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更新日:2024年10月2日
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井戸水の水質は周辺からの汚染を受けやすく、都市部における地下水汚染事故の発生や季節等による水脈・水量の変化など、その水質の不安定さが問題になることが度々あります。
全国的に土壌汚染、地下水汚染の発生事例もあり、仙台市内でも平成18年には、六価クロムによる井戸水汚染、平成20年には、ガソリンスタンド周辺でベンゼンによる地下水汚染が発覚しました。
また、周辺の井戸水に直接の影響が確認されなかったものの、井戸周辺における土壌汚染の事例が報告されるなど、昔にくらべ井戸水が飲用に適さなくなってきていることも事実です。
仙台市では、ほぼ全域において水道が整備されていますので、安全面を考えた場合、井戸水は飲用以外の生活用水として使用し、飲用にはより安全な水道水を使いましょう。
井戸から上水道に切り替えるための融資あっせん制度(下記水道局リンクをご覧ください)もあります。
井戸水は、動物や人の糞便、土壌に含まれる腸管出血性大腸菌、クリプトスポリジウム、ボツリヌス菌などの病原菌に汚染されやすく、汚染された井戸水を使用した場合に、健康被害につながるおそれがあります。肥料や生活排水により、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素に汚染された井戸水を使用した場合には、乳児において通常のヘモグロビンの機能を阻害するメトヘモグロビン血症などを起こす場合があります。また、有機フッ素化合物による井戸水等への汚染のリスクも懸念されており、現在、その取扱いについて国の専門家会議にて議論されています。詳しくは環境省(外部サイトへリンク)等をご覧下さい。
やむをえず飲用としたい場合には、日常的な維持管理の他、腸管出血性大腸菌などの病原細菌や環境汚染物質の除去など、さまざまな対策が必要となります。
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