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更新日:2016年9月20日
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仙台では震災後、新しく仕事を起こす起業の分野で非常に活発な動きが出ています。仙台の今の状況で、中小企業の皆さまにさらに頑張っていただきたい、と同時に企業が誕生していくことは、活力を増進する意味でも必要だと考えており、新しい仕事づくりの一つのロールモデルとして、今回はヒアリングという形で森川さんにお願いしました。
そうです。仙台の皆さまの知見で、自分たちの足元がどうなっているかを踏まえて、それをどうやって、より良いものにしていくかを考えることも大事だと思います。また一方で、仙台では芽がないが全国を見ると新しい動きがあって、これからの方向性として、われわれにとっても貴重なものがあれば、そうした知見も仙台に導入していく。そういう窓口として、この活性化会議が機能できれば嬉しいと思います。
中小企業の皆さまにいろいろお話を伺うと、大きくは販路の開拓、社員の人材の確保、また後継者づくりに悩んでいらっしゃいます。もちろん融資の問題もありますが、どちらかというと人材面で非常に悩んでいらっしゃることをお聞きする機会が多くあります。
今までは基礎自治体の商工振興策というと、融資を通じての策が多かったと思いますが、そこから一歩踏み込んだ事業としてそういったものが出てくれば、より現実に即した、リアルな事業計画が作れるのではないかと期待しています。最終的には30億円の基金の中で事業化していく形で考えています。
これからの中小企業育成・活性策の中では、全体のセーフティネットをどうするかという議論もあると思います。特化して頑張っていく企業が出てきて、その人たちの幹が太くなって、一つの企業連携のネットワークの軸にならないと、相対の人口が減っている、需要という面ではジリ貧社会なので、突破口を開く動きをどう作っていくかも十分念頭に置きながら、活性化策を考えていければと思っています。
新規開業率日本一は、いわば瞬間風速として、福岡市を超えたという数字が出ました。福岡市もいろいろな取り組みをやっておられますし、特に特区という形では、われわれの指定よりも先行して取り組んでいらっしゃいます。瞬間的に達成したことが、継続して持続的な体力の形になっていかないと、その時の秒速だけでは難しいと思っています。まだまだ福岡市に対して、われわれが学ぶべきところ、追いつかなくてはいけないところがたくさんあると思います。例えば企業の層の厚みとか、起業の人たちが集う場の設定とか、われわれとしてまだまだというところを感じています。そういったご意見をいただきながら、厚みのある起業支援が続いていければと思います。
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