復興座談会実施報告
日時
平成23年5月28日(土曜日)午前10時から12時
会場
泉区役所 東庁舎 5階大会議室
参加者
泉区内の町内会長等 17名
主なご意見
ビジョン・計画について
- 総合計画が3月に議決されたが、復興ビジョンを総合計画の基本計画と実施計画に反映していくべき。
- マンションのコミュニティづくりをビジョンに明示して強く勧めていくべき。
宅地災害について
- 宅地対策に関する国の規定を緩和して早急に対応してほしい。
- 宅地被害で避難した住民は、自力での復旧は困難なので対応してほしい。
- 土地が宅地として安全なのか調査してほしい。公園についても地盤の調査をしてほしい。
- 梅雨前に危険なところは対処して二次被害を防止してほしい。
- ボーリング調査の結果、宅地として不適となり、移転を検討しなくてはならない場合、市の対応もお願いしたい。
コミュニティについて
- 集会所が地滑りや階段の崩壊で使用できない。活動場所がないので早く開放してほしい。
ライフラインについて
- 水の復旧が遅く、給水場所が遠かったうえ、2,3時間並んでももらえないこともあった。地区に2箇所くらいには給水場所がほしい。
- プールの水のろ過装置整備や公共施設や集合住宅での貯水槽設置の義務化などを検討してほしい。
生活再建について
防災について
- 会社の敷地内に仙台市から災害用に指定されている井戸があるが、看板等で目立つようにしてはどうか。
避難所について
- 避難所となった体育館の避難所と同じ階に身障者用トイレを設置してほしい。
- 避難所で燃料が入らず、寒くてやむを得ず自宅に戻った人もいたので、避難所への燃料の調達について検討してほしい。
中小企業の支援について
- すでに融資を受けている中小企業は融資制度があっても申し込めないので、大幅な助成を検討してほしい。
- 建設関係は地元業者に発注してほしい。
放射能について
- 保護者が放射能について仙台市は計測しないのかと気にしているがどうなのか。
市長回答
宅地災害について
- 宅地被害はこれまで原則所有者の個人負担で行うというのが支援の壁となっているので、国の制度の枠組みの拡充や地域の状況に応じた復旧工事ができるよう優先的に取り組んでいく。
避難所の運営について
- 水と食料の備蓄状況を見直し、災害時の情報が迅速に届くような仕組みを検証していく。
中小企業支援について
- 2重ローンについては、国と金融機関にも検討してもらっている。企業が再生に向けて力を出せるように考えていく。
コミュニティについて
- 大型集合住宅については、高層階に水を持って上がれない等の理由で避難所での生活の長期化につながった例もある。大型集合住宅における避難のあり方は今後指針を作って協議していきたい。
事務局回答
宅地災害について
- 現在の制度のまま工事に入ると制度の対象に入らない所有者に迷惑がかかる。本格的な復旧は国の制度の拡充を求めないとできないため国への要望を行っている。
- 住宅の移転については、元の場所を安全な状態に戻せることを基本に考えながら、難しい場合には、次の方法論を考えていく。
放射能について
- 放射能の測定については、市独自のものを検討していく。
会議資料