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更新日:2016年9月20日
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〔飼育展示課長〕
レッサーパンダは、今回の2頭を除くと、雄3頭(15歳、10歳、3歳)と雌2頭(7歳、3歳)がいます。今回の雌2頭の子どもを含めまして、雄3頭と雌4頭の合計7頭になります。
レッサーパンダは通常1、2頭の子どもが生まれます。3、4頭生まれれば珍しいことになります。
一番最初にレッサーパンダが入ったのは、姉妹都市の中国の長春市からいただいたものです。その後、いろいろと苦労と紆余曲折と、21年かかった理由の顛末があるようですので、これを課長の方から説明します。
〔飼育展示課長〕
八木山動物公園のレッサーパンダ飼育の始まりは、昭和62年です。姉妹都市の長春市との第2回動物交換により、八木山動物公園からはシマウマを贈り、長春市からレッサーパンダの雄1頭と雌2頭がこちらに導入されました。それから飼育展示を始め、昭和63年から平成5年までは毎年1、2頭が誕生していました。
その後、繁殖していたペアが高齢化してきたこともあり、平成9年に若い雄と雌を他の動物園から入れました。ところが、残念ながら雌が動物園に来てすぐに急死してしまいました。その後は、他の動物園にも雌の需要が高いことから、雌がなかなか入りませんでした。ようやく平成18年に雌が入りましたが、運悪く相性が良くないため、なかなか繁殖につながりません。それが今現在動物園にいる別の雄と雌のペアです。
そして、平成24年に母親のクルミとティエンという若いペアが入り、相性も良く繁殖に結びつきました。その間21年もかかってしまったということです。
昨年はスマトラトラの4頭の子どもたちが誕生して、大変な人気でたくさんの方にかわいい時期を見ていただきました。昨年に引き続き、今年もまた21年ぶりというレッサーパンダの赤ちゃんが2頭生まれたということで、私も本当にうれしく思っています。
動物の赤ちゃんは例えようもなくかわいいものです。その陰には、動物園の並々ならぬ努力もあり、誕生までこぎつけました。このうれしい赤ちゃんの誕生を、市民の皆さまにもご披露し、一緒に喜んで、成長を見守っていければと思います。
今回のペアも、いろいろな方々のお力もあって、八木山に「輿入れ」してきてくれたわけです。まだ具体の話は出ていませんが、メス2頭ですので、スマトラトラがそれぞれの動物園に引き取られていったように、いろいろな調整の中で、そういう可能性はあると思います。
〔飼育展示課長〕
生まれたときの大きさは、監視カメラでの推定で、尻尾も入れて全長約15cm、体重は約100gと思われます。7月30日に測定したところ、2頭とも全長34cm、体重が約600gです。
〔飼育展示課長〕
明日から流すビデオの内容は約3分で、直近の動画と、出産当時や生まれてから1週間後、2週間後の監視カメラの画像を映す予定です。今後は1週間おきくらいに体重・体長測定を行いますので、その際に撮影を行い、更新をしていく予定です。
なお、映像はビデオ撮りしたもので、産箱のリアルタイムの映像ではありません。
〔飼育展示課長〕
レッサーパンダとホッキョクグマは暑さに弱い動物です。八木山動物公園でもレッサーパンダとホッキョクグマだけは、寝部屋等にエアコンが入っています。先ほどの子どもたちも、エアコンの効いた涼しいところで過ごしています。
〔飼育展示課長〕
レッサーパンダ展示場の運動場の奥の方に建物があります。その建物のシャッター扉からレッサーパンダが出入りします。シャッターを開けて中に入ると、すぐ部屋になります。そこが今クルミと赤ちゃんの寝室になっています。産箱という木の箱があり、赤ちゃんはまだ動けないので、産箱の中にいる状況です。
母親のクルミも、つい最近まではずっと産箱の中に入っておっぱいをやっていることがほとんどでしたが、最近になって、ようやく箱から出たりするようになりました。
母親のクルミは育児が上手だそうです。初めての出産にもかかわらず、自分で母乳をやって、飼育員がサポートしなくても自分で2頭の子育てをしてきたそうなので、今後も子育て上手で、期待が持てる母親になるかもしれません。
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