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更新日:2024年8月28日

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救急医療体制の確保に向け市内医療機関と連携したモデル事業を開始します(発表内容)

令和6年8月27日

このたび、仙台市内の病院と連携をいたしまして、救急医療体制の確保に向けた新たな取り組みを始めることにいたしましたのでお知らせいたします。

別紙1(PDF:417KB)をご覧ください。本市の令和5年の救急出場件数、それから搬送人数は過去最多を記録いたしました。その数は今後も増加し続ける見込みです。医療従事者の不足も見込まれる中、救急医療体制を確保していくためには、医療資源の効率化・効果的な活用、これが重要です。

別紙2(PDF:500KB)をご覧ください。救急医療の課題の一つとして、救急病院で急性期を脱した患者の入院が長引き、新たな救急患者を受け入れる病床が確保できない状況も生じています。

そうした課題に対応するために、今回の取り組みでは病院の機能を、救急患者を積極的に受け入れる「救急受入病院」と、容体が落ち着いた患者の転院等を受け入れる「支援病院」とに役割分担し、病院間の連携によって患者の円滑な転院等を促します。具体的には、救急受入病院で専門的な治療を受けて病状が軽快または安定した患者さんについては、支援病院との連携により早期の転院をお願いすることで、救急受入病院が新たな救急患者を受け入れる病床の確保を図ります。特に入院が長引く傾向にあるご高齢の患者については、本市から支援病院へ補助を行うことによって病院間の連携を促進します。さらに、病院間の転院調整業務をシステム化することで効率化を図ってまいります。

この取り組みについて市内の多くの病院からご協力を頂けることになりまして、9月2日からモデル事業として運用を開始することといたしました。本市といたしましては市内病院での救急患者受け入れの円滑化を期待しており、効果検証を行いながら令和7年度内の本格実施を検討してまいります。

緊急、重症の場合は、迷わず119番通報をお願いいたしますが、病院や救急隊の負荷軽減のために、休日や夜間の突然の病気やケガで、医療機関の受診か、あるいは救急車を呼ぶか迷ったときには、おとな救急電話相談#7119、また、こども夜間安心コール#8000などもご利用いただきたく存じます。

市民の皆さま方には、「みんなで救急医療を支える」、その当事者のお一人としてこの取り組みに、ぜひご理解、ご協力をお願いいたします。

仙台市長 郡 和子

 

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