ホーム > 事業者向け情報 > 経済・産業 > 中小企業支援 > 支援メニュー > 新事業を展開したい > 施策 > 仙台市中小企業チャレンジ補助金 > 老舗サプリメント会社直営「HALEO仙台店」にプロテインカフェを開設【仙台市中小企業チャレンジ補助金取組事例】
ページID:73782
更新日:2024年3月27日
ここから本文です。
平成13年に設立し、プロテインを始めとしたスポーツサプリメント・ブランドHALEOを平成17年から展開している株式会社ボディプラスインターナショナル。サプリメントは卸売とオンライン販売がメインだが、HALEO仙台店(宮城野区小田原弓ノ町の本社ビル内)とHALEO代官山(東京都渋谷区)の2店舗では、スポーツサプリメントの販売に加えてアパレル(スポーツウェア等)も展開している。
(HALEO仙台店)
創業者の代表取締役デービット・ホルトンさんは、カナダ出身で19歳の時に来日した。当時から打ち込んでいたジムでのウェイトトレーニングの効果を高めるため、日本では手に入らないサプリメントを探して個人輸入していたが、同じジム仲間からの「分けて欲しい」というニーズに着目し、日本でのサプリメント輸入販売ビジネスを起業した。当初はアメリカから輸入販売していたが、関税率が上がったのを契機に国内製造に切り替え、原材料や栄養素にこだわったサプリメントを販売している。
「当社の強みは、トップアスリートからも支持される品質の高さ。試合で高いパフォーマンスが求められるアスリートやその活動をサポートするスタッフの方々が、より体にとって良いものを探し求めた結果として、当社の商品を選んでいただいています。」
そのような繋がりから、プロのアスリートと店舗で一緒にイベントを開催したり、スポーツの魅力を体験できるボランティア活動などを一緒に行ったりもしている。
「プロのトップアスリートは、スポーツだけでなく、何に対しても非常にエネルギッシュで、そうしたアスリートの強いエネルギーに、自然と人々は引き寄せられ、アスリートからエネルギーのパワーを受け取っています。一方でアスリートの側でも、ファンやサポーターから応援のパワーをもらうことで、より高いパフォーマンスを発揮できます。そうしたアスリートやお客様が互いにエネルギーやパワーを分かち合う場所をつくりたいと考えて、今回のプロテインカフェ事業を構想しました」。
(左:店舗イベントの様子、右:プロテイン製品)
今回の事業では、サプリメント販売が主軸であったHALEO仙台店を、令和5年度仙台市中小企業チャレンジ補助金を活用し、カフェ&物販店舗にリニューアルした。
「コロナ禍の影響で、健康に対する関心が高まっており、本格的なトレーニングをしない一般の方からも、プロテインなどスポーツサプリメントに関する問い合わせが増えています。健康やダイエットのために、ちょっと試してみたいと思っても、いきなり1kgのプロテインやアミノ酸を購入するのはハードルが高いですよね。カフェでコーヒーを飲むように、気軽に試してもらい、関心を持ったら、より効果を感じていただけるように栄養素や摂取のタイミングなどアドバイスできたら」とデービットさん。
(デービット・ホルトンさん)
以前はトレーニングしている方が決まった商品を購入する割合が高かったが、令和5年10月にカフェを開設してからは、ランニング途中に立ち寄る方や、隣にある保育園への送り迎えの際に保護者がコーヒーやスムージーを飲んでいく姿も増えてきたという。
これまで以上に様々な層の方に関心を持ってもらい、交流が生まれるきっかけづくりを目的として、毎月2回程度イベントも開催している。
令和6年2月24〜25日には、CAFFE IL BOSCO(カフェ イル ボスコ)とのコラボレーション・イベント「HALEO REFRESH DAY × COFFEE & FLOWER DAY」を開催。プロテインクイズ大会やトレーニングのレクチャーなど、世代問わず楽しめるプログラムが充実し、楽しげに参加する人々の姿が見られた。また、イベント限定メニューとして、HALEOプロテインジェラートとCAFFE IL BOSCOのコーヒーを使ったアフォガードも提供された。
さらに、カフェでは近隣で採れた蜂蜜や鳴子の飲料用温泉水なども販売している。
「日本では、多くの食物を輸入に頼っていますが、健康に直結する水や食べ物は、そこで暮らす人により近い場所で生産されるものが本来は体に合うはずです。宮城県内には、オーガニックで生産された美味しい食材がたくさんあります。こうした食材にスポットを当て、地産地消はもちろん、域外にも販売していくことで、地域経済の活性化にも繋がります。持続可能な社会をつくっていくためにも、今後はそうした経済循環にも貢献していきたい」
複数の事業を通して、賛同してくれる仲間や協力者を集め、フィジカル・メンタルの健康を軸とした循環型社会をつくっていく構想に、デービットさんは目を輝かせる。
(令和6年2月取材)
関連リンク
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.