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更新日:2024年10月23日

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フィリピン出張(アジア太平洋防災閣僚級会合)を終えて(質疑応答)

令和6年10月22日

 

質疑応答の内容

Q1

レジリエンス・ハブの認定の関係で伺いたいのですけれども、改めて国内初めての認定となったことについて市長の受け止めをお願いします。

A1

東日本大震災の折には世界各国からも大変なご支援をいただいたわけですけれども、多くの皆さま方と連携、協働した上で、復旧・復興に取り組んでまいりました。そしてまた2015年に国連の防災世界会議が仙台で開催されたことによって、2030年をターゲットとした世界の防災指針、枠組みが採択をされたわけです。その防災枠組の採択都市の長としてお話をしてまいりましたけれども、各都市からも高い評価をいただいているのだなというふうにも思いましたし、多くの方々が仙台に行ったことがあるというふうに私もずいぶん話しかけていただきました。そういう意味においても、ぜひこれまで積み重ねてきた知見を世界に共有した上で、より強靱(きょうじん)な都市づくりに努めてまいりたいと思います。それはハードばかりではなくて、さまざまな人づくりでありますとか、連携の重要性ですとか、そういった取り組みについてさらに発信を続けてまいりたいと思いますし、より強力なまちにしてまいりたいと思っています。

 

Q2

このレジリエンス・ハブに選ばれたことの仙台市としてのメリットというのはどんなことがあるでしょうか。

A2

実はこのレジリエンス・ハブに選ばれるきっかけというのは、今年の6月に国連事務総長特別代表であるカマルさんが仙台においでになって、私もいろいろとお話をいたしました。そのときにはカマルさんご自身も被災地域を視察してくださったのですが、十分にこのレジリエンス・ハブにふさわしい取り組みを行っているではないかと、ぜひ申請をしなさいというふうに促していただきまして、そして国連に申請を出させていただきました。そういういきさつもあったのですけれども、災害が多い、特にアジア太平洋地域においてもそうですけれども、本市で積み重ねた知見をぜひ活用いただけるように、何かあればお伝えする、そのような対応は取っていこうというふうに思っています。

 

Q3

今お話ありましたが、具体的に今後の展開について何か考えていらっしゃることはあるのでしょうか。

A3

実は、同じアジア太平洋地域でレジリエンス・ハブの認定を受けた都市の皆さんたちとも今回お顔を合わせながらお話をすることができました。それぞれの都市もいろいろな災害があって、それを乗り越えるというようなこともあり、レジリエンス・ハブになっているわけですね。それぞれ情報共有をしていく必要がありますねということでお話もしてきたところでもございますので、まずはもしかするとレジデンス・ハブの仲間の都市との連携というのがあり得るのかなというふうに思っているところです。