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更新日:2024年9月19日

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第1回「-協働がつなぐ仙台-郡市長とふれあいトーク」(6月22日)

ふれあいトークの今年度1回目は、泉区のにぎわいづくりや活性化に取り組んでいる一般社団法人泉青年会議所が主催する「七北田川自然観察会」にお邪魔し、お話を伺いました。

一般社団法人泉青年会議所

泉青年会議所は、1974年(昭和49年)に旧泉市に誕生し、社会に奉仕することで、明るい豊かな社会の実現を目指している団体。2024年に創立50周年を迎えます。
泉青年会議所は、泉区最大のお祭り「泉区民ふるさとまつり」での活動や七北田公園のライトアップ「IZUMINATION(イズミネーション)」の開催等を通して地域に密着したまちづくり活動を行ってきています。
また、次世代を担う子ども達の育成にも力を注ぎ、地域の自然への愛着を深めることを目的に、七北田川での自然観察会やイカダ下りなどの体験型事業も実施しています。

JCIの皆さんと

懇談の様子

泉青年会議所の皆さんと      懇談会の様子

懇談に参加された方々

理事長   髙橋 大地(たかはし・だいち)さん
直前理事長 林屋 陽一郎(はやしや・よういちろう)さん
副理事長  横田 紗和子(よこた・さわこ)さん
専務理事  三浦 僚(みうら・りょう)さん

市長
懇談前に見学した自然観察会では、子ども達の楽しい顔も元気な顔も見ることができて、すごくいい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
なかなか自然の中で子ども達が遊ぶ機会が少なくなっていると聞いてますが、そういう中で、七北田川を使った活動をされている泉青年会議所の皆さんに、改めて敬意を表したいと思います。
皆さんの活動の状況など、いろいろとお話を聞かせていただこうと思いますので、限られた時間ですが、よろしくお願いいたします。

髙橋さん
今年度理事長を務めさせていただいております高橋大地と申します。普段はファイナンシャルプランナーの事務所を経営しております。

林屋さん
2023年度理事長を務めておりました林屋陽一郎と申します。
普段は弁護士をしておりまして、ここのそばの泉中央に事務所がございます。

髙橋さん

林屋さん

髙橋さん             林屋さん

三浦さん
今年度専務理事を務めさせて頂いております三浦僚です。
職業は会計事務所の経営と飲食業です。どちらも宮城野区にあります。泉区には住んではいないですし、仕事も、今は会社も泉区ではありませんが、まちづくりは泉区でしっかりと関わっております。

横田さん
今年度副理事長を務めさせていただいております横田紗和子と申します。今年が泉青年会議所での最後の一年で、卒業になります。
本業は、テニススクールを経営していて、私も会社は宮城野区です。今は泉青年会議所に入って、まちづくりを一緒にさせて頂いています。

市長
泉青年会議所さんは、泉区等のエリアで、必ずしもお仕事してなくても、会員になれるんですね。

髙橋さん
泉青年会議所は半分ぐらいは、泉に関係がない方も入られてるかなとは思います。

三浦さん

横田さん

三浦さん             横田さん

「七北田川自然観察会」の様子

市長
今日行われた、七北田川自然観察会ですけれども、本当に良い機会を提供されているのだなと思いましたけれど、午後にもイカダ下りがあるということですが、この七北田川自然観察会の成り立ちと、どういうような目的があって、どういうことを成果として考えているのかというあたりを、お話をしていただけますでしょうか。

髙橋さん
もともと泉青年会議所でイカダを使った事業があったのですが、一時期途絶えた時期があり、それを復活させさせたのが2014年、それからイカダ下りを行っている状況です。
現在、自然観察会は、七北田川クリーン運動実行委員会と共催で行っています。

市長
いろいろ歴史を重ねてきているということですね。

髙橋さん
はい。ただ、コロナ禍や天候不良とかもあり、なかなかできなかったところで久し振りに、今回5年ぶりでの開催になります。やはり、子ども達がこういう経験をするのは、なかなかない機会ですし、七北田川の良さも知れるので、非常に素晴らしい機会であると個人的にも思うところです。

