ホーム > 市政情報 > 広報・広聴 > 過去の市長記者会見 > 市長記者会見 2015年度(平成27年度) > 11月 > 東西線開業を記念して乗車券を発売します -「東西線開業記念icsca」「地下鉄一日乗車券」「るーぷる仙台・地下鉄共通一日乗車券」-(質疑応答)
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更新日:2016年9月20日
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いよいよ、開業まであと30日余りです。工事着工が平成18年ですから、足かけ10年余りの工事期間、特に、東日本大震災という未曾有の大災害を乗り越えて開業を迎えたことは、誠に感慨深いものがあります。この間、難しい状況の中で工事を進めてくださった関係者の皆さんにもあらためて感謝をしたいと思います。
市民の皆さんの関心も非常に高くなってきていると思っており、車両の搬入など、節目ごとにその気持ちが高まっているのを私も感じてきました。いよいよ、市民の皆さんの試乗会が11月23日から3日間にわたって開かれます。そちらも、予定していた定員6,000人の方の倍以上の申し込みがあったということで、非常に期待が大きいと思っています。
開業することが事業の本番、ゼロからのスタートでもありますので、十字に交差した地下鉄、二本になることによって利便性が増す地下鉄は、南北線一本のときとはまた違った使い方ができますので、一人でも多くの市民の皆さんにご利用いただけるように、これから新しい段階に入ってのPRに、私も努めていきたいと思っています。
東西線がつながって十文字になったことで、地下鉄路線のカバーする面的なエリアが放射線状に広がっていく、今まで単線で、そこからの距離だったものが、放射状になって、まち全体が輪のように広がっていく可能性が鉄軌道としてできたのは大きいと思います。特に地下鉄をご利用している多くの方が、雪や雨など天候に左右されない定時性は、ビジネス面でも非常に安心だとおっしゃっています。それが、仙台の経済復興と合わせた活性化の中で、大きな活力として生かされていけばと思っています。
課題としては、地下鉄南北線のときもそうでしたが、まちづくりの核となるものの一つとして沿線開発があります。今、復興事業との兼ね合いの中で、建設費の高止まり、建設資材やマンパワーの調達の難しさが出ています。事業者の方にお話を伺うと、沿線開発、例えばマンションなどについて、やや高値感があるので様子を見ているというお声も聞きます。様子を見ていらっしゃる方々が、ポテンシャルがある、希望が多いということで、沿線開発に向けて踏み出していただけるような、そういう知恵をさらに絞って、われわれも努力していかなければいけないと思っています。
沿線の用地は、まだまだ可能な部分があると思います。そういう意味では、動きが少ない、まだ様子見というところが多いのかと思います。われわれとしては、沿線用地の都市計画上の決定によって、地域ごとの指定がありますから、それらについて、場合によっては弾力的な取り組みが可能かどうか、提案制度を行っています。なかなか件数が上がっていませんが、さらにいろいろなご意見を伺いながら話を進めていければと思います。
また、例えば卸町地区とか、これまで業務地域だった所の居住の可能性の開発とか、いろいろな形で、取り組んでいくべきだろうと思います。その場合には、現状持っている物差しだけではなく、新たにまちづくりをどうやっていくと、より加速できるかというような視点で、民間の方々との意見の擦り合わせも必要だと思います。
地下鉄東西線の開業に合わせて、バス路線の再編は避けられないということで、地域説明会などを実施しながら、開業時の路線を定めさせていただいています。地域説明会でも、ご高齢の方を中心にいろいろなご意見があったことは事実です。最終的に、原案から手直しした部分もありましたが、あとは開業した後、実際の地域の状況とか、ご利用の状況を反映して、必要であれば見直しをしていきましょう、ということで課題になっている路線もいくつかあります。それらについては、今後とも状況を把握させていただきながら、交通局としてどういうことが可能か、もしくは、それらが対応可能なように地域として落ち着きを見せるのか、いろいろご意見を伺いながら決めていくことになると思います。
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