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更新日:2016年9月20日
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まだ具体的に申し上げる段階ではありませんが、来年度は行財政改革の見直しを進めていく段階になると思います。行財政改革は、どちらかというと事業の改廃、その事業をやめることに大きな比重が置かれていたと思います。これからはもちろんそういう見直しも大事ですが、民間的な言い方をすると、職員一人一人の生産性をいかに上げて、少数精鋭でやっていくかも問われていると思います。そういう意味では、これまでの役所的な人材育成、例えば昇任に合わせて悉皆(しっかい)研修があり、その中でいろいろな講義を聞くなどをしていますが、それを見直していくことも含めて、来年度取り組みをしていきたいと思います。
それは必ずしも地方創生だからということではありませんが、新しい課題にこの社会が直面している時に、そこをブレイクスルーしていく知恵、そこを乗り越える発想を持つ人は、従来型の人材育成だけでは育たないのではないかという危機感を感じていますので、育て方から変えていくことによって、新しい力が職員の中に体現されてくるのではないかと思っています。
試験という形になるかどうか。職員が市役所に入ったときに持っていたまちづくりに貢献したい、自分の力を生かしたいという初心を、どうやってこのまちの現実の中で自分の意欲を損なわないような形で3年、5年、7年、10年と伸ばしていけるのか。今まで役所はどちらかというと、昇任や昇格があったときに必要な知識を与える形で、後はおのずから伸びなさいというところがあったと思います。そこに対してもう少し、われわれのこう伸びてほしい、こういうことを身につけてほしい、こういう形で自分の専門性を生かしてほしい。それは処遇ともすり合わせていかなければいけないことだと思いますが、そういうことをもう少しきめ細かく考えていく必要があるのではないかという問題意識を持っています。
まちとしてきれいで、住み心地の良い、落ち着いて勉強ができる環境があるという評価を常にいただいています。例えば、国際的な学術会議を開催するには東北大学という大きな大学もありますし、一つのアドバンテージだと思います。
また、被災地で100万都市であって都市として防災力が大変高くなりうる都市です。3月に開催する国連防災世界会議などによって、今後市民協働の防災のまちづくりをさらに進めていけば、そういう意味でも仙台の都市ブランドは高くなっていくと思います。
今後、新しい展示施設が国際センターの隣にオープンし、実際に稼働します。ハード面を生かしていくことで、今までよりも可能性が広がると思います。今後の課題になりますが、その上に着実に実績を重ねて、今度はノウハウやおもてなしや運営のスムーズさ、そういったものをわれわれが身につけて、今言ったようなこととタイアップして1+1の力を3なり4なりで発信していくよう取り組んでいきたいと思います。
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