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更新日:2016年10月12日
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平成28年10月12日
東日本大震災の際にも広域的に大変多くのご支援をいただきましたが、例えば物資の搬入や、さまざまなところからの支援関係の車両が待機する場所がないなどの不都合がありましたので、広域的な防災拠点が必要であることは間違いないところだと考えています。本市域もしくは本市近郊に防災拠点となるべき施設があることは、望ましいことだと思っています。
県が整備予定としている場所は、本市が行った利府断層の調査の中で液状化の可能性が高い地域ということになっていますが、それは地震学等の一定の地質学的な知見に基づいたものです。今回の場所については、県でボーリングなどにより地質調査を行うとのことですので、その結果を見ることでさらに精度の高い実際の地面下の状況を把握することができると思っています。
広域防災拠点の整備には面積的にかなり広い場所が必要となりますし、また交通アクセスの利便性も検討しなければいけません。そういう意味では、現在の候補地は、少なくとも適地の一つであることは間違いないと思います。
支援金の制度は、自力再建される方を仙台市として後押ししていく目的で作ったものです。今回、お話をいただいている方々が持っていらっしゃる条件が制度の趣旨に該当しないことについては、これまでも何回か議会でもお尋ねがあり、ご説明申し上げてきたところです。
宅地被害や津波被害に遭われた方など被災の状況はさまざまではありますが、これまでもいろいろな形で生活再建に役立つと考えられる市独自の支援制度を作ってまいりました。
そうした中で、支援の対象となっている方々が他の被災を受けられた方々よりどれくらい困窮の度合いが強いのか、例えば津波被災地だけの支援もありますが、山側の方々からすれば、山側だって全壊はあるのにどうして津波被災地だけという声はいろいろなところでありました。しかし、津波被害はより程度が重いと考えるということから、そのような制度設計をしてきたものです。今回要望をいただいた方々も被害を受けられていることは、われわれも承知していますが、一定の条件の中で再建を支援するという方法で進めたいと考えています。
いろいろなご意見をいただいていることは承知していますが、私としてはこの判断の下で制度を進めたいと考えています。
災害危険区域にお住まいの方々を支援している自治体があることは、私も承知しています。それはその自治体のご判断だと思っていますが、私としては、災害危険区域は仙台市が今取り組んでいる防災上の手立てを講じても、将来起こりうるリスクの中では、生命の危険がある地域ということで、その危険性を繰り返し繰り返しお話しさせていただき、これまで本当に多くの方に犠牲を強いる形で移転を選択していただいています。移転していただくべく取り組んできた災害危険区域に、そのままお住まいになることを前提とした支援というのは、本市が進めてきたものや、それにご協力いただいてきた多くの方々との整合性という意味でも、私自身の中では難しいと考えています。
皆さまいろいろお考えがあって、今の状況をご選択だと思います。われわれとしてお勧めしたい方法についてはご提示していますが、なかなか両方の考えが一致するという現状ではありません。一方で、同じ仙台市域にお住まいであることは事実ですので、住民の皆さまとして何かお話があれば真摯に耳を傾けて、できることであれば対応しますし、今回の支援制度のようにわれわれの判断として難しいと思うことについては、その理由とともにお話しさせていただくことになると思います。
基本はそうです。
どちらの施設も、具体的な時期やどういう形で発表するかについては未定です。今進めている担当部局による調査のまとまり方にもよりますし、また新年度に向けて記者会見や議会の開催など私がコメントするシチュエーションもあると思いますが、いずれにしてもこの2つの問題とも複数年にわたって検討を続けてきており、何らの形もお示しせず来年度にまたさらに調査を続けるということでは、市民の皆さまや議会における議論が手詰まりとなってしまいますので、私としては、今までよりも深く広く議論していただく意味でも今年度末を1つの新しいステップと考えて取り組みたいと思っています。
