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更新日:2016年10月12日
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平成28年10月12日
5年7カ月がたち、今回、プレハブ仮設住宅に暮らしていた皆さま、最終的には今月引っ越される方もおられますので今日の時点でゼロではありませんが、今月中に皆さま新しい住まいに移られて、解体に踏み込めることとなりました。被災された方々が、大変なご苦労とともに生活再建を目標として取り組んでいただいた一つの大きな目に見える形が、プレハブ仮設団地の解体だと思います。プレハブ団地は、被災された方々がコミュニティを失わない、孤立を防ぐということで建設され、住環境としてはいろいろな課題があって、度重なる修繕もありましたが、そういった中で支え合い、周囲のご支援もいただきながら無事解体の運びを迎えられたことは、私としてもご支援いただいた方、がんばっていただいた当事者の皆さま、双方に感謝したいと思っています。
建物の中の電気家具やガスコンロなどの備品については、これまでお住まいになっていた方に優先的にお譲りし、また、本市の施設や地域の集会所などでご利用になりたいというご希望があれば、取りに来ていただいて配布したという形です。
建物本体については、6月頃だと思いますが県で引き取りたい方を公募しました。何件かお問い合わせはありましたが、移設の費用をご自分で持っていただかなければならないという条件の中で、結果として成立した案件はありませんでした。建物の部分は解体して、リサイクルできるものはリサイクルに回す形になると思います。
問い合わせはありましたが、成約にはならなかったということです。
設置の時の経緯により、仙台市で解体するものもありますし、県で解体するもの、あとは事業者で解体するものもあります。
みなし仮設住宅については、仙台市内で被災された方で最後に退去期限が来る方は平成29年3月までの入居になりますので、まだそこにお住まいの方がいらっしゃいます。石巻や福島など仙台市以外で被災された方で仙台市に住んでいらっしゃる方は、特定延長など延長条件に該当していますので、29年4月以降も住まわれる方々もいらっしゃいます。
(仮設住宅室長)
10月1日現在ですが、仙台市内にある仮設住宅は1037世帯です。そのうちプレハブ仮設住宅が8世帯、みなし仮設住宅のうち借り上げアパートが989世帯、借り上げ社宅が40世帯となっています。
仙台市内で被災された方々についてはできる限り面談をして、個別の難しい状況があればこちらでも把握させていただきながら、伴走型で進むという今までの流れの中で引き続きご支援してまいりたいと思っています。
市外の方については、それぞれの地元自治体の状況、例えば地元の復興公営住宅の入居を待っていらっしゃる方については建設状況と合わせて退去することになると思いますので、募集していることを知らなかったとか、チャンスを逃したというようなことがないように、地元自治体と連携しながら引き続き情報提供をする必要があると思います。地元自治体の方も、これまでは全体数の把握でしたが、いよいよ再建に向けて個別の状況なども踏み込んでヒアリングをしていきたいという段階に入ってきています。さまざまな状況がありますので、個別のご相談を丁寧に進めていく形が一番良いと思っています。
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