若林区
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更新日:2024年2月22日
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かつて若林区井土付近に生息していた、固有の遺伝子を持つ野生のメダカ「井土メダカ」。東日本大震災の津波被害により、地域から姿を消してしまいましたが、震災の前年、宮城教育大学が研究用に採集していたことで、奇跡的に絶滅を免れました。
これまで、そのメダカたちをふるさとである六郷東部地区へ帰そうと、宮城教育大学・八木山動物公園・地元住民・若林区役所などが連携して、様々な活動を行ってきましたが、令和3年3月、東六郷小学校跡地に整備した東六郷コミュニティ広場(令和3年4月オープン)の「メダカ池」にメダカを放流し、ついに井土メダカが里帰りを果たしました。
※八木山動物公園フジサキの杜との協働で出展します。
井土メダカをふるさとの六郷東部地区に帰す、これまでの活動を紹介するPR動画を制作しました。
東六郷コミュニティ広場の「メダカ池」に井土メダカを放流する様子も収録しています。
※当初は、令和3年3月27日の東六郷コミュニティ広場の完成を祝う式典内での放流を予定していましたが、昨今のコロナ禍の影響により式典を中止したため、同日、地元里親の協力を得て、メダカ池への放流のみ行いました。
八木山動物公園と若林区との共催により、令和3年4月にオープンした東六郷コミュニティ広場で井土メダカの放流会を開催しました。
第1部では、里親のみなさんや六郷東部地区のみなさん、宮城教育大学の学生さんなど、30名以上の方にご参加いただき、みなさんが持ち寄った井土メダカをメダカ池に放流しました。
第2部では東六郷コミセンで交流会を開催、宮城教育大学棟方先生によるこれまでの井土メダカ保全事業の報告の後、今後の事業展開などについて、みなさんで活発な意見交換を行いました。
井土メダカを放流する里親 里親交流会の様子 メダカ池に放流した井土メダカ
八木山動物公園と若林区との共催により、市内各地で井土メダカを飼育するメダカ里親のみなさんを、井土メダカのふるさとである六郷東部地区にお招きして、交流会を開催しました。
里親のみなさんや六郷東部地区のみなさんなど、計24名の方にご参加いただき、これまでのメダカ里親事業のご報告や、六郷東部地区と東六郷コミュニティ広場「メダカ池」のご紹介、宮城教育大学棟方先生とメダカ里親丹野さんによるトークなどを実施しました。
当日の会場の様子 棟方准教授と丹野さんによるトーク 活発な質問や意見が飛び交いました
関連リンク
メモリアル交流館での展示 柏木市民センターでの展示 東北工業大学一番町ロビーでの展示
貴重な地域資源である井土メダカをシンボルとして活用しつつ、六郷東部地区の魅力を地域外に発信することにより交流のきっかけづくりを行うために、市内各地でパネル展を展開しています。
仙台防災未来フォーラム2023に、昨年同様、八木山動物公園フジサキの杜との協働で出展してきました。当日は約3,900人の来場があり、井土メダカの保全活動や六郷東部地区のまちづくりについて、たくさんの方々にご紹介することができました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
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