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若林区

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更新日:2019年12月27日

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連坊地区で地震想定の防災訓練を行いました

令和元年度若林区総合防災訓練

大規模災害から命を守り、市民生活の安全・安心を確保するためには、東日本大震災や関東・東北豪雨災害等の教訓を踏まえつつ、家庭(自助)、地域(共助)、公的機関(公助)それぞれの充実と連携の強化を図ることが重要です。

本年度の若林区総合防災訓練は令和元年10月6日(日曜日)に連坊地区において行いました。学校、地域団体、防災関係機関が連携を深め、防災対策の構築、初動体制の確立・強化を図るため、住民、消防及び市の関係機関等から約360名が参加し、地震を想定して総合的かつ実践的な訓練を実施しました。

訓練会場となる連坊小路小学校正門

訓練会場:連坊小路小学校正門

避難の状況

避難状況:いっとき避難場所から集団で避難してくる住民

 

家庭での備えの確認

災害への備えに不備、不足がないか、自宅で各自が確認を行います。また、安全に避難するためには災害情報や避難情報を速やかに入手することが大切です。テレビ、ラジオ、パソコンや携帯電話、スマートフォン等からの情報の入手方法を確認しましょう。

自主防災訓練

隣近所への声掛け、要援護者の支援を行い、各町内会で定めている「いっとき避難場所」を経由して指定避難所(連坊小路小学校)へ避難しました。

濃煙体験の様子

濃煙体験:連坊小路小学校へ避難した避難者は先ず煙体験ハウスで濃煙体験

濃煙体験の列に並ぶ避難者

濃煙体験:続々と濃煙体験をする避難者

 

濃煙体験をした避難者の様子

濃煙体験:煙体験ハウスで濃煙体験した避難者

避難所開設を待つ避難者の様子

避難所開設:体育館に入場する避難者

 

避難所開設・運営訓練

地震想定での防災訓練のため、避難者は各町内会で定めている「いっとき避難場所」に避難し、集団で指定避難所の連坊小路小学校に避難しました。

連坊小路小学校に避難した避難者は先ず煙体験ハウスで濃煙体験をします。

その後、避難者は安全確認がされ、避難所として開設された連坊小路小学校体育館入口で受付し、体育館内の町内会ごとの避難スペースで待機しました。

各町内会の避難者全員が体育館入場後、体育館において開会式を行いました。

連合町内会長、学校長の挨拶、参観者の市会議員、県会議員等の自己紹介後、本日のローテーション訓練について内容・時程・グループ編成等を消防署員から説明を受けました。

また、避難所運営のための各活動班等についてのオリエンテーションをSBL(仙台防災リーダー)から受けました。

 

避難者の受付の様子

避難所開設(体育館):避難者の受付

体育館に集まる避難者の様子

避難所開設:体育館の避難者

 

開会式での連合町内会長挨拶

開会式:連坊地区町内会連合会会長挨拶

開会式での連坊小路小学校校長挨拶

開会式:連坊小路小学校校長開催校挨拶

 

訓練説明の様子

訓練説明:ローテーション訓練の説明をする消防署署員

オリエンテーションの様子

避難所運営オリエンテーション:避難所運営各班の活動内容を説明するSBL(仙台防災リーダー)

 

研修・活動班の訓練・ローテーション訓練

開会式終了後、連坊小路小学校体育館の居住スペースから順に説明のあったローテーション訓練のグループ編成に従って校庭に分散し、訓練スペースに集合しました。その後、救急隊員による応急手当・AEDの取扱い訓練、消防職・団員による初期消火訓練、救助訓練、SBL(仙台防災リーダー)による給水所開設訓練等を行いました。

また、各町内会からの訓練準備員2名は、テント設営、炊出し用LPGかまど等の設置を並行して行い、設置完了後は、各町内会に合流してローテーション訓練に参加しました。

避難準備の様子

訓練準備:食糧物資班用のテントを準備する避難者

食糧物資の準備の様子

食糧物資班の活動:避難者に配布する食糧物資の準備

 