当然のことながら、市庁舎と音楽ホールではものの性格も違いますし、また片方は現にある非常に古いものをどうするかという話ですし、もう片方は類似施設はあるものの、規模的にいえば現在は無いものを造る話です。当然市民の皆さまの受け止め方や議論の方向性、熟度、議論の広がりなど違ってくる要素は多くあると思います。どちらにしても、両方のそれぞれの現状の精査や、仮に建設となると両施設はほぼ同時期の建設となるので、本市の将来的な財政の見通し、特に本庁舎は今後の災害に耐えうるか、市民のお役に立つ庁舎としてどの程度現実性があるのかなど、できる限りのことをお示しして、両方の施設とも基本は市民の皆さまにご議論をいただく場を広くしていきたいということです。
決定よりも、もう少し手前の段階になると思います。例えば本庁舎については、われわれとしては新たに土地を購入するゆとりはないので、現庁舎の立地の中で何とかできないかをまず第一に考えるわけですが、一方で現有地に物理的な制約があることも事実です。そういうことも含めて幅広くご議論いただく必要があると思います。庁舎にしろ音楽ホールにしろ、1回建てた限りは長年に渡って使っていくものですので、それらについて議論を幅広くすることが大事だと思います。
市選挙管理委員会の委員の皆さまに今回の一連の選挙事務適正化のご議論をしていただく中で、1つの提案として土曜日投票、日曜日開票はどうなのかというお話があったと聞いています。選管もこれについて研究をしてみたいということですから、私もそれについてはいろいろな可能性を調査、研究し、議論を深めることはあってしかるべきではないかと思っています。
そうは言っても、日曜日の投票は長期にわたって定着しているものです。特に市民の皆さま全員の気持ちに関するものですので、慎重に調査をしていかなければ軽々に変えられるものではないし、逆にもし変えるのであれば、1回で元に戻すようなことが安易にされるべきものでもないと思いますので、慎重に取り組む必要があるだろうと思っています。選管もその辺は極めて慎重な考えであるようにも、私は報告として聞いています。
家庭の行動パターンとしては土曜と日曜で違う場合がありますが、選挙立候補者としては、土曜・日曜を大きくわけて何かをやっているわけではありません。例えば日曜が選挙である場合に、土曜の夕方に自分の選挙キャンペーンの盛り上がりを持ってくるということは当然考えていますが、それが金曜の夕方になると選挙上困るということは、私としては思いつきません。指定都市の市長の場合は選挙期間が2週間ですが、5日間とか1週間とか短い場合もありますので、選挙期間に週末が入らないとなると、選挙としてやりにくくなるとは思います。休みの日でなければできない選挙活動はあるように思います。
まだ見ていませんし、展示期間中には見に行けないのではないかと思っています。
今年度、「政宗が育んだ「伊達」な文化」が日本遺産になりました。その翌年に生誕450年を迎えるということで、民間の方々もいろいろな形で、伊達政宗公、また伊達文化について検証する催しを企画されると伺っています。
これは、仙台の魅力発信という意味で大変すばらしい機会ではないかと思っています。ぜひ仙台市として、また、民間の方と協力して発信することで、伊達政宗公が武人としても文化人としても優れた方であったことが知られるようになれば素晴らしいことだと思います。
実写化されるのはとても興味深いと思っています。ジョジョの漫画は、メディアテークでも展覧会があり私も拝見しましたし、本も読みました。私のような乏しい感覚では実写化するというイメージが湧かないのですが、魅力的な作品になればよいなと思っています。
漫画の舞台となっているS市杜王町というのは、どう考えても仙台だろうと思いますので、仙台が映画のロケ地に選ばれなかったことは少し残念だと思います。ただ、海外ということになれば、ヨーロッパの石造りや海外ならではの映像の魅力が、いろいろなものの中で出てくると思いますので、作品としてより魅力の高い、アニメとは違った新しいジョジョの世界が垣間見られるものになれば嬉しいと思います。映画はぜひ、私も見たいと思います。
仙台市長 奥山 恵美子
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