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更新日:2024年7月10日

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深沼海水浴場を試行再開します(質疑応答)

令和6年7月9日

 

質疑応答の内容

今回の試行再開というのが14年ぶりというお話があったと思うのですが、これは何から14年ぶりというふうに、具体的にどういったところが14年ぶりなのか、まず確認させていただいてもよろしいですか。

A1

深沼海水浴場は仙台市内にある唯一の海水浴場として、震災前、多くの皆さま方にご活用、ご利用いただいてきたところです。しかし、残念ながら2011年3月11日の震災の後、さまざまございまして海水浴場としてのオープンはなかったところですけれども、さまざま海浜のお楽しみのイベントなども試行的に実証実験も含めて取り組みました。このたびは7月15日から35日間という通常の、震災前の夏と同じ期間開設をして、皆さんに海水浴を楽しんでいただくという、そういう意味で14年ぶりというふうに申し上げました。

 

Q2

荒浜地区というのが集団移転が進んでいた地域で、やはり震災のことでなかなか訪れられない方も多いとお伺いしますけれども、にぎわいの創出と震災の伝承という2つの点についてどういうふうに市長として進めていこうというふうにお考えになっているかお聞かせください。

A2

先ほども申し上げましたけれども、震災前は唯一の仙台市内の海水浴場として多くの方々に利用していただいたところでもございます。そしてこの間、震災の後もさまざまな取り組みをしてまいりましたけれども、今回はやはり東部沿岸地域のにぎわいづくりに向けて本格的な海水浴場の再開ということもあるというふうに思っておりまして、それを見据えて、アフターコロナにおけるニーズの把握、それからまた運営に係る課題、これもいろいろあろうかと思います。今まで海の家を運営していただいた皆さんたちですとか、多くの方々のご協力、地元の方々のご協力もあったわけですけれども、そういう意味ではまた新たに運営に係る課題も見つけ出して今後につなげていく必要があろうかと思いまして、今回はこういう形で試行的に行うことにさせていただきました。

 

Q3

その課題のところで、やはり地元住民の方がいらっしゃらないということで、これまで震災前は地元の方と(仙台観光)国際協会とかが協力して運営ができていたということがあると思うのですけれども、そこの課題というのは、現地の人手、担い手不足だったりとかというのはどういうふうに認識されているのでしょうか。

A3

例えば海水浴場の施設整備ですとか、それからまた開設して運営をしていく上でどういうことが必要だったのかということをずっとノウハウとしてお持ちになっていただいていたわけですけれども、10年以上もそれが途絶えてしまって、これをどのように再構築できるのかということが課題だというふうに思っております。そういう意味で安全に安心して海水浴を楽しんでいただける、ご家族連れで楽しく過ごしていただける、そうした海水浴場の開設に向けてどのようなものが必要なのかということも十分に検討していく、その試行的な取り組みになろうかというふうに思っているところです。

 

Q4

今回、この深沼海水浴場は試行的に再開することとしますというような記載になっています。試行的というのは、今おっしゃった開設期間等は従前の期間と変わらない中でどの点を捉えて試行的というふうな判断なのでしょうか。

A4

まず、これまで長らく開設ができていなかったところで、例えばおいでになられる方々の駐車場の問題をどうしていこうかですとか、万が一津波が来たときに避難をしていただくのにどのようにしていったらいいかなど、少し検証していくことも必要なのだと思います。また実際のニーズというのも把握させていただきたいと思っています。また、安全に楽しんでいただくための、それこそ監視員の方々、資格を持った方々が必要だろうというふうに思っておりまして、その方々の人材をどのように確保していくのかという課題もあろうかと思います。それらいろいろなことを含めてやってみて、今後につなげられたらなという思いでいるところです。

 

Q5

先ほど(来場者の)入れ替えをして(最大滞留人数を)800人に制限するというふうにお伺いしたのですけれども、その点は例えば時間制限を設けての入れ替えになるのかとか、あと訪れた方が入れる可能性、800人満杯の状態で行ったときに入れる可能性があるのかということをちょっと詳しく知りたいなと。

A5

(観光課長)

まず入れ替えの話ですけれども、遊泳時間を9時から12時と1時から4時に区切って行います。従いまして、12時から1時については海の安全を確認する時間というのと入れ替えを兼ねた時間ということで遊泳の休止時間というのを設けさせていただきます。なので、物理的にこのお昼の1時間(は)泳げませんので、それで帰られる方も増えてくるだろうし、午後から来られるという方もいらっしゃるだろうというふうに思っております。また入場制限を行いますので、今の状況、混雑の状況については随時ホームページやSNS等でも発信をさせていただきながら、混み状況を市民の皆さまにご理解いただいた上でご来場いただきたいというふうに考えております。