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更新日:2024年12月13日
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消費生活センターでは、10月にエシカル消費イベントを開催しました。イベント当日の様子をご報告します。
伊達武将隊と学ぶエシカル消費
一般社団法人 日本エシカル推進協議会 会長 生駒 芳子
奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊 伊達政宗、片倉小十郎景綱、松尾芭蕉
(司会・進行)タレント・モデル 渡辺 花
エシカルDAY.1トークショー
一般社団法人 日本エシカル推進協議会 会長 生駒 芳子
タレント・モデル・ヨガインストラクター 村越 りさ
YouTuber バイヤー高橋
(司会・進行)タレント・モデル 渡辺 花
日本エシカル推進協議会会長でファッションジャーナリストとしても活躍する生駒芳子さんと、奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊から伊達政宗様、片倉小十郎景綱様、松尾芭蕉様のお三方に、時代を超えても変わらない、もともと日本に根付く考え方を、あらためてエシカルという視点からお話ししていただきました。
生駒会長によると、「エシカル」を日本語にしたとき、「思いやり」(利他的、自分のことだけではなく他人のことを考える)、「もったいない」、「足るを知る」という、私たちに馴染みのある言葉に言い換えられます。20世紀に際限のない欲求や欲望で突き動かされて限度を超えてしまい、地球が悲鳴を上げている今、21世紀は地球にも人にもやさしく、物質的な豊かさだけではない心の豊かさを目指すための言動が「エシカル」であるということを教えていただきました。
政宗様は、仙台のまちづくりに近江商人をひきつれて街の中心を作った歴史に触れ、生駒会長からは「三方よし」を商売の理念とする近江商人の考え方、「売り手よし、買い手よし、世間よし」がエシカルの祖であると説明いただき、江戸時代にもともとあった理念がいま必要とされるエシカル消費に繋がっていることに気づきます。仙台では、そこに「働き手よし」が加わる「四方よし」を奨励していることを政宗様が紹介し、日ごろの買い物は企業への投資で、今日からできる社会貢献であること、いい企業が続いて伸びていくことで未来ができていくことを学びました。
モデルとして活躍されている渡辺花さん、村越りささん、YouTuberとして活躍されているバイヤー高橋さん、生駒会長の4名で、ファッションを切り口としたエシカル消費のお話をしていただきました。
普段ヨガのインストラクターをされている村越りささんは、ヨガウェアを選ぶ際に、自然を最大限にリスペクトするブランド企業の理念に賛同して選んでいたことから、「買い物は投票」という言葉が心に響いたと感想をいただきました。
YouTuberのバイヤー高橋さんは、自分を応援してくださる方がグッズを買ってくださるように、その視点を自分のいつもの買い物に向けるだけだと気づいたと、自分を応援してくださる方の消費行動からエシカル消費への理解を深めた様子でした。
去年もこのイベントに参加いただき、今回は司会進行をしていただいた渡辺花さんからは、このイベントを通してエシカル消費への理解が深まり、仙台がエシカルの街になればいいとお話しいただきました。
ファッションジャーナリストとして、ファッションの裏側にある途上国の労働環境や児童労働、環境への負荷などを目の当たりにしたことをきっかけに、エシカルへの道を進んでこられた生駒会長からは、地球や人にやさしいものづくりをしている企業を応援しましょう、また「犠牲を生まないものづくり」という視点で、見えないところで誰かや何かが犠牲になっていないか、という見方を持ってほしいとお話しされました。
わたしたちの買い物がよりよい未来をつくるための投票であること、ぜひみなさんも普段の買い物の中にこれらの視点をいれて選んでみましょう。
メイク・カラー診断などを通して、外見・内面の両方から輝く人を増やすための活動を行う島望さんによるブース。その場でドレープを当てて、簡易的な診断を行いました。自分に似合う色を知って服を選ぶことで、洋服の無駄を防ぐことができます。
日本では忘れ物の傘が大量に処分されています。傘の置き忘れを防ぐために、使わなくなったボタンやシーグラスなどを使って自分だけのオリジナルキーホルダーを作るブース。自分だけのオリジナルのキーホルダーを付ければ、傘の置忘れを防いで廃棄処分も減らすことができるアップサイクルの一つです。
肉の部位や特徴を、ぬりえをしながら学ぶことができる体験ブース。たくさんの子どもたちをはじめ、大人も一緒に肉の部位や特徴を学びながら楽しみました。
宮城県利府町の特産品「利府梨」。美味しく人気の高い梨ですが、栽培するなかで、小さかったり形が良くなかったりするものは、規格外品となってしまいます。この規格外品を利用し、フードロス削減と梨農家の担い手不足解消という課題解決を図るべく生まれたのが「ナシソーダ」と「リフコーラ」です。試飲ブースでは、アップサイクルの一例として、エシカルを味覚で体験いただきました。
当日の様子を取材していただいたCOLORweb学生編集部の皆さんのレポートが掲載されました。(外部サイトへリンク)
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