令和6年4月1日

新年度がスタートいたしまして、皆さまそれぞれの春を迎えておられることと思います。

午前中の職員訓示でもお話をしたところですが、昨年度、都心再構築や脱炭素先行地域など多くのプロジェクトが動き出しました。今年度はこの流れを確かなものとすべく、「仙台」を国内外に強く打ち出していく重要な1年であると思っております。

昨年、私がシリコンバレーを訪れたこともきっかけとなって、5月には世界的なイベントであるPokemonGoFest2024が、ここ仙台でも、ニューヨークやマドリードといった国際的な大都市と並んで開催されることになりました。この機を逃さず、仙台の美しい新緑の季節に本市の多彩な魅力を世界に向けて発信してまいりたいと存じます。

また、国内外から選ばれる都市を目指して、本市がこれまで進めてきた「人中心のまちづくり」をさらに高いステージへと押し上げるために、誰もが自分らしく活躍できる世界レベルでのダイバーシティの実現に向けた検討を行ってまいります。

6月には、ここ仙台で東北絆まつりが開催されます。東北のゲートウェイとして東北全体の魅力を国内外にPRをして、東北ブランドの強化、そして交流人口の拡大につなげてまいります。

能登半島地震では多くの方々が犠牲となられ、今なお厳しい避難生活を送られている方々が大勢いらっしゃいます。復旧・復興には長い時間がかかります。東日本大震災を経験した私たちは全国からの支援の心強さを誰よりも理解をしています。その思いを忘れることなく、被災地に寄り添った支援を今後も行ってまいります。

仙台を次のステージへと確実な歩みを進めるため、本年度も市役所一丸となって全力で取り組んでまいりますので、どうぞご理解とご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。

 

仙台市長　郡　和子