若林区
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更新日:2024年8月19日
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藩政時代、若林地区は伊達政宗公晩年の居城「若林城」を中心とした城下町でした。今も区の西部には、南鍛冶町、南染師町、畳屋丁など職人さんにまつわる地名や、当時の町割りが残っています。
町人町として栄えた荒町、河原町などは今も商店街として賑わっています。独自のイベントが盛んで、手作りの野外コンサートや夏祭りなどにたくさんの人が集まります。
新鮮野菜や活きのいい魚を県下一円に供給する中央卸売市場。威勢のよい競りの光景がトレードマークです。この市場を中心に卸町、六丁の目地区には卸商センターをはじめたくさんの卸売業者が集まり、一大流通団地を形作っています。
また、「せんだい演劇工房10-BOX」や「能-BOX」などの個性あふれる文化施設が設置されたことにより、新しい芸術・文化の発信拠点としても発展しています。
能-BOX
「せんだい演劇工房10-BOX」の別館として平成23年8月に開館しました。
中央卸売市場
木ノ下を中心とした地区は古寺や史跡の宝庫です。由緒あるお寺が連なり、名木古木が豊かな四季の表情を見せる新寺・連坊界隈は、しっとりとしたたたずまいの中、散策を楽しむ人たちが行き交います。
約1200年前に造営された陸奥国分寺。今も残る礎石からは、廻廊が巡らされた大伽藍(だいがらん)や七重の塔が浮かび上がり、古代の浪漫を感じさせます。今は、政宗公がその跡に再興した薬師堂や仁王門の、簡潔で力強い姿が木ノ下地区の顔となっています。
陸奥国分寺薬師堂(お薬師さんの手づくり市の様子)
史跡陸奥国分寺・尼寺ガイダンス施設
陸奥国分寺・国分尼寺の歴史を学べる施設です。
国史跡遠見塚古墳
仙台平野のほぼ真ん中、南小泉遺跡にあります。古代の豪族が眠る市内最大の前方後円墳です。
芭蕉句碑
俳人、松尾芭蕉が仙台に滞在したことを記念して作られた句碑。芭蕉の句「あやめ草足に結ばん草鞋の緒」が彫られています。
仙台バイパスから東側に広がる田園風景。これをほぼ中央で分け、南部を六郷、北部を七郷と呼んでいます。
水田のなか、島のように浮かぶ緑は屋敷林「居久根(いぐね)」。農家の家屋敷を包んで北風を防ぎ、果実や建材を与えてくれる森です。若林の農村風景も時とともに様変わりしつつありますが、都市の間近に広がる田園は、豊かな自然環境として人々の心を引きつけてやみません。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、海岸から東部田園にかけての一帯が津波による甚大な被害を受けました。現在ほ場整備事業や農地の集約化、営農支援などの取り組みにより、農業再生が力強く進められています。
居久根(いぐね)
水田に浮かぶ姿は、まるで浮島のよう
七郷堀
区内には用水路が縦横に流れ、田園地帯を潤しています。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、地震による建物や道路の被害に加え、区の東部一帯では津波により甚大な被害を受けました。現在、国内外からの震災支援への感謝を胸に、将来の災害や気候変動リスクなどの脅威にも備えた「防災環境都市づくり」を進めています。
海岸公園冒険広場周辺
震災直後(平成23年6月撮影)
現在(令和2年10月撮影)
東日本大震災前の沿岸部の様子
深沼海水浴場
貞山堀
大沼
仙台亘理自転車道
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