台市では平成9年から分別収集を行っておりますけれども、こちらについては国内のリサイクルを統括しております国の指定法人である日本容器包装リサイクル協会というところに引き渡しをいたしまして、この協会の方で入札によってリサイクルが行われているといった状況でございます。何にリサイクルされるかということにつきましては、このリサイクル協会でリサイクル業者を選定して行うということで市町村の方でその用途については指定ができないということになっておりまして、リサイクルそのものは8割を超えているのですけれども、水平リサイクルの割合というものについてはかなり少ないというような状況に、国としては全体としてはなっているというところでございまして、今回仙台市でこの水平リサイクルの取り組みを進めるために、伊藤園さん、ティーエムパックさんと連携協定を締結して4月から取り組みを行っているというところでございます。
普通にリサイクルするのと違って、このように水平にペットボトルをもう一度ペットボトルにするメリットがどういうところにあるのかというのを改めて教えていただきたいのと、先ほど国内でも珍しいとおっしゃった点が具体的にどういうことなのか、もう少し詳しく教えてもらってもよろしいでしょうか。
先ほども話がありましたけれども、ペットボトルからこれをペットボトルにまた再利用していくということがそもそも少ないのですが、それを推進していくためにこのように連携協定を結んで取り組みをするということ自体が大変珍しいということです。それと今回質の高いリサイクルと申し上げておりますけれども、ペットボトルは先ほどもご説明しましたが回収をされた業者がいろいろなものに再利用されるわけです。そしてそれがどういう形になっていくのかというのが、例えば衣服になったり例えばいろいろな公園の敷居というのでしょうか、そういうところの園芸用品に変わったりとかあるいは荷物を輸送するときの載せる台になったりとか、いろんな再利用の仕方があるのだと思うのですが、ペットボトルをそのままペットボトルにするというこのことがかなりいい形での循環だと思うのです。ここにあまりいろんな仕組みが入らないというだけあって、こういうことを進めること自体がCO2の削減に結び付くであろうという考え方というふうにご説明させていただきたいと思います。
(廃棄物企画課長)
今市長からもご説明申し上げましたけれども、ペットボトルのリサイクルにつきましてはかなりいろんな用途にリサイクルをされているというところがございますけれども、衣服とかそういったものにつきましては(リサイクル後)大抵1回の使用であとは焼却されるといった形になります。こちらの水平リサイクルにつきましてはまた同じものに繰り返し利用できるということで、まさにプラスチックの資源循環ということでより質の高いリサイクルと位置付けられるというものでございます。
ペットボトルからペットボトルの水平リサイクルがこれまで進まないというのはつまり費用面での壁があったという理解でいいのでしょうか。また今回のペットボトルを(再生)ペットボトルにして売り出すに当たっての仙台市としての持ち出しみたいなものはあるのですか。
(廃棄物企画課長)
ペットボトルからペットボトルの水平リサイクルにつきましては、なかなか今まで技術面での課題というかそういったところもあって(進まない)というところがありましたけれども、各事業者さんの方で環境負荷の低減といったようなところでその取り組みが進められてきているという状況でございます。それからこの販売に当たりまして仙台市からの持ち出しというものについては特段ございません。
今回、伊藤園、ティーエムパック、この3者の連携協定を結んで4月から取り組んでいると。これは他のところと同様の連携協定とかそういうお考えというのはあるのでしょうか。
(廃棄物企画課長)
具体的にそういった働きかけ等がございましたらその内容に応じてこちらの方で検討してまいりたいと考えてございます。
今回のペットボトルからペットボトルにするという水平リサイクルの方法ですけれども、例えばスチール缶とかアルミ缶とか他の容器でも可能なのかなと素人からは思うのですが、そういうところに手を広げていくとか仙台市として業者を見つけていくとかそういう広げ方は検討されたりしているのでしょうか。
今のところアルミ缶等々についての話は出ていないと承知していますけれども、担当の方でいろいろと企てがあるかもしれません。
(廃棄物企画課長)
現在のところ特段その予定はございませんけれども、缶等についても従前から分別収集を行いましてリサイクルをしておりますので引き続きリサイクルが進むように取り組んでまいりたいと考えてございます。
(販売)本数だったりとかあと販売期間だったりとかというのは何か決まっていたり期間限定なのかということを教えていただければと思います。
まずこのデザインボトルの(販売)本数と売り出し期間という質問でよろしいでしょうか。初回出荷分としてはこのワケルくんの箱で最大5千箱、12万本分が販売されると伺っておりますが、これがいつまでという期間について正式には聞いてはおらないところですけれども、必要に応じて多分増強されていくのではないかと期待をしています。
去年から伊藤園さんとティーエムパックさんと連携協定を締結されて水平リサイクルを進めているという話だったと思うのですけれども、そちらの(テーブルの上の)ペットボトル自体は水平リサイクルなのかどうかということもちょっと気になりまして、水平リサイクルを推進しているというふうなデザインボトルが水平リサイクルされているのかどうかということがちょっと気になって、せっかくPRだったらそれも面白いのかなと思って伺いました。
(廃棄物企画課長)
今市長の前に置かれているペットボトルにつきましてはまさに使用済みのペットボトルからリサイクルしたペットボトルというところでございます。それから販売につきましては特に期間は定めておりませんで、伊藤園さん、ティーエムパックさんと連携してこの取り組みを進める中で継続して販売していただけると伺っております。
販売エリアというのはどこまでになるのでしょうか。宮城県内限定ですか。
仙台市内の自動販売機を中心に、一部の小売店でもということだと聞いております。伊藤園さんの営業範囲、これは伊藤園さんの麦茶ですからそういうことになるのだろうと思います。具体的にどのお店ということはまだはっきりとは承知をしていないところです。
(廃棄物企画課長)
このワケルくんのデザインのペットボトルにつきましては、市内の自動販売機等で、あと一部店舗の方でも販売されるというところでございまして、ただ仙台市で伊藤園さんの方に引き渡したペットボトルの、先ほど約1億本のペットボトルに水平リサイクルされるということでご説明をさせていただきましたけれども、その一部ということで他の商品につきましては今回のこのペットボトル飲料に限らず、さまざまな伊藤園さんの商品の方で東北地区にも出荷をされると伺っております。
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