ホーム > くらしの情報 > 住みよい街に > 住まい > 仙台市の計画・施策・調査 > 市営住宅に関する計画等 > 仙台市営住宅長寿命化計画(第二期)について(概要版)
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更新日:2023年7月19日
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仙台市では、平成22年3月に「仙台市営住宅長寿命化計画」を策定し、令和2年3月までの10年間に、市営住宅や復興公営住宅等について、適時の点検、修繕や、外壁・屋上・防水改修などの改善事業、鶴ケ谷第一市営住宅団地の建替事業等に取り組んできました。
市営住宅等の管理にあたっては、予防保全的な管理・修繕等が建物の長寿命化に重要なことと認識しつつも、厳しい財政状況等によって事後保全的な措置とならざるを得ない状況でもあり、長寿命化の視点を含めた効率的な更新計画等が必要となっています。
今回は、引き続き市営住宅や復興公営住宅等の長寿命化に資する予防保全的な管理や改善を計画的に推進し、ライフサイクルコスト(LCC)の削減と事業量の平準化を図るため、「仙台市営住宅長寿命化計画(第二期)」を令和2年3月に策定しました。
計画の対象:仙台市が管理している市営住宅等11,979戸
計画の期間:令和2年度~令和11年度の10年間
平成7年度以降整備された住戸はバリアフリーに対応しているほか、空き住戸の住戸改善を実施してきたことにより、バリアフリー対応住戸数は6,517戸と全対象戸数の半数を超えました。今後の高齢化の進展を見据え、早急にバリアフリー化された住戸を増やす必要があります。
平成7年度以降整備された住棟にはエレベーターを設置しているほか、既存住棟に新たにエレベーターを設置してきたことにより、設置戸数は6,278戸と全体対象戸数の半数を超えました。しかし、階段室型の住棟については設置が困難なものも多く、今後設置が可能な住棟は限定されます。
平成6年度以前に整備された住棟の多くは、入居者が浴槽・給湯器を設置していました。当時の浴槽・風呂釜は高齢者等にとって使いづらいこと等から順次更新を進めていますが、未だ約7割の住戸に留まっているため、引き続き更新を進めていく必要があります。
1.法令に基づく定期点検及び全住戸を対象とした日常点検を効率的に実施
2.建物の長寿命化及びバリアフリー化、住棟設備の機能向上を図る改善の計画的な実施
3.鶴ケ谷第二市営住宅の建替再整備事業の推進
4.戸建復興公営住宅の払下げ事業の実施
項目 | 事業概要 | 対象 |
---|---|---|
長寿命化型改善 | 居住性や安全性が確保されており長期的な活用を図るべき住棟において、耐久性の向上や躯体の劣化低減、維持管理の向上の容易性向上の観点から予防保全的な改善を行う。 | 1.屋上防水及び外壁改修・設備配管改修を実施 対象住棟 134棟 2.共用部照明設備のLED化更新 対象住棟 204棟 |
福祉対応型改善 | 入居者の高齢化の進展を見据え、住宅の円滑な利用を促進し、高齢者等が安全・安心して居住できるよう、住戸内、共用部のバリアフリー化を進める。 | 1.住戸内簡易バリアフリー改修 約3,600戸(400戸/年) 2.住戸内バリアフリー改修 16戸 3.エレベーターの設置 階段室型中層住棟 18棟 4.階段室への両側手摺設置 18棟 |
居住性向上型改善 | 住棟設備の機能向上を行い、居住性を向上させる。入居者が設置した浴槽・給湯器がある住戸は引き続き更新を進めていく。 | 風呂設備設置 対象住戸 約3,700戸(600戸/年) |
建替事業 | 鶴ケ谷第二市営住宅の建替再整備事業を推進する。 | 再整備戸数 約1,100戸 (震災後建て替えた58戸を含む) |
戸建復興公営住宅 の払下げ |
東日本大震災の被害によって、集団移転先に住宅を自力で再建できない特定の被災者を対象として整備した戸建復興公営住宅について、希望者に対して譲渡手続きを進める。 | 住宅建設後5年を経過した住宅 対象住宅 92棟 |
仙台市営住宅長寿命化計画(第二期)【概要版】(PDF:2,037KB)
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