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更新日:2016年9月20日
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市民力については、ドイツの方々から避難所がなぜあのように何もかもがない極限的な状況の中で、暴動なども起きずにスムーズに運営をされたのかということでおたずねがありました。
それについては日本には町内会という地域において一定の高い割合で、市民の方々が参加し、共同でボランタリーにより運営する団体がどの地区にもできていて、仙台は大都市だけれども、そういう地域団体による統合というのが高い都市だということと、その団体の皆さまが、行政ができない部分を、かなり自主的にいろいろ作業してくださったことが大きな理由だろうと思うと話しました。
また、仙台の場合は30数年前に宮城県沖地震があって、これは世界的に知られるような地震ではないけれども、まち全体としてもう一度来ると言われたその地震に備えていたことも、今回の場合には有効に役立った部分だというお話をさせていただきました。
防災というと、日本ですと人間の行動の方、例えば町内会の対応や、避難所の運営といったことに着目する部分が比較的大きいわけですが、今回の受賞でドイツの方のコメントで、なるほどと思ったのは、街のハード面で建設の方からもそれに向かった目標を立ててやっていく都市計画や、公共施設の建築の面でも防災を意識した持続可能性を高めるような建築をしていく発想がとても強いということです。
我々も日本も、個別にはそういうことを考えてやっていますが、なかなか大きな形ではまだ浸透していないと思いますので、その辺は改めて参考にして一つの課題としてやっていきたいと思いました。日本の場合は1回課題で共有すると、進み方は結構早くなりますので、意味が大きいかと学んで帰ってきました。
仙台市長 奥山 恵美子
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