市長
川に子ども達がジャバジャバと入って、いろんな生き物をすくい上げてる、石ころをひっくり返したりして、目をキラキラさせながらいろんな生き物見つけたりする姿に感激をいたしました。
七北田川がこれだけきれいな河川で、様々な生き物が生息しているというありがたさを改めて今日、みんなに教えていただいた気がしてうれしく思ったのですが、横田さんも今年卒業っていうふうにおっしゃってたけれど、これまでの間の活動はどうだったですか。

横田さん
イカダ下りで言えば、入会した年に乗せて頂きまして、私にとって七北田川を初めて身近に感じた事業でした。子ども達の笑顔も非常に印象的というのもありますし、七北田川って以前はもうちょっと、汚い印象もあったりしましたが、クリーン運動の方々と一緒に清掃に参加したり、子ども達が川を大切にしようと意識が変わって行く姿を見れたり、生き物の住み処としての川を感じてもらっているのかなと。
子ども達が実際に川に自然観察に行く前には「触りたくない!いやだ気持ち悪い!」と言っていたのだけど、実際に川に入って見に行ったら、もう軍手を取ってそのまま触っていて、体験することで、出来ないと思っていたことが出来るようになる、という体験はすごく素敵だなと思いました。

自然観察会の様子1

自然観察会の様子2

「七北田川自然観察会」の様子

さまざまなイベントの実施

市長
その泉青年会議所さんも、今年、創立50周年という大きな節目を迎えられるということですが、おめでとうございます。
いろいろなイベントを行いながら、次世代を担う子供たちのためにいろんな活動されてきていると思うのですけれども、いくつかご紹介いただいていいですか。

髙橋さん
先月の5月に、「IZUMI未来構想フェスティバル」を開催させていただきました。SDGs(エスディージーズ)を普及するフェスティバルを2019年から行っていましたが、それを去年は大郷町で行って、今回は「IZUMI未来構想」として、各方面の様々な団体さんを巻込んで、SDGs(エスディージーズ)を認知して頂けるような、イベントを企画しました。当日は天気もよかったので、大勢の方に来ていただきました。
また、毎年行っている泉区民ふるさとまつりでは、鮎のつかみ取りをさせていただいていますし、今年は、ユアテックスタジアムに花火の有料観覧席を作るということで、その運営を今青年会議所主体でさせていただいているところです。
そして「IZUMINATION(イズミネーション)」ですが、これもコロナ以降2021年からです。七北田公園の、ライトアップとスカイランタンを上げさせていただくという事業で、1週間の開催で大体1万人ぐらいが来るような事業になっています。

市長
本業をしながらも、取り組まれているとなると、相当過酷な青年会議所活動ではないですか。

三浦さん
本業を怠ることなく、プライベートやご家族も大事にして、それをしっかりとこなしながら青年会議所の活動してください、と我々は現場にお伝えしております。

IZUMI未来構想フェスティバルポスターの説明

自然観察会ポスター

泉未来構想フェスティバルの説明  七北田川自然観察会ポスターと

地域活性化の取り組み

市長
泉青年会議所としてはどのようなスタンスでSDGs(エスディージーズ)やまちづくりに取り組まれていますか。

髙橋さん
まちづくり等の活動を通して、現場のリーダーシップを学んでいき、メンバーの成長に繋がればという想いで取り組んでいます。

横田さん
メンバーの成長というところですと、最初入会したときには何となく自分が成長したいなと思って入ったのですが、一生懸命にやっている周りのメンバーに刺激されたり、自分で思い描いていたところよりももっと先に進めることもでき、考え方の幅も広がって来ましたし、人の繋がりや、知見を広げてもらったと思っています。それが本業にも生きてくる。良い循環になっていると思っています。

