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更新日:2022年6月15日
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2022年3月27日(日曜日)、日立システムズホール仙台コンサートホールにおいて、仙台ジュニアオーケストラ2022スプリングコンサートが行われました。
新型コロナウイルスオミクロン株流行の影響を受け、2月1日(火曜日)から3月21日(月曜日・祝日)まで活動を中止せざるを得ず、練習回数が大幅に減り厳しい状況でしたが、演奏曲目を一部変更して、開催を決定しました。
昨年・一昨年は中止となったため、実に3年ぶりのスプリングコンサートの開催となりました。
指揮は、東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者など、多岐にわたってご活躍の大井剛史先生が務めてくださいました。
当日のリハーサルでは、講師の先生からのアドバイスを真剣な表情で聞く団員の姿が見られました。
14時、開演の時刻です。
コンサートは、コープランド作曲のバレエ音楽「ロデオ」より「ホー・ダウン」で幕を開けました。
リズムが複雑で難しい楽曲ですが、少ない練習回数のなかでもぴったり息を合わせて演奏しました。
続いて演奏したのは、リムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲。
華やかでスペイン情緒あふれる楽曲の魅力が存分に伝わる演奏となりました。
各楽器のソロも聴きごたえのあるもので、客席からは大きな拍手が送られました。
最後に、チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」から抜粋で、第2幕情景・ワルツ・4羽の白鳥たちの踊り・ナポリの踊り・チャールダッシュを演奏しました。
異なるキャラクターを持つ楽曲をそれぞれ情感を込めて演奏し、場内を感動に包みました。
ソロを立派に務め上げた団員にも、あたたかい拍手が送られました。
演奏を終えた団員たちの晴れやかな表情が印象的でした。
終演後には、スプリングコンサートを最後に卒団する高校2年生を送り出す卒団式を開催しました。
はじめに、仙台ジュニアオーケストラ団長の郡和子市長より、「この2年はコロナ禍にあり、ジュニアオーケストラの皆さんはじめ全国の子どもたちは様々な制限があり大変だったと思いますが、ようやく大勢の皆さんの前で演奏ができ、無事コンサートを終えることができました。ジュニアオーケストラが仙台のまち、市民の皆様にも大きな感動を与えています。また、本日卒団される卒団生23名の皆様のこれからの人生が輝かしいものとなると確信をしています。」とご挨拶を頂戴しました。
その後、卒団生代表の大久保広大さんから「コロナ禍で練習時間が限られた中での演奏会で、苦労をそれぞれ抱えていたと思います。果たしてこの演奏会ができるのか心配していた人も多くいたと思いますが、無事お客さんがいる中で楽しく演奏できたことを嬉しく思います。あたたかな雰囲気の中で、優しい仲間たちのおかげで音楽をすることの楽しさや喜びを感じることができました。」と挨拶がありました。
最後に、卒団生23名で卒業演奏を行いました。やわらかくあたたかい音色に涙する団員もおり、とても感動的な時間でした。
卒団式終了後、飲食なしの打ち上げも行いました。
企画係が考えたレクリエーションはとても盛り上がり、充実した内容となりました。
また卒団生全員に花束が贈られ、卒団生が一人ずつ仙台ジュニアオーケストラへの思いを語りました。
団員たちはコンサートが終わった達成感を味わいつつ、卒団生との別れを惜しみながらの閉会となりました。
次回の仙台ジュニアオーケストラの演奏会は、2022年10月23日(日曜日)に開催予定の「第30回定期演奏会」です。
フレッシュな演奏をお届けできるよう頑張ってまいります!
これからも、仙台ジュニアオーケストラをよろしくお願いいたします。
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