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更新日:2016年9月20日
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美しい花を咲かせたり、緑をいきいきさせるには良い土作りが何より大切。土について知ろう。
根っこが育つには空気と水が必要。土のつぶとつぶのあいだにすき間があり空気が十分ふくまれていて、水はけがよく、それでいて適度に水をたもっている土がいいんだ。雨がふったらぬかるみ、天気が続くとカチンカチンに固まってしまうような所では植物はそだたない。
園芸にはいろいろな土が使われる。どんな土があるのか見てみよう。
左から
【鹿沼土〔かぬまつち〕】
栃木県鹿沼地方でとれる火山性の土で山野草の鉢植えやさし木によく使われる。
【赤玉土〔あかだまつち〕】
赤土を高温で焼いて粒状にしたもの。通気性、保水性がよく、ばい菌がいないので鉢植えの基本用土とされる。
【赤玉土大粒〔あかだまつちおおつぶ〕】
赤玉土の粒の大きなもの。水はけがよい。
左から
【腐葉土〔ふようど〕】
クヌギ、ケヤキ、カシ、シイ、コナラなどの落ち葉を積み重ねて腐らせたもの。土中の空気と水を適度に保ち根っこをいきいきさせる。
【軽石〔かるいし〕】
水はけをよくするため植木鉢やプランターの底にしく。
【バーミキュライト〔ばーみきゅらいと〕】
蛭石を高温で焼いたもので、金属のような光沢がある。保水、排水ともによく、無菌なのでさし木などにもつかえる。
園芸店やホームセンターでは袋いりで売られている園芸の土。
でもじぶんでまぜるとずっと安くたくさんできるよ。
腐葉土:赤玉土
3:7
この配合が、だいたいどんな植物にもあう基本の土なんだ。
自然界では特別肥料をやらなくても植物はそだっているのに、庭や鉢植えでは肥料をやらないと弱ってしまうことがある。
どうしてなんだろう?
その理由は…
こんなとき足りない養分をおぎなうために肥料をやるんだ。
左から
【消石灰(しょうせっかい)】
【苦土石灰(くどせっかい)】
肥料ではないが酸性の土を中和するときに使用する。
【化成肥料(かせいひりょう)】
工場で化学的につくられた肥料、はやく効くものやゆっくり効くものなど、さまざまな種類がある。書いてある注意書きをよく読んでつかおう。写真は粒状化成肥料の代表的なもの。
まいたのになかなか芽がでなかったり、芽がでてもすぐに枯れてしまったり、タネまきは失敗の多い作業です。ここで基本をまなびましょう。
タネが芽を出す条件は水と空気と温度と光なんだ。これらの条件があえばタネは芽を出してくれるよ。
春まきと秋まきのたねがあって、詳しくはタネの袋の説明を読むといいんだけど、仙台はすこし寒いのでちょっと時期をずらしたほうがいいみたい。
そこで目安になるのがサクラの花の咲くようすなんだ。農家の人もタネまきのめやすにしているんだよ。
タネの大きさや性質によって、まき方を変える必要があるんだ。一般に大きなタネは庭や畑に“じかまき”して、
小さいタネは箱や小さめの鉢にまいて苗づくりをしてから庭に植える。でも植えかえが苦手な植物は小さくても“じかまき”するんだよ。
タネまき用土
保水性と通気性がよく、清潔で雑草のタネなどが入っていないものが望ましいのでピートモスとバーミキュライトを等量まぜたものなどがつかわれる。
タネの大きさや性質に応じて“点まき”、“すじまき”、“ばらまき”のまき方をつかいわける。
比較的大きなタネや間隔を決めて植えたいときに使います。1カ所に1~5粒ほど植え、早めに間引いて1カ所1株にします。
小さなタネを植えるときに使います。板きれなどですじをつけ二つに折った紙などでまいていきます。
たいへん小さいタネなどにつかう方法です。まいたあとは軽く押し付けるだけでいいです。
タネをどのくらい深くうめるかは、光が関係している。光が好きなタネは浅く、反対に光がきらいなタネは深くうめるんだ。
普通のタネは自分の大きさのおよそ2倍の深さにうめるといいよ。
タネをまいたら水をかけよう。タネが発芽するとき、水分がもっとも大きなはたらきをするんだ。
水分が足りないと発芽が遅れたり、少し芽がでてもそだつのがにぶってしまう。しかし多すぎても酸素不足になって発芽できない。
なかなか芽を出さないからといって、さらに水をかけることは禁物だよ。芽を出すまでは土の表面が乾かないていどに水やりするのがコツなんだ。
暖かいのが好きなタネをまいて水をやったらビニールやラップでおおってやるといいよ。
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