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更新日:2024年5月6日
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アサリやホタテ、カキなどの二枚貝類※は、エサとなるプランクトンの影響で毒を持つことがあり、毒が蓄積した二枚貝類を食べると麻痺や下痢などの食中毒症状を引き起こすことがあります。
※二枚貝類(ホタテガイ、ムラサキイガイ、カキ、アサリ、アカガイ、ヒキオウガイ、イガイ、ホッキガイ、ハマグリ等)
原因となる毒は、日本では麻痺性貝毒と下痢性貝毒が知られており、特に麻痺性貝毒はフグの毒(テトロドトキシン)に匹敵するほどの強さで、最悪の場合は呼吸困難で死亡することもあります。貝毒の発生時期は海域によって異なり、宮城県では、麻痺性貝毒は2月初旬から5月下旬にかけて、下痢性貝毒は6月から8月にかけて発生する傾向にあります。
毒化した貝類の流通防止対策として、生産地で定期的に貝の種類や海域別に毒性検査が行われており、この検査の結果、規制値を超えた場合は出荷規制措置がとられますので、毒化した貝が市販されることはありません。
ただし、管理されていない潮干狩り場や海水浴で自家用で採取した貝などは、注意が必要です。
県内および近県の海域の一部でムラサキイガイなどの二枚貝から麻痺性貝毒が検出されています。
貝毒の発生中は、安全性の確認できない二枚貝を採って食べないでください。
万が一、症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
なお、貝毒は熱に強いため、家庭で加熱調理しても無毒にはなりません。
麻痺性貝毒 | 下痢性貝毒 | |
---|---|---|
発生時期 | 宮城県では2月初旬から5月下旬 | 宮城県では6月から8月 |
主な症状 |
しびれ、麻痺、言語障害 (重症の場合は呼吸困難で死亡) |
下痢、悪心、おう吐、腹痛 |
潜伏時間 | 食後30分~4時間 |
食後1~2時間 |
貝毒情報(新たに出荷自主規制および解除となった貝の種類、海域等)
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