アルファ米にお湯をかける様子

食糧物資班の活動:アルファ米に大鍋で沸かしたお湯を約8リットル注ぐ

アルファ米を密封した様子

食糧物資班の活動:お湯を注いだアルファ米を密閉し、時間まで20分待機中。

 

アルファ米の盛り付け作業の様子

食糧物資班の活動:お湯でもどしたアルファ米を容器に盛り付け作業中

ラップを利用した応急処置の様子

応急救護訓練:ラップを使用した応急措置

 

心肺蘇生方法の訓練の様子

応急救護訓練:人形を使用しての心肺蘇生法

オイルパンに着火する様子

消火訓練:オイルパンに着火

 

粉末消火器で消化する様子

消火訓練:オイルパンの炎を粉末消火器で消火

水消火器の取り扱い訓練の様子

消火訓練:水消火器による消火器の取扱訓練

 

仙台防災リーダーによる応急給水の説明の様子

給水所開設:SBL(仙台防災リーダー)が災害時給水栓からの応急給水について説明

避難者による応急給水の様子

給水所開設:SBL(仙台防災リーダー)の指導で避難者が災害時給水栓からの応急給水を実施

 

毛布を使用した応急担架作成の様子

救助訓練:毛布を使用した応急担架作成

応急担架を持ち上げる様子

救助訓練:毛布を使用した応急担架作成

 

転倒家具からの救出訓練の様子

救助訓練:転倒家具から救出

ガス式発電機の取り扱いの様子

資機材の取扱:ガス式発電機の取扱い

 

閉会式での町内会の様子

閉会式:町内会ごとに整列

閉会式での区長挨拶

閉会式:区長挨拶

 

閉会式での連合町内会副会長閉会宣言の様子

閉会式:連坊地区町内会連合会副会長閉会宣言

非常食等の配布の様子

非常食等の配布:町内会ごとに配布

 

ローテーション訓練終了後、校庭に町内会ごとに整列し、閉会式を行いました。

若林区長が挨拶を行い、連坊地区町内会連合会副会長が閉会宣言を行いしました。

最後に、非常食の配布訓練としてアルファ米の炊出し、ようかん、飲料水等を町内会ごとに配布して防災訓練を終了しました。

まとめ

今年度の若林区総合防災訓練は地震を想定し、体験訓練を多く実施しました。また、防災訓練の実施日が日曜日のため、連坊小路小学校の児童は、父兄や地域住民といっしょに指定避難所への避難訓練、小学校での体験訓練に参加しました。

ここ数年、若林区では大雨災害も想定した防災訓練を行ってきました。連坊地区は若林区内でも比較的高い位置にあり、洪水浸水想定区域に該当しない地区であることから、今年は地震災害を想定した防災訓練となりました。しかしながら、今年も全国各地では甚大な被害をもたらす豪雨災害が多発しております。特に、防災訓練のあった次の週の10月12日から13日に掛けての台風19号では、全国約1,300地点のうち103地点で24時間降水量が観測史上1位を更新しました。仙台でも東部仙台、西部仙台に大雨特別警報が発表され、24時間降水量が377.0ミリを記録して観測史上2位を更新し、市内各所に大きな爪痕を残しました。豪雨災害や地震災害は、いつ、どこで遭遇するかわかりません。自分の住んでいる地域が洪水浸水想定区域に該当しない地区であっても、大雨洪水時の留意事項について、防災訓練等いろいろな機会を捉えて確認しておくことが必要です。防災、減災には地震でも水害でも、ともに日頃の備えが大切です。家具の転倒防止はもとより、ハザードマップをもとに避難場所や避難経路の確認、災害情報や避難情報の入手方法、応急手当を日頃から確認しておきましょう。

災害の発生により危険が及ぶ恐れのある場合には、仙台市から避難情報(避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急))を発令します。その際は、周囲の安全を確認し、速やかに避難行動を開始してください。

各地域やご家庭、職場等で、いざという時のための備えを万全にし、災害に備えましょう!!

 

 

お問い合わせ

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