ライオン「なお（メス）」の死亡について

ライオンの「なお」（メス、6歳）が、急性の経過をたどり死亡したため、以下の通りご報告します。
若くして死亡した「なお」に、心からの哀悼の意を表します。

1　経過

11月28日（木曜日）
以前より、時折嘔吐症状がみられたため、抗菌薬等の治療を実施。

12月3日（火曜日）
朝、食欲の不振、苦しげな呼吸、著しい元気の消失、ふらつき等症状を認める。
緊急での全身麻酔による、輸液療法を中心とした治療と血液検査・レントゲン検査等を行い、検査では、軽度の白血球の上昇を認めたが、ほかに、異常所見は認めず。

12月4日（水曜日）
朝、「なお」の意識状態の低下がみられたため、獣医師による治療を試みたが、8時30分頃に死亡を確認。

2　死亡原因

現在のところ不明
(病理解剖を実施したところ、消化管からの軽度出血、膀胱粘膜からの軽度出血、膣深部に少量の膿を認めたが、肉眼所見では、直接の死因は特定できず。今後、病理組織検査等の精密検査実施する予定)