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更新日:2018年4月2日
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平成30年4月2日
ご指摘のとおり、4月1日から市内の旭ケ丘駅と学校を結んでいる2路線の廃止ということになりました。利用者数が非常に少なかったということもあり、今回、交通事業管理者からも話があってこのように決まり、運行されていると思います。ご承知のように市営バスでは全路線で赤字であったということもあります。財政健全化のためにいろいろと取り組みも行っているわけですけれども、そのような中で今回の見直しというのは致し方ないと思うところです。
一方で、利用者数の多いところでは増便を行ったところもあったと承知していますし、まだ議会での宿題事項になっていますけれども料金の見直しについても経営の面からも見ていかなければなりません。市民の皆さま方にご不便をおかけするとすれば、そこはご理解をいただけるようにもっと丁寧にご説明もしていかなくてはいけないと思いますし、あるいはまた、地域全体の交通のあり方については先ほどから人口が減少している地域がある、高齢化率の高い地域もあると申し上げました。それぞれの地域ごとに交通の問題というのは大きな課題になってくると思っていまして、それについてはこれからしっかりと議論をしていかなくてはならないテーマだと思っています。
年度替わりでさまざまな事務作業が私自身もあったものですから、あまり国会の動きを注視できておりませんし、情報収集もなかなかできないでいました。
いずれにしても野党がばらばらであっては、なかなか政治というのが強くなっていかないのではないかといろいろな席で申し上げてきたかと思います。やはり競い合いながら、国民の皆さまにしっかりと選択していただけるような、政党政治の鍛錬がされていくというのが国民にとっても望ましいのだろうと思いますから、どのように今後なっていくのか私なりに注視していこうと思っています。
しかし、どうやら新聞報道などからは、簡単にいくのかどうかは先があまり見通せない状況なのではないかなというふうに思っておりますけれども、いずれにせよ、今の政治状況、また文書の書き換えなどに代表されるような、あのような信頼を損ねるようなことではやはりいけないと思いますので、そこは政治の体制というのでしょうか、もう少し切磋琢磨、緊張感を持てるようなところまでなるといいのかもしれないと私自身は思います。
仙台市長 郡 和子
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