ページID:7210
更新日:2016年9月20日
ここから本文です。
平成28年4月26日
平成26年9月に発生した市立中学校生徒のいじめに係る自死事案に関するこれまでの経過を踏まえ、私として、いじめ防止対策推進法に基づく市長による再調査は行わないこととしましたので、お知らせします。
この件につきましては、今月11日に、教育委員会より、仙台市いじめ問題専門委員会の第二次答申と、これを踏まえた再発防止策について報告を受けたところです。この内容を精査し、熟慮を重ねまして、主に三つの点を理由として、再調査の必要がないと判断したものです。
一点目は、第三者の専門家による、いじめ問題専門委員会において、約1年間にわたり2回調査がなされたことです。専門委員会では、当該校の全校生徒アンケートを実施し、生徒や教職員からの聴き取りについても可能な限り行っていただきました。私としましては、本事案に必要と考えられる調査を尽くしていただいたものと捉えています。
二点目は、専門委員会の第一次答申および第二次答申を通じて、調査結果は一貫しており、再調査を行いましても、これ以上の調査の結果が出てくる可能性は低いと考えられること、また、教育委員会から調査結果を十分に踏まえた、多岐にわたる再発防止策が示されていることです。
三点目は、ご遺族から調査結果についてご理解をいただき、再調査は希望されないとのご意向を示していただいたことです。これにつきましては、私宛に書面にていただいたものです。
教育委員会におきましては、すでに再発防止に向けた取り組みを進めているところですが、私としましても、これをしっかりと支援してまいりたいと考えています。
こうした痛ましい事案が二度と繰り返されることのないよう、教育委員会と連携を図りながら、いじめ防止に最大限の努力をしてまいる所存でございます。
仙台市長 奥山 恵美子
関連リンク
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.