ホーム > くらしの情報 > 健康と福祉 > 健康・医療 > こころの健康相談 > 精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台) > 精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)トップページ > 仙台市こころの絆センター(仙台市自殺対策推進センター) > 仙台市こころの絆センター(仙台市自殺対策推進センター)
ページID:14638
更新日:2024年10月1日
ここから本文です。
仙台市では、こころの絆センター(自殺対策推進センター)を設置し、保健・福祉・司法・医療・労働・教育・警察などの関係機関と連携を図りながら、自死を考えている方や自殺未遂者、自死遺族など幅広い方への相談支援に取り組んでいます。また、関係者に対して研修を行い、総合的な支援体制の強化を図り、誰も自死に追いこまれることのない仙台の実現を目指します。
※自死に関する様々なご相談をお受けする電話ですので、ご相談内容により、適切な相談機関をご紹介したり、場合によっては面接相談をご案内することもございます。
仙台市いのちの支え合い事業
自殺未遂者等ハイリスク者の再度の企図を防ぐために、ネットワークによる個別支援を行います。様々な悩みが重なり、複雑になると、精神的に追いつめられ、「生きていく希望がみえない」「もう生きていくことが苦しい」という気持ちになることがあります。
本事業は、仙台市こころの絆センターが中心となり、医療・福祉・司法・労働・教育・その他の関係する分野の機関や団体と連携して、ご本人を追い詰めている悩みや困りごとの解決をサポートしていきます。
(いのちの支え合い事業 リーフレット)(PDF:2,597KB)
導入機関(医療機関などの関係機関)が相談を受理し、支援への同意を得たご本人やそのご家族
※様式については、導入機関により作成いただく書類です。詳細については、電話等にて直接問い合わせください。
【司法や労働分野との連携事例】
仕事が続かず、生活費が立ちいかなくなり、借金をしたAさん。
返済の目途が立たず、もうどうしようもないと自殺未遂を図り、総合病院に救急搬送されました。体調は回復したものの、死にたい気持ちが変わらないと話すAさんに、病院スタッフから「いのちの支え合い事業」を紹介すると、Aさんも、相談を希望されました。
病院から連絡を受けて、こころの絆センターの職員がAさんと連絡をとり、面接を行いました。まずは、借金の整理をすることとし、弁護士に一緒に相談に伺いました。債務整理の手続きは弁護士と協力しながら進めることとなり、一番の心配事が解決に向かったことで、気持ちが落ち着いたAさんは、次のステップに進みたいと前向きな気持ちを示すようになりました。そこで、主治医に相談したところ、無理のない範囲で進めてはどうか、との助言があり、就労支援機関に一緒に見学に行きました。6か月を経過したところで、Aさんの生活状況も少しずつ落ち着き、希死念慮が軽減したことを確認し、この事業による支援は一度終結としました。
【医療機関と連携し、家族支援を行った事例】
高校卒業後、就職先が見つからず、自分に問題があるのではと思っていた矢先に、両親からもやる気がないからではないか、と責められたBさん。自分には生きている価値がないと思い、自殺未遂を図り、発見した家族に連れられて、病院を受診しました。
病院から勧められて、両親とともにいのちの支え合い事業に相談することを希望されました。その後、病院では、本人の発達検査を行い、本人の得意なこと・不得意なことについてのアセスメントを行いました。こころの絆センターでは、病院と情報共有を行いながら、本人の自己理解を深めることとともに、家族が『本人が動き出せないのはやる気のなさによるものではなく自分に自信がないからだ』との理解を深められるように面接を継続しました。
両親の本人に対する理解が深まり、本人が安心できるような見守りや声がけをするようになると、徐々に本人自身も落ち着き、今後の生活を少しずつ前向きに考え始めています。
生活の困りごとと、それに伴って生じる心身の健康問題を同時に相談できるよう、法律の専門家(弁護士や司法書士)と精神保健福祉の専門家(保健師・心理士・精神保健福祉士等)が同席して相談に応じる相談会を実施しています。
電話や、来所によるご相談や、自助グループの情報提供などを行っています。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをダウンロードしてください。Adobe Readerのダウンロードページ
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.