ココロン・スクールとは?
仙台市では、障害のある方もない方も共に暮らしやすい「共生の都・共生する社会」を目指して、様々な取り組みを推進しています。
ココロン・スクールは、学生の障害理解促進を目的として市内の「中高生」を対象に障害のある方からの講演等を実施した事業です。
令和5年度で終了し、令和6年度以降は、小中学生向け障害理解サポーター養成研修「となりのココロン」へ統合し、対象を小学生まで拡大して実施します。
令和5年11月10日 仙台市立茂庭台中学校でココロン・スクールを開催しました
開催内容
- 阿部まりさん(視覚障害当事者・盲導犬ユーザー)による講義・講話
- 障害体験学習「ブラインドクッキング」※目隠しをした状態で行う調理体験
- グループディスカッション「障害に対するイメージどう変わった?」
当日の様子
会場の様子
障害体験学習の様子
参加者の感想(事後アンケートより抜粋)
- 障害者のイメージが変わりました。障害について全然理解していなかったので、今日の授業で理解が深められたので良かったです。今日学んだことを頭に入れて、障害者の方を適切にサポートしていきたいです。
- アイマスクで料理するのが難しかったけど、あらためて学べたことがたくさんあってよかったです。
- 目が見えないからこそ感じる何かがありました。友達との信頼が深まった。
- 障害を持っていなくても持っていてもあまり変わらずに生活していけるんだなと思いました。でも、障害を持った方でも安心して普通に暮らせるようにするためには周りの人の助けや接し方にも大きく関わっているんだなと思いました。
- はじめは障害を持ってる方は可哀想だと思っていたが、私達と違いはないんだと気づきました。でも、私達には得意不得意があるのでお互いに助け合うことが大切だと思いました。
令和5年11月15日 仙台市立向陽台中学校でココロン・スクールを開催しました
開催内容
- 伊藤清市さん(下肢障害、車いすユーザー)による講義・講話
- グループディスカッション「障害に対するイメージどう変わった?」
当日の様子
会場の様子
研修の様子
参加者の感想(事後アンケートより抜粋)
- 障害者の方への接し方について、なんでもやってあげるのではなく、本人の意見を尊重してその人が困っているときだけ助けるのが大切ということがわかった。
- ココロン・スクールを受け障害者の話や大変だったことなどを聞いて自分たちにもできることがたくさんあるということに気づいた。これからそういうことも考えてこれから生活したいと思えるようになった。
- 障害は他人事ではなくて、近い将来事故などで自分も障害を持ってしまうかもしれないため、障害に対する意識を高めていきたいと思った。
- 障害者だから違うと決めつけてはいけないということがわかりました。
- 障害を持つ方からの視点を聞いたり、「障害」と聞いて何を思い浮かべるのかを考える時間があり、とてもわかりやすく楽しんで授業を受けることができた。
令和5年12月13日 仙台市立桜丘中学校でココロン・スクールを開催しました
開催内容
- 鴫原真一さん(視覚障害、白杖ユーザー)と早川大輔さん(聴覚障害、手話ユーザー)による講義・講話
- 障害体験学習「白杖体験」、「手話講座」
- グループディスカッション「障害に対するイメージどう変わった?」
当日の様子
会場の様子
白杖体験の様子
手話講座の様子
参加者の感想(事後アンケートより抜粋)
- 障害に対して、特別な偏見を持っていたけどただのハンディであることがわかって、特別な目で見るよりも、一人の人間として助ける事が大事だと思った。
- 授業の最初と最後で、考えがすごく変わったので、もっと色々なことを知りたい。
- 耳が聞こえない、目が見えないという世界は私には想像することもできなくて、もしそうなったらと考えたら怖くてしょうがないです。だけど、実際に障害者の方々にあって、目が見えているようだし、耳が聞こえているようでびっくりしました。
- 白杖体験では、サポートとのコミュニケーションがとても必要なのだなと思いました。段差を登るときに、どこにあるのかが分からなかったので怖いなと思っていましたが、友達(サポーター)が大丈夫などの声がけがあって段差を登ることができたのでコミュニケーションは大切なのだなと改めて思いました。
- 手話体験は、新しい言語を覚えるようなものなので、難しいと感じました。でも手話は障害じゃない人もできて、障害の人と話せる言葉のかわりなので、素敵だなと思いました。
- 障害に対しての差別などがあると知って、自分たちが変えていければいいと思った。
令和6年2月15日 仙台市立八乙女中学校でココロン・スクールを開催しました
開催内容
- 鴫原真一さん(視覚障害、白杖ユーザー)による講義・講話
- 障害体験学習「目隠し折り紙体験」
- グループディスカッション「障害に対するイメージどう変わった?」
当日の様子
会場の様子
目隠し折り紙体験の様子
参加者の感想(事後アンケートより抜粋)
- 「目隠し折り紙体験」について、今回は目をつぶった状態で折り紙をしてみたので今度はもっと難しい折り紙をしてみたいと思った。そして説明をすることで目が見えない状態でも折り紙を折ることができることがわかったのでもっと難しい折り紙を説明して折れるようにしたいと思った。障害によって困っていることが違うので調べてみて活かしていきたいと思った。障害者の方がいて困っていたりしていたら声をかけるようにしていきたいと思った。障害者の方のために何ができるのかを調べていきたいと思った。
- 障害の有無に関わらず、何か困っている方がいたら少しでも役に立てるように、コミュニケーションをとり支え合うことが大切なんだなと改めて感じました。
- 障害がどのようなものなのか知り、偏見がなくなった。障害を持っていようと持っていなかろうと僕たちは、みんなおんなじ「人」それぞれに個性がある。それがわかった。
- 偏見を持たずに平等に接したいと思った。また、道端で困っている人がいたら助けたり、点字ブロックの上に自転車が乗っていたらどけるなどの間接的な助けでもして、みんなが住みやすい社会にしたいと思った。
- 障害者の人は、困っていて助けてほしいとずっと思っているものだと考えていたが、授業を受けていつも困っているものではないということがわかった。まだまだ社会には障害を理解できていないひとや構造があるから、これからの社会でそこが改善していってほしいと思った。
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