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更新日:2024年8月28日
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令和6年8月27日
今回の(システム)導入というのが、これまで1件1件電話やファクスでやっていたものをシステムで調整するということだと思うのですけれども、どういった期待を持っていらっしゃるかというのをまずお伺いしたいと思います。
先ほどグラフでお示しをさせていただいたように、救急出場件数、搬送人数も非常に高い状況になってきております。今後、将来的には人口減少に転じるとしても、高齢化の進展に伴って市内の救急需要というのはやはり増加すると見ております。一方で、医師の働き方改革による労働時間の制限もございますし、労働人口が減少していく中で、将来にわたって安心して安定的に救急医療を提供できるか、これが大きな課題になってきていると思っております。そのためには、やはり救急搬送患者の方が受け入れてもらった病院で治療を一定程度終えて安定した場合、ぜひ支援病院に転院してもらって救急病床を空けていただくということが重要になってくるのではないかというふうに思っているところです。この間も高齢患者の方の入院が長引く状況があるということで、救急患者を受け入れたくても病床が空かないという状況も生じているということです。それをやはり解消していくためには、こうした新たな仕組みが必要ではないかということで、このたび、モデル事業を始めたいということになったわけです。
支援病院については市から補助金を交付するということですけれども、これは各病院一律で幾らぐらいとかというのはあったりされるのでしょうか。
(医療政策課長)
補助金に関しては、5日以内の転院であれば3万円、15日以内であれば1万円ということで、一人一人の患者さんごとに補助金を支出する予定です。
救急受入病院について、何か補助金だったりとか支援というのは考えてはいらっしゃらないのでしょうか。
これまでも救急についてご協力をいただいている病院に対しては、私どもで別途受け入れていただくための助成というのでしょうか、それは全てではないけれども出しているところでもございます。
(医療政策課長)
補足ですけれども、現在は市長がお話ししたとおり、当番制で救急の当番の病院に補助金を出しているのですけれども、この新しい事業においては支援病院のみとしていまして、救急受入病院に関しては、転院を早くさせて病床の稼働率とか回転率を上げることによって診療報酬などで賄っていただくというような仕組みを考えています。
病院と聞くと、やはり仙台市や富谷市、名取市を含めた4病院再編構想というものが進んでいるわけですけれども、今回のモデル事業の導入の背景にそういった再編構想があって病院が少なくなる可能性もあるかもしれないから今回この導入を決めたとか、そういった背景とかがあったりするのでしょうか。
これはその4病院の問題とは関係のないものでございます。今の状況においても、かなり救急患者さんの受け入れ状況が厳しい状況にあるということを鑑みて、これからさらに高齢化が進んでいけば需要が大きくなっていくわけでして、安定して救急医療体制を確保していくためには、やはりこういう取り組みが必要であろうという、そういう思いからです。
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