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更新日:2016年10月12日
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平成28年10月12日
PDCAのサイクルですので、今の段階でこうなると確定しているわけではありません。今までも毎年クリーン仙台推進員の方たちは、ご自分たちが主にリーダー役になっている集積所について、定期的に分別の状況を把握したり調査活動をしたりしていました。仙台市全体としては箇所が多いこともあって、どちらかというとクリーン仙台推進員や地域の方任せ、お願いするという立場でしたが、今回500カ所については、市の環境局に限らず全庁の職員が同行して、実際に現場の様子を肌で感じることを一つの大きなねらいにしています。
職員が参りますので、例えばクリーン仙台推進員の方々から、こういうやり方で進めてもらうといいとか、若い方に直接呼びかけてほしいなど、いろいろなご意見を吸い上げることが期待されます。昨年私が集積所にお伺いしたときも、若い人たちにごみ分別のルールを教えたいが、なかなか顔を合わせる機会すらないということで、例えば大学の方を通してできないかなど意見をいただきました。
振り返りのシンポジウムや、町内会を通したお話の機会で出てくるご意見を、まず幅広くすくい上げて、その中から大学でできることであればワケアップキャンパスの活動と一緒にできないかとか、特定の目的のための啓発グッズが必要であれば、キャンペーンのチラシやポスターなど目的に特化したものを作っていくとか、考えられる手立てはいろいろあると思います。ご意見をすくい上げながら、それを通して市民の方もごみ減量に関する認識を深めていただき、お互いにしっかりとこのことに取り組むという意識と行動を両面から形成していければいいと思っています。
ごみの有料化を経て、平成22年、震災の前の年までの4、5年の長期的な傾向として、1人あたりのごみ排出量はなだらかではありますが着実に減少してきました。
ところが震災後、震災で物が壊れたり、引っ越しやリフォームをしたりということがあったのだろうと思いますが、ごみの排出量が極端に高くなりました。われわれの当初の見込みでは、震災が落ち着けばいずれまた元のレベルに近づいていく、下降線をたどるのではないかと、震災から3年は経過を見てきたわけですが高止まったままです。若干減ってきてはいますが、なかなかわれわれが期待する従前のレベルを超えて下げていく推進力がかかっていないわけです。震災というまちぐるみの大きな問題に対応していく中で、ごみ減量のような日々の生活の中で小まめに継続的にやらなければいけないものへの意識の向き方や、そのことを丁寧にやっていくという動機付けが、ねじが緩んだ状態になってしまったのではないかと思います。
そうしているうちに人口も3万人増えていますので、元の平成22年までの状況さえ知らない人が増えてきています。今の仙台市のごみの状況は決して良いものではないということを、われわれもしっかりと発信して、仙台市がごみ減量に真剣に取り組んでいたときの気持ちをもう一度思い出して、心の鉢巻きを締め直してがんばろうということを訴えたいと思っています。
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