ホーム > くらしの情報 > 健康と福祉 > 健康・医療 > 感染症情報・予防接種 > 感染症情報 > エイズ・性感染症 > エイズ・性感染症情報 > 【要注意】梅毒が急増しています!
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更新日:2024年6月28日
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この数年、全国的に梅毒に感染される方が増加しています。
仙台市の梅毒の報告数は、平成28年は24件でしたが、令和5年の仙台市の梅毒感染の報告は126件と約5倍となっており、過去最多となっています。
梅毒は昔の病気ではありません。みんな注意が必要です。
男性は幅広い年代で、
女性は特に20代の感染が多い状況です。
梅毒は、性的な接触により感染する性感染症のひとつです。
主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。
梅毒が感染するのは性器だけではありません。性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)、キスでも感染します。
梅毒は母子感染します。
妊婦さんが梅毒に感染していると、流産・死産・早産などの原因になるほか、生まれてくる赤ちゃんに先天性の障がいをひき起こすことがあります。
梅毒は感染していても症状が出ない場合や、症状が消失する時期があります。
症状がなくても感染力はあるため、自分でも気づかないまま大切な人に感染させる可能性があります。
梅毒トレポネーマが侵入した部位(主に口の中、肛門、性器等)にしこりや潰瘍(かいよう)ができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。これらの症状は痛みを伴わないことが多いです。
感染から3ヶ月程度経過すると、梅毒トレポネーマが血液によって全身に運ばれます。この時期に、小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれる淡い赤い色の発疹が、手のひら、足の裏、体幹部などに出ることがあります。その他にも肝臓、腎臓など全身の臓器に様々な症状を呈することがあります。
発疹などの症状は、数週間以内に自然に軽快するが、梅毒が治ったわけではありません。また、一旦消えた症状が再度みられることもあります。
アレルギーや他の感染症などとの鑑別が重要であり、適切な診断、治療を受ける必要があります。
感染後数年程度経過すると、ゴム腫と呼ばれるゴムのような腫瘤が皮膚や筋肉、骨などに出現し、周囲の組織を破壊してしまうことがあります。
また大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)などが生じる心血管梅毒や、精神症状や認知機能の低下などを伴う進行麻痺、歩行障害などを伴う脊髄癆(せきずいろう)がみられることもあります。
仙台市保健所では、HIV検査と合わせて梅毒の匿名・無料検査を実施しています。詳しくは、「エイズ(HIV)・性感染症検査」のページをご確認ください。
なお、妊婦の方は仙台市保健所検査はご利用いただけません。梅毒等、性感染症の感染の不安がある方は、かかりつけ医にご相談ください。
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