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更新日:2016年9月20日
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継続・廃止につきましては、評価の基準が定まっていますので、後ほど担当からご説明します。
この都市計画道路のいわゆる廃止と存続により、都市計画道路の現計画の計画延長を削減していくとどういうことになるかということですが、先ほどご説明したとおり、事業が長期間かかりすぎることにより、ご承知のように建物を建てるときの制約など、計画区域に入っている方への制約がたくさんあります。本当に必要なものに厳選していくことにより、そうしたご負担を強いている方々の負担を全体として軽減していくことになるのではないかということです。
仙台市の道路網が厳選されることによって、クリーンな街仙台と言いますか、これから低炭素社会をつくっていく中では、公共交通を中心にしていくことが欠かせない戦略であると思います。野放図に外縁に道路が広がっていくというより、都市計画道路も含めてコンパクト・スリム化していくことにより、公共交通の優位性を高めていくという長期的な都市像にしていきたいと思います。
そうですね。コンパクトシティというのは、仙台市の現総合計画でも目指している一つの在り方ですが、人口減少社会が確実にきて、財政的制約や環境面からの要請がある中で、道路というこれまで伸びていく一方だったインフラに対して、初めてこれを縮小局面に導入しようという意味では画期的な一つのご提案と言いますか、考え方の転換という自覚を持って進めたいと思います。
仙台市では都市計画道路の見直しは、これまでも部分的にはやってきましたが、今回のような全面的に評価基準を作り、総合的に見直しを行ったことは初めてのことで、結果としてかなり踏み込んだ削減率になっているということも画期的なことではないかと思います。
ただ個別路線につきましては、これまでの長い時間の経過であるとか、例えば部分的に先行買収が入っていて自分の土地の手前までそれが進んでいるといった地権者の方もおりますので、今後いただくご意見の中では厳しいご意見も当然あるのではないかと思っています。
しかし、先ほどから申し上げているような、仙台市の低炭素社会の都市づくり、人口が減少していく中で道路がどうあるべきか、このまま外縁に伸びていくだけでいいのか、また、実際に都市計画道路が現状のままでは、現在の事業費では作るのに80年もかかってしまいます。
このような超長期の計画にならざるを得ないという状況を放置していいのかといったことを総合的に勘案すれば、街づくり全体としては今回のような都市計画道路のある意味では選別というものは避けられない課題であろうと思っています。そのことをじっくりとご説明申し上げてご理解をいただけるようにしていきたいと思います。
それぞれどういった理由でどのようなお考えで反対かというのはさまざまだろうと思います。私どもとしてはこれは一定の基準によってお示しする素案です。いただくご意見の内容を精査した上で市としてそれらをどう受け止めるかについて、市議会等も通して発表させていただくことになると思います。
ご意見をお聞きしていくということですので、まったくあり得ないということではありません。
平成22年6月1日 仙台市長 奥山 恵美子
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