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更新日:2016年9月20日
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2回目の試験は通常秋口となっていますので、時期としては同じような時期かと思います。来年から全国の都道府県で試験が2回できるように、厚生労働省が動いていますので、全国と同じような時期となると思います。
県には、われわれが特区に指定され、地域限定保育士試験を実施する予定であることはすでにお話ししています。そうした中で、県が県全体として2回目をやる価値があると思われるか、それとも別の判断をするかについては、まだお聞きしていません。
地域限定保育士の仙台への拘束といっても3年です。長期的に考えると、若い保育士の人材が仙台にしっかりと定着していく、さらに言えば仙台だけでなく全国的に保育士の方々がしっかりと定着して、年齢を重ねた方もベテランとしての保育活動ができるようなっていくためには、職種としての待遇の向上は介護職と同様に欠かせないものです。
なかなか難しい課題はありますが、長期的にはそのことも考え、必要な限り国に働きかけるなど、総合的に取り組んでいかなければいけない。これだけが切り札ではないと思っています。ただ、何もやらないでいるには仙台の状況も厳しいので、われわれとしてできることはやりながら、長期的な課題についても取り組んでいく必要はあると思います。
なるべく多くの方に、地域限定保育士の特性などをお知らせして、身近な地域で働けることと、今回こういうことが可能になった趣旨をお伝えしていくことが大事だと思います。
一方で、この試験だけが簡単であることは、保育士の水準を保つという、試験としての意義から言えば望ましいわけではありません。われわれとしては、地域限定保育士の試験が地域限定であるが故に、他より簡単な試験であるとは思っていません。試験をする側としては同等レベルの試験として実施する必要があると思っています。問題の作成等につきましても、それらを踏まえて具体に考えていきたいと思います。
これまで自分たちで試験を実施したことがありませんので、いきなり試験の問題の作成までを、われわれ自身の手でやることは、実施主体として無理があると思います。第一義的には、今問題作成に当たっているところにお願いするのが一番考えられるところではあります。
今年度、県の単位で地域限定保育士の取り組みをする地方自治体がありますので、それらの実施状況も拝見して、十分課題などもお伺いした中で、われわれとして最終的にどういう試験の実施体制にするのかを精査していきたいと思っています。
都市公園内への保育所の設置は、われわれも前向きに考えている課題です。それぞれの都市公園で公園利用者等との関係が調整できるか、都市公園の中に保育所を設置した場合のさまざまな施設的なインフラ、下水道をどのくらい引くかとか、水道をどのように延ばす必要があるかなどの調査や、全体の地域ニーズなど、詳細を検討しているところです。なるべく早くそれらを詰めて、具体的に可能な箇所を特定できるところまで持っていった上で、具体の案件として国と協議に入りたいと思っています。
ある程度大規模で、なおかつ保育ニーズの高いところになりますから、地下鉄沿線や中心部になると思います。
事務方では行っています。ただ、なかなか難しい部分もあります。
音楽団体の皆さまが、以前から音楽ホール、特に大規模なもののご要望をお持ちなのは、私も直接個別のお話の時などに伺ったことがございます。
このたび、皆さまが一致団結してそのような活動に取り組まれる合意ができたことは、音楽に携わる方々の間でも、その必要性についての思いが従前より高まってこられたものと思っています。経済界の中にも音楽ホールの建設に向けて寄付を集めるといった動きがありますし、そうした市民の各層における熱意が高まっていくことは、今後に向けての一歩だと思っています。
音楽ホールについては、かつて仙台市で計画をしながら、実現を見送った経緯もあります。その必要性については、私も十分承知をしているものですが、東日本大震災からの復興を加速するため見送らざるを得ない経緯もありました。そういう意味では、重要な課題だと思っています。
これから仮に、音楽ホールがわれわれの具体の俎上(そじょう)にのぼるにしても、どの程度のホール規模にするか、サブのホールを持つのか、どのような付属機能を付けるかによって、グレード感、総工費も恐らく何十億の単位で変わってくるものだと思います。立地も決まらない中では、なかなか具体の数字を出すことは難しいと思っています。しかし、決して低額なものではないことは、十分承知しています。
立地の候補を絞り込む中では、県も複数のホールを持っています。特に県民会館の運営主体ですから、われわれとの共同事業の可能性など、いろいろ道を探っていくべきだと思います。
今まで仙台市議会は「君」という形で統一されていましたので、極めて耳に新鮮な感じで伺いました。
議会内の呼称については、基本的には議会でお定めになることに私としては従いたいと思っています。積極的にどちらが良いという考えを持っているわけではありませんが、別であることを異に思う方もいらっしゃることは事実です。何らかの形で統一化するという議論がこれから深まってくれば、それもまた時代に応じて呼称にも変化が表れる、まずは議論が始まることも大きな一歩だと思います。
今まで「君」であることが、大前提となってきました。私自身は仙台市の職員として、議会に30年くらい出ていますが、長く「君」でした。「君」であるにせよ「さん」になるにせよ「議員」になるにせよ、呼称についての議論も議会改革の中の一つのテーマになり得ることを示された意味では、新しい動きかと思ってお聞きしていました。
今年の夏の仙台市議会議員選挙や、夏以降、現在も選挙が続いていますが、東日本大震災の前には統一で行われていた地方選挙が、ほぼ5カ月にわたる期間に分散されています。
私としても、単に仙台市議選がずれたことにとどまらず、その間に町長選があり、町議選、市議選、県議選もありという形でそれぞれ地方自治体の各種選挙が1カ月とか3週間おきなどの形で分散しているのは、県民の皆さんが選挙に向けて関心を持つありようとしても、かなり分散化してしまうのではないかと思います。県議選と統一していた時の投票率から見ても、気象条件などいろいろな要素がありますから一概に分散したことだけが理由とは言えないと思いますが、それも一つの要因だと思います。
今後、より有権者の方に関心を持っていただき、投票率を高める。われわれとすると事務的な負担の軽減という面も含めて、統一というのは大きな課題であると、あらためて私も思いました。とりわけ、この夏の市議選は大変暑い時期でしたので、地域の皆さまからも「なかなか選挙に行きたくてもこの暑さでは」というお声もお聞きしたところです。その年によって天候は違いますが、仙台において、本当に真夏の選挙が良いかどうかも、あらためて感じました。
仙台市長 奥山 恵美子
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