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更新日:2024年10月9日

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自動運転実証事業「青葉山グリーン回遊プロジェクト」自動運転レベル2の運行実験を実施します(発表資料)

令和6年10月8日
(担当)まちづくり政策局プロジェクト推進課
(直通)022-214-1253

 

仙台市と東北大学、民間事業者で構成する「仙台市×東北大学スマートフロンティア協議会」では、地域課題の解決や持続可能な社会の実現を目指し、先端的なサービスの開発や規制改革の促進に向けた検討を進めています。今年7月には、青葉山エリアの回遊性確保に向け、自動運転等による先端的サービスの実装を目指す「青葉山グリーン回遊プロジェクト」が国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」に採択されました。

このたび、地下鉄東西線国際センター駅と仙台城跡の区間において、自動運転レベル2(部分自動運転)のバス運行実験を行います。市民の方もご乗車いただくことができますので、乗り心地などのアンケート調査にご協力ください。

自動運転技術は、路線バスの乗務員不足や観光地における二次交通の確保などの社会課題の解決につながるものです。今後も自動運転レベル4(高度自動運転)でのサービス実装を目指し、取り組みを進めてまいります。

1 実施概要

(1)日時

10月20日(日曜日)~27日(日曜日) ※23日(水曜日)、24日(木曜日)を除く

(2)便数

各日6便 ※10月27日(日曜日)は5便

(3)運行区間

国際センター駅~仙臺緑彩館~仙台城跡(往復) ※区間全体で約2.4km

(4)乗車定員

14名(着席のみ)

(5)運賃

無料

(6)検証内容

  1. 急カーブ、急勾配における車両挙動等の技術的課題の把握
  2. 利用者アンケートによるニーズや自動運転に対する受容性等の確認

(7)運行状況等

運行ダイヤおよび運行状況については、「仙台特区」ホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。

※自動運転レベル

レベル

名称

縦横の車両運動制御

対象物・事象の検知及び応答

限定領域

0

運転自動化なし

運転者

運転者

適用外

1

運転支援

運転者及びシステム

運転者

限定的

2

部分運転自動化

システム

運転者

限定的

3

条件付運転自動化

システム

システム

限定的

4

高度運転自動化

システム

システム

限定的

5

完全運転自動化

システム

システム

限定なし

(JASOテクニカルペーパ「自動車用運転自動化システムのレベル分類及び定義」より抜粋)

2 想定スケジュール

想定スケジュール

年度

スケジュール

令和5年度

手動運転によるデータ収集・分析等(実施済み)

令和6年度

自動運転レベル2による運行実験(今回)

令和7年度以降

自動運転レベル4による運行実験 ⇒ サービス実装

 

【参考】青葉山グリーン回遊プロジェクト

回遊性の確保が課題となっている青葉山エリアにおいて、自動運転等を活用した先端的サービスの実装を目指すプロジェクト。昨年度(令和5年度)は事前調査として、地下鉄東西線国際センター駅と仙台城跡の区間で自動運転技術を搭載したEVバス車両を手動で運行し、自動運転に必要な周辺環境のデータ収集・分析等により技術的課題の把握を行った。また、利用客の需要・ニーズの調査等を実施した。

協力事業者

パシフィックコンサルタンツ株式会社、A-Drive株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、宮城交通株式会社