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更新日:2021年9月29日
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マダガスカルには現在2697万人(2019年、世界銀行より)の人が暮らしています。
アフリカ大陸に近いですが、ポリネシア系のアジア人が古くに入植しており、その後、インドやヨーロッパ、アフリカ大陸から来た人たちがまざっているので、マダガスカルの人びとの顔立ちは実にさまざまです。
首都の街並み
マダガスカルの首都、アンタナナリボは標高1,200から1,400メートルの中央高地にあります。年間の平均気温が18度と低く、海岸沿いの都市よりも涼しい地域です。
マダガスカル最大の都市であるともに、中央政府諸機関が立地する、経済・政治・交通産業文化の中心地です。人口は330万人(2020年、Population Statより)と、マダガスカル全人口の1割以上を占めます。
市場の様子
首都には輸入品も扱う大型店もいくつかありますが、国内各地から集まったさまざまなものが販売される地域ごとにある市場は、鮮度が良く価格も安いので人気です。
首都周辺の市場では食料品や衣類、雑貨、書店、工芸品などほとんどのものがそろいます。
お肉や魚も常温での販売なので、鮮度を考えると午前中の買い物がおすすめです。
値札は無いことが多く、「これいくら? たくさん買うのでおまけして!」と交渉しながら買います。
品目 | 価格 |
---|---|
生きたままの鶏 1羽 | 550円 |
豚肉 250グラム | 70円 |
お米 10キログラム | 640円 |
卵 10個 | 150円 |
バナナ 500グラム | 25円 |
砂糖 1キログラム | 80円 |
塩 1キログラム | 30円 |
たまねぎ 1キログラム | 75円 |
ニンジン 1キログラム | 30円 |
じゃがいも 1キログラム | 45円 |
(2020年9月の価格)
マダガスカルの郊外に比べると、アンタナナリボは病院・学校などの施設や道路が整備されていますが、一方で、人口集中による交通渋滞の慢性化、排気ガスによる大気汚染、不衛生な環境、治安悪化などの社会問題もあります。
ござを編む婦人と子どもたち(南部)
村落部では、米やトウモロコシなどを自給自足で生産し、労働力であり食料でもあるウシやヤギなどを飼育しています。
生活に必要なものは自分たちの手で作ることが多く、農作物の他にござやかごなど手仕事で作ったものを市場で売って、現金を得ている人もいます。
マダガスカルの主食はお米です。
1年に1人あたりの消費するお米は140キログラムといわれ、日本人の約2倍も食べています。
マダガスカルでは南部の乾燥地帯以外の全国で米作りをしており、熱帯の一部の地域では年に2回、3回収穫している場所もあります。
労働力にも食料にもなるゼブ牛が暮らしを支える
道路、病院や学校といったインフラが未整備なところも多く、政府の支援が行き届かない状況です。
また、ウシの放牧や畑を作るための焼畑や野焼き、生活に使用する木材利用により、この国に残された森林が破壊されています。
電化製品はもちろん、水道や電気がない暮らしをしている村落部の人々は、日々の生活や稲作を家族や近所で協力し、助けあって暮らしています。
水汲みやたきぎ集めは子どもたちの仕事です。
ちょっと大きな子どもたちは兄弟や近所の子の世話までしてくれます。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクス:022-229-3159