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更新日:2022年5月11日
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皆さんこんにちは。仙台市長の郡和子です。
この4月1日に改正民法が施行されて、成年年齢が18歳に引き下げられました。これをもちまして、この春、「新成人」になられた18歳、19歳の皆さん、誠におめでとうございます。
今回の改正について、すでにご存じの方も多いと思いますが、「18歳になったらできること」と「20歳にならないとできないこと」についてまとめてみました。一緒に確認してまいりましょう。
一番大きな変更点は「契約」です。進学や就職で一人暮らしをしている方もいらっしゃると思いますが、親の同意がなくても「部屋を借りる」「クレジットカードをつくる」「ローンを組む」「携帯電話を契約する」といったことができるようになります。
一方で、「未成年者取消権」が使えなくなります。これまでは、親の同意なしに結んだ契約は、原則としてあとから取り消すことができましたが、それができなくなってしまいます。
特に成人になりたての若い方は、悪質商法などの消費者トラブルに巻き込まれやすい傾向にあります。「あやしいな」「不安だな」と思ったときにはひとりで悩まずに、すぐにご相談を。「仙台市消費生活相談ダイヤル」022-268-7867(なやむな)にお気軽にお電話ください。
また、「契約」に関すること以外にも、10年間有効なパスポートを取得したり、公認会計士や司法書士などの資格を取得したりすることもできるようになります。
また、女性が結婚できる最低年齢が引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上となります。
このように18歳からできるようになることが増えた一方で、これまで通り20歳にならないとできないこともあります。
飲酒や喫煙については健康面への影響から、そして競馬などの公営ギャンブルも、これまで通り20歳からのままとなります。
また、中型・大型の自動車免許の取得や国民年金の保険料の納付義務もこれまで通りです。
18歳、19歳の皆さんの中には、急に「未成年」から「大人」になり、とまどいを感じている方もいらっしゃるかもしれません。
成人になったからといって急に「一人前」になれるわけではありません。大人になっても自分だけで解決できることは案外少ないものです。困ったことがあったら、すぐに周りの人に相談を。仙台市でもさまざまな相談窓口があります。この動画の終わりに連絡先・相談先をまとめたページを紹介しますので、ぜひご覧になってください。
これから先も、色々な経験が新成人の皆さんを待っています。ときには失敗することもあるかもしれませんが、多様な経験を積み重ねながら、これからの杜の都の担い手として、新しい世界をどんどん切り開いていただきたいと思います。仙台市は皆さんのチャレンジをしっかりとサポートしてまいります。皆さんのご活躍を楽しみにしています。
令和4年5月11日
仙台市長 郡 和子
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