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更新日:2016年9月20日
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長命ケ丘小学校に決まった理由としては、光明支援学校からの距離の近接性、そして支援学校は低層階を使う必要がありますので、空き教室を低層階でどの程度取れるか、また光明支援学校の教員の方々も勤務しますので、通勤する先生方の駐車場確保ができるかなど、いくつかの必要な要件を勘案する中で長命ケ丘小学校が一番可能な条件を整えているということで長命ケ丘小学校に決まったと聞いております。
具体的な改装については、県の予算でやっていただくことになります。元が普通教室ですので、たぶん支援学校の子どもたちに配慮した、車いすが通れるなどバリアフリー化するために、いろいろな改修項目が出てくると思います。
〔特別支援教育課長〕
改修項目の内容ですが、バリアフリー化のために、階段の手すりやトイレの改修などを行うと聞いています。これは県教育委員会において進めますので、具体的な工事の中身については、現在県教育委員会で詳しく検討しています。
〔健康教育課長〕
光明支援学校の給食の調理能力数は400食です。児童生徒と先生方を含めると500人を超えているのが現状です。現在、一部の先生方が、弁当で対応しているとのことですので、今回400食を超えた分の140食分を提供する予定となっています。
県では平成25年から校舎を増築することで進めてきました。しかしながら、震災の影響で予定の時期に開校できなくなりましたので、予定していた児童数の受け入れができないとのことで、増築ができるまでの1年の間、可能な受け入れ態勢を、物理的に、長命ケ丘小学校で提供します。一方、その間給食の方は不足する人数が出てきているので、先行して加茂給食センターで支援するという整理になったものです。
〔特別支援教育課長〕
小学部の2つの学年が想定されていますが、どの学年になるかはこれからの調整と聞いています。6教室のうち、職員室用として1つを予定しています。残りの5教室が子どもたちのための学習教室となりますが、障害の程度によって学級編成が異なります。1教室あたりの人数も少なくし、グループ編成しながらやっていくことになると思います。県教育委員会で光明支援学校と協議しながら進めていくことになります。
特別支援学校の受け入れ態勢が不足してきているのは、およそ3年くらい前から顕在化してきていると思います。当初、2、3年前かと思いますが、最初に話が出たときにも仙台市の学校の中で、今回のような形で使える所がないかとお尋ねがあり、その時にも2、3の学校について、それぞれの条件などを県にご提示した経過が教育委員会同士であったと聞いています。
ただし、最終的には富谷町の富ケ丘小学校に10教室確保できることになり、仙台市ではその時点で10教室という大きい数を確保できる学校はありませんでしたので、県ではまとまっている方がいいということで、富ケ丘小学校を分校として整備することになったと私は理解しています。
一方、富ケ丘小学校は臨時的にやっていきながら、根本的には特別支援学校を増設していかなければならないということで、今回遅れた部分の工事の着工も県としてお決めになったことです。それが震災で1年遅れたために、富ケ丘小学校以外に、さらに臨時的なものが必要になり、再度県からお尋ねがあり、今回は県も10教室ではなく仙台市として可能な数のマックスの6教室でお話させていただいたところ、県教育委員会でもその部分で分教室を作りましょうと進んできたのが今回発表した合意に至った経過だとご理解いただければと思います。
今後については、特別支援教育を必要とされるお子さん方の就学の希望を取っていきながら、全県的な特別支援学校の開設と運営は県教育委員会でこれを行いますので、まず県教育委員会で適切なニーズと対応をお決めいただくことになると思います。そうした中で、いろいろな財源の問題とか用地の確保とかございますので、仙台市としてできる協力はないかという具体的なお尋ねがあれば、教育委員会同士でまず知恵を絞っていくことになると思います。
特にこれ以外のことについて、市教育委員会へ何か要請があるとは報告を受けていません。
仙台市長 奥山 恵美子
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