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更新日:2016年9月20日
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一つは、例えばこれからの人口減少社会を迎えるときに、中古住宅の売買が必要になってくる場合があります。両親が団地に住んでいるが、子どもたちはその団地に住むつもりはないとすると、その不動産を売却する場合、買う側からすると従前の土地がどういう状況だったかは、分かりようがありません。そういった時に、今回のマップを見ていただくと、ある程度基本的な状況が分かります。
ただ、盛り土か切り土かというだけで、安全か危険かというわけではもちろんありません。宅地造成等規制法の施行前か施行後かという大きな問題がありますし、その土地に対してどういう形成の方法、くい打ちをどこまでしたかとか、擁壁をどのような工法で作ったかということもありますので、心配だという方に対する第1次情報として、今回のマップは大変参考になると思います。
それを読んで、ある程度安心だ、造成年代からいっても宅地造成等規制法施行後だし、盛り土、切り土の中でも、それほど深い埋め立てではないなどが分かれば、それはそれで安心ですし、まだ心配だとなれば、改めて仙台市に土地として安全確認はどう行ったら可能かということを問い合わせていただくとか、また、このたびの震災ではどうだったかということを、不動産事業者を通して確認してもらうとか、判断の初期情報として、このマップを使っていくことが土地の不動産流通の場合に今後求められるのではないかと我々は思っています。
仙台市が持っている資料を中心に、見やすくしたものです。
普通の方が何丁目何番地に何メートルの盛り土があるといっても、GPSでも持って現地を歩かない限り、なかなか実感として分かりにくいので、地図の形にすることによって、この辺はおおむねこういうことだという、第1次的に分かりやすく、最近の言葉で言えば、「見える化した」と理解いただければと思います。
今まで個別に専門的な方が数字の情報を拾ってみないとつかみづらかったものを、地図上に色付け等をすることによって、把握しやすくしたと考えていただければと思います。
できる範囲で個別に回答していました。ただ、例えば不動産の流通の場面で考えると、1件ずつ電話いただいて、調べて1件ずつをお答えするのでは大変時間もかかります。
5月17日からはホームページでも見られるようになります。そうすれば複数の箇所を市民の方が自分の家のパソコンで確認することもできますので、よりポイントを絞った質問をこちらにいただくことも可能になると思います。
〔開発調整課長〕
無料です。
〔開発調整課長〕
他の都市では、11都市で約3000平方メートルを超える盛り土区域に限って、エリアを示したものを公開しています。仙台市の場合は、深さや高さを段階的に、また、造成履歴によりいつの年代にできたかが確認できるところが全国で初めてとなっています。
〔開発調整課長〕
過去の資料に基づく作成ですので、過去の資料が残っていないところは現在の地形と重ね合わせられませんので、過去の資料が残っている範囲で作成しています。
開発された団地を中心に、丘陵部で作成しています。大きい団地は全て記載されています。
仙台市長 奥山 恵美子
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