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更新日:2016年9月20日
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八木山動物公園では、ロシア科学アカデミーカムチャツカ太平洋地理学研究所および日本雁を保護する会と共同で、絶滅の危機にひんしているシジュウカラガンの渡りを復活させる事業に取り組んできました。
今年も、宮城県や北海道にシジュウカラガンが渡ってきました。
平成23年11月3日 瓜生 篤氏撮影
「宮城県伊豆沼三工区」
飛来数 117羽
(1) 宮城県登米市迫町伊豆沼三工区 43羽
(2) 北海道十勝郡浦幌町豊北 74羽
10月28日に北海道で74羽、11月3日に宮城県で43羽の飛来が確認されました
群れの中に、プラスチックカバー足環(番号付き)を装着した「標識個体」10羽を確認しました。
飛来年数 |
飛来場所および標識番号 |
|
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宮城県 |
北海道 |
|
7年連続 |
右足赤色26、 |
左足赤色36、左足赤色50 |
5年連続 |
|
左足赤色81、 |
初飛来 |
黄色27、黄色88、 |
|
瓜生 篤(うりう あつし)氏 (日本雁を保護する会会員)
久保 清司(くぼ せいじ)氏 (浦幌野鳥倶楽部)
平成22年度 105羽(67羽)
平成21年度 89羽(58羽)
平成20年度 59羽(49羽)
平成7年から18年まで、日ロ合同により北部千島列島のエカルマ島で放鳥を実施し、19年と22年はロシア単独で放鳥。合計13回、総放鳥数551羽。
国内に連続飛来している放鳥個体が完全に渡りを学習し、エカルマ島において順調に繁殖を続けていることから、近年飛来数が増加している。これまでの観測により、越冬地が宮城県の伊豆沼、化女沼周辺、秋田県の小友沼(能代市)、八郎潟、新潟県の福島潟、佐渡となっており、宮城県における「ねぐら」が化女沼であることが判明している。
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