となりのココロンとは?
となりのココロンは、学生の障害理解促進を目的として市内の「小中学生」を対象に障害のある当事者講師が、障害理解に関するスライド資料を使用し、授業を行います。事前学習・授業・事後学習を通じて、「障害の社会モデル」について学ぶことが出来ます。
お申し込みは教育局特別支援教育課を通して受付けています。
高校生・専門学校生・大学生や一般の企業の方向けの「障害理解サポーター養成研修」はこちらからお申し込みください。
※「ココロン」って?
仙台市障害理解促進キャラクター ココロン
障害のある人もない人も暮らしやすい仙台市を目指して、障害に対するみんなの理解が進むように取り組んでいるキャラクター。障害理解促進事業のサポートをしています。
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小中学生版障害理解サポーターの心得
開催報告(受講児童・生徒の感想)
令和6年12月9日仙台市立茂庭台中学校でとなりのココロンを開催しました
開催内容
- 阿部まりさん(視覚障害当事者)による講義・講話
- 障害体験学習「ブラインドクッキング」※目隠しをした状態で行う調理体験
- グループワーク「体験学習で感じたこと」「障害のイメージや、授業の感想」
当日の様子
会場の様子
ブラインドクッキングの様子
参加生徒の感想(事後アンケートより抜粋)
- 講話を聴いて、障害者のイメージが大きく変わりました。これから、困っている人がいたら助けてあげたいです。
- 少しのサポートで障害のない人と同じように、特別扱いしなくても生活できることが分かった。周りをよく見て、そのようなささいなサポートができる人になりたいです。
- 最初はできないことが多そうだと思っていたけど、障害があるからこそできることもあるとイメージが変わった。
- 今までは、体・心の何らかの不自由を「障害」と呼んでいると思っていましたが、実際は社会にある不自由なものと組み合わさってそのように呼ばれているのだと知りました。
- アイマスクをつけて料理の疑似体験をしてみて、普段当たり前にやっていることの難しさを実感した。言葉や声などのコミュニケーションの大切さを知りました。
令和6年10月8日仙台市立黒松小学校でとなりのココロンを開催しました
開催内容
- 鴫原真一さん(視覚障害当事者)による講義・講話
- 障害体験学習「目隠し折り紙体験」
- グループワーク「体験学習で感じたこと」「障害のイメージや、授業の感想」
当日の様子
会場の様子
目隠し折り紙体験の様子
参加児童の感想(事後アンケートより抜粋)
- この授業をとおして、障害の人がたくさん努力するのではなく、社会のみんなで協力し助けていくことが大切なんだなと思いました。自分と同じ人間、立場で接するのがとても大事だなと思いました。
- 「社会のバリア」が印象に残りました。障害は、足や耳などが不自由な人だと思っていたけど、段差や階段があることも障害で、「社会にあるバリア」や「心のバリア」があると知りおどろきました。
- 講師の先生の、「自分でできることは自分でしたい」という言葉が心に残っています。手伝わなくてもできることがあったり、なんでも「手伝おうか?」みたいに言われたら少しいやだなと思ったりすることを教えてもらえて、とてもうれしかったです。
- 障害者の人が困っていたら、「なにかお手伝いできることはありますか?」と一言声をかけようと思います。
- 目かくしをして折り紙を折るという体験は、教えるのも大変ですし、折るのも大変でした。こんなにもわかりづらいとは思っていませんでした。
- 視覚障害者にとって、耳から入る情報はとても重要なことがわかりました。言う側も分かりやすく説明しないといけないということが分かりました。
令和5年度までは、「中高生」を対象にココロン・スクールとして実施していました。