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更新日:2024年11月13日

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観光レジリエンスサミットを終えて(質疑応答)

令和6年11月12日

 

質疑応答の内容

Q1

各国から仙台市の取り組み(を)評価いただいたということで、9カ国参加かと思うのですが、閣僚の方からの特に印象に残ったコメントであったり評価(が)ありましたら教えてください。

A1

仙台(が)あれだけ大きな災害を受けてここまで復興してきたということと、それからまた新たな観光の分野で取り組みが進んでいるということについて、高く評価をいただいたというふうに思います。エクスカーションにおいてもその状況をご覧いただきました。仙台の、特に沿岸部の復興の状況について高いご関心をいただきました。昨年度ですけれども、震災遺構(仙台市立)荒浜小学校に年間13万人の方(が)おいでいただいたことについても大変驚かれたご様子でもございました。おいでいただいた太平洋地域の皆さま方は、台風それからまた地震、津波、火山など災害の多い地域であって、主な産業が観光という国々も多うございました。そういう中で、やはり上手に危機ということについてそれを乗り越えていく常日頃からの取り組みというのが重要であるということ、各国の皆さま方のご議論の中でもありまして、そういう思いを共通に持った上で連携して取り組んでいくことも重要だなと思ったところです。

 

Q2

昨日(11日)、組閣でまた大臣替わりましたけれども、斉藤国交相とは何かお話はされたのでしょうか。

A2

2015年の震災の後の国連防災世界会議が仙台で開催をされて、その折に仙台防災枠組が採択をされた、その地で開催をされたということの重さというのも十分にご認識をいただいた上で、ご自身の手で観光のレジリエンスについて各国での会合が初めて開催できたことについて、特に思いがお強くいらっしゃったというふうに認識をしております。またそのことについてお話をいただきまして、最後の私の仕事になるがというふうにお話しになられていたのも大変印象的でございました。

 

Q3

東日本大震災から(あと)4カ月で14年というところで、これまで仙台が震災から復興するまでというところで歩んできたことを、世界が見てきた成果で仙台声明という名前がついたのではないかと思いますけれども、そのあたり、市長として14年目というタイミングでどのようにお考えでしょうか。

A3

仙台があの未曽有の被害を受けた東日本大震災から、本当に多くの方々のご支援をいただいて復興の歩みを進めてまいりました。そしてまた、防災・減災への取り組み、万が一大きな自然災害が起きたときに、未然に防止をする、人命を守るというようなことについてこの間取り組んできましたけれども、それが各国の皆さま方にとっても観光という分野においても大きな意味を持っているのだということ、これ(を)改めて認識ができたのではなかったかというふうに私自身も思いました。事前の準備、そしてまた何かあったときに観光分野でどのように対応を迅速に取っていくのか、そしてまたそれを乗り越えていくのかということについて非常に活発なご議論がなされて、そしてこのたびの声明につながった。そこに仙台の名前がつけられたということは大変ありがたいし、そしてまた仙台といたしましても、これからなおこの観光レジリエンスの取り組みも内外に発信する責務があるなというふうにも思ったところであります。

 

Q4

能登半島地震でも、輪島の朝市をはじめ観光地、北陸、富山の観光地、大きな被害を受けました。これからも未曽有の大災害が起こるというふうに言われている中で、仙台が他の都市に対して、どのように対応できるかというところで、先進地というかそういうものを見せていけるのかというのはどのようにお考えでしょうか。

A4

共同声明の中にも盛り込まれている各国のご議論も踏まえた上でですけれども、事前の備えの重要性、それからまた官民で連携強化する必要性などについては、本市でもこれまで防災という分野では取り組んできたことではあるのですけれども、観光というワードにつながる分野でも多くの取り組みが必要であるということなのだと思います。観光事業者の皆さま方の研修やらセミナーやら訓練やらもそうだと思うのですけれども、このたびまとめさせていただいた観光危機管理マニュアル、これをさらに皆さま方に共有した上で強靱化(きょうじんか)を図ってまいりたいと思います。

 

Q5

今回のレジリエンスサミットを終えて、まず、仙台市内で具体的にこれを進めていこうというような何かありましたら伺いたいと思います。

A5

(観光レジリエンスサミット推進室長)

今回、観光危機管理マニュアルを策定しました関係もありまして、市民の皆さまに対しても広く広報してまいりたいと思っておりまして、年内にもセミナーを開催するという予定で準備を進めております。準備が整いましたら、改めて皆さまにお知らせしたいと考えております。

 

Q6

仙台市として国際会議の誘致を掲げていろいろ運動していらっしゃいますけれども、昨年来というか数年来、次々と実績を上げていらっしゃいますけれども、今回の会議を終えて手応えというか、どのようなところをお感じになられましたでしょうか。

A6

今回、この仙台の地で開催をしていただいたことというのも大変うれしく思いましたし、そしてまたいろんな取り組みを発信することもできました。昨年はG7の科学技術大臣会合も開催することができまして、国際MICE都市としてもプレゼンスが上がっているなということも実感いたしました。プレゼンス(が)上がったということを実感しているがゆえに、さらに来年、再来年に向けても継続して開催ができるように取り組んでいくということは重要なのではないかというふうに思っています。