若林区
ページID:77202
更新日:2024年10月21日
ここから本文です。
令和6年度の若林区総合防災訓練は、令和6年9月21日(土曜日)に雨の降りしきる中、大和小学校において行いました。大和小学校避難所運営委員会、大和地区連合町内会等の皆様、地域団体、学校(大和小学校、蒲町中学校、蒲町小学校)、陸上自衛隊、警察、消防及び市の関係機関等から約1,800人が参加し、三陸沖を震源とする地震を想定して、避難所開設・運営等の知識手法を学び経験するなど、研修型及び体験型の訓練を実施しました。
また、前日には事前準備を兼ね、災害用簡易組立トイレやパーティションの組立訓練を実施しました。
訓練日当日、自宅での身体保護訓練、いっとき避難場所での町内会単位による大和小学校児童、蒲町中学校生徒、保護者、町内会役員の顔合わせを実施後、町内会等の訓練参加者は大和小学校体育館に入場しました。
大和小学校児童の皆さんは、低学年、高学年に分かれて、それぞれ見学型訓練、体験型訓練を実施しました。
蒲町中学校生徒の皆さんは、大和小学校校庭に到着後、蒲町中学校へ向かい、蒲町中学校計画による防災訓練、防災学習を実施しました。
開会式では、大和小学校避難所運営委員会委員長(大和地区連合町内会会長)の挨拶、参観者の紹介後、大和小学校避難所運営委員会から本日の訓練概要(全体訓練、ローテーション訓練)について説明を受けました。
開会式の様子
開会式での大和小学校避難所運営委員会委員長(大和地区連合町内会長)の挨拶
引き続き、全体訓練として、「避難施設の安全確認」、「防災対応型太陽光発電システム」、「避難者の受入・受付(地震発生時の行動)」について各担当課から説明を行いました。
また、3校(大和小学校、蒲町中学校、蒲町小学校)による防災行政用無線(IP系)通信訓練を実施しました。
都市整備局建築指導課による避難施設の安全確認の説明
環境局脱炭素経営推進課による防災対応型太陽光発電システムの説明
危機管理局減災推進課 防災・減災アドバイザーによる避難者の受入・受付(地震発生時の行動)の説明
3校(大和小学校、蒲町中学校、蒲町小学校)による防災行政用無線(IP系)通信訓練
全体訓練終了後、訓練参加者は4つのグループに分かれて、仙台市地域防災リーダー(SBL)の誘導により、ローテーション訓練(災害VR体験、応急処置訓練・搬送訓練、災害時給水栓取扱訓練、LPガス発電機取扱訓練)を実施しました。
災害VR(地震災害編)体験
応急処置訓練
搬送訓練(仙台青葉学院短期大学救急救命学科の学生の皆さんから協力いただきました。)
災害時給水栓取扱訓練
LPガス発電機取扱訓練
大和小学校の低学年児童の皆さんは3つのグループに分かれ、「濃煙体験」、「自衛隊車両見学」、「消防車両見学」の見学型訓練をローテーションで実施しました。
濃煙体験
自衛隊車両見学
消防車両見学
大和小学校の高学年児童の皆さんは3つのグループに分かれ、「災害時給水栓取扱訓練」、「LPガス発電機取扱訓練」、「災害時特設公衆電話取扱訓練・防災行政用無線(IP系)取扱訓練」の体験型訓練をローテーションで実施しました。
災害時給水栓取扱訓練
LPガス発電機取扱訓練
災害時特設公衆電話取扱訓練・防災行政用無線(IP系)取扱訓練
児童の皆さんは、訓練終了後、教室で防災学習を実施し、保護者の皆様への引き渡し訓練を実施しました。
ローテーション訓練に参加されない方には、「災害用簡易組立トイレ」「過去の災害等のパネルや非常持出品等見本」を見学いただきました。
災害用簡易組立トイレ展示
過去の災害等のパネルや非常持出品等見本の展示
閉会式では若林区長が講評をおこないました。
閉会式での若林区長の講評
閉会式終了後、若林地区女性防火クラブ連絡協議会大和連合支部による非常食配付訓練を実施しました。
非常食配付訓練
令和6年度の若林区総合防災訓練は、大和小学校避難所運営委員会を中心に、各町内会、各種団体、大和小学校児童、蒲町中学校生徒など、多くの参加者により訓練を行いました。
今回は三陸沖を震源とする地震を想定した総合防災訓練でしたが、近年、全国各地で甚大な被害をもたらす大地震、豪雨災害が多発しております。
災害にはいつ、どこで遭遇するかわかりません。災害に応じた留意事項について、防災訓練等様々な機会を捉えて確認しておくことが必要です。
家具の転倒防止はもとより、ハザードマップを活用した自宅周辺の災害リスクの把握、避難場所や避難経路の確認、災害情報や避難情報の入手方法の確認、更にはマイ・タイムライン※の作成など日頃からの実践をお願いいたします。
災害発生により危険が及ぶ恐れのある場合には、仙台市から避難情報(警戒レベル3 高齢者等避難、警戒レベル4 避難指示、警戒レベル5 緊急安全確保)を発令します。その際は、周囲の安全を確認し、警戒レベル4までに必ず避難行動を開始してください。
ご家庭や各地域、職場等で、いざという時のための備えを万全にし、災害に備えましょう!!
※マイ・タイムラインとは
大雨・台風による災害に備えた、ご家族一人ひとりの「避難計画」のことで、それぞれの家族構成や生活環境に応じて、避難すべきタイミングや安全な避難行動を、あらかじめとりまとめて作成し、備えておくものです。
自身や家族がとるべき避難行動について、「いつ」「誰が」「何をするのか」をあらかじめ時系列で整理することによって、いざという時に慌てず安全に避難することができるサポートツールとしてご利用いただけます。
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.