市長
三浦さんは、これまでやってきたこと、そしてこれから先につなげていくことで、何か考えておられることはありますか。

三浦さん
これまで本当に多くの仲間とすでに卒業された先輩の方々、あとは県内から世界中へと新たな出会いや仲間、機会を多くいただいています。結果自己成長に、そして本業にも繋がってると、すごく実感しています。今後はこれから入ってくるメンバーにもそれを体験していただきたいな、と思っています。

市長
青年会議所の皆さんたちは、本当に心強いパートナーだと思っておりまして、いろんなイベントを通してまちの活性化や子ども達の育成や、それから地球環境を考える様々な取り組みをしていただいているということは、とても素晴らしいことだと思っています。
直前理事長だった林屋さんも、ふるさとまつり等のイベントについて、何かエピソードがあれば教えていただけますか。

林屋さん
ふるさとまつりは我々の先輩方が始めて、作り上げて来た事業ですので、これを我々もやはり継いでいかなければいけないと。
しかし、コロナ禍の時にふるさとまつりが中止になった際、子ども達の思い出を作る機会がなくなってはいけないということで、その思いから会員たちが一生懸命動いて「IZUMINATION(イズミネーション)」というイベントができ上がりました。スカイランタンも三浦専務理事がまちづくりの委員長のときに初めて行い、それをこの「IZUMINATION(イズミネーション)」に組合わせたのです。何か状況が変わっても、また新しいものを作って、泉のまちづくりをより活性化できればいいなというふうな思いで、皆活動しております。

市長
泉青年会議所の皆さんは、地域のため、子ども達のためを常に考えて事業展開をしていただいているということを感じることができて、ますます心強く、頼もしく思います。
最後にお一人おひとりに、これからどんなことをやっていき、何を目指すかをお聞きしたいと思います。

横田さん
まず、私の青年会議所としての活動は、今年卒業までに半年しかないところですので、先輩方から、色々と教えていただいたことを下の世代に教え、繋げて行きたいなと。
あと「IZUMINATION(イズミネーション)」とふるさとまつり、7月には泉ヶ岳でキャンプで泊りの事業もありますので頑張りたいです。
本業はテニススクール等、やっていますので、スポーツを通してもまちづくりと地域づくりをしていきたい。それから、いろんな不登校支援だとか、早寝早起き朝ご飯活動ですとか、学校のボランティアもやっているので、そこでもしっかりと泉青年会議所で学んだことを生かして取り組んで行きます。

三浦さん
青年会議所自体が、まちづくりという仕事をしていく中で、青少年育成がメインとしてありますが、私としては、高齢者に対しても、何かできないかっていうところを考えておりまして、特に泉区、黒川郡は高齢化がかなり進んでいるというのが問題としてあります。実際に青年会議所自体で、高齢者に対して何か事業をするということ自体が、今まで無かったので、そういった視点を持ちながら取り組んでいきたいと思っています。
また、今11年連続で会員拡大しており今年の7月でまた拡大を達成すれば、拡大連続12年目という形になる。それが結構全国的にも有名な泉青年会議所の特徴でございます。ただ、人が増えていくならしっかり組織としても成長させていかないといけないところが課題なので、しっかりと考えていきたい。
個人的には格好いい仙台にしたいなと思ってますので、それは飲食業を通して、作って行けたらなと思っていて、仲間ともそういう話をしています。

林屋さん
来年で卒業なんですが、私自身としてはまず青年会議所で学んだことをきちんと本業に生かしていかなければいけないなというところと、後輩に自分たちが学んだことをなるべく伝えていきたいと。
泉青年会議所としては、泉区が今、5区の中でも人口が減少しており、そこで区を成り立たせていくためには、まちづくりのプレーヤーとして当事者意識のある方が、少しでも増えてくるのが必要かなと思ってまして、それを育成できるのが青年会議所だろうと思っています。
先ほど「IZUMINATION(イズミネーション)」の話をしましたが、当時私はまちづくり担当の副理事長で、委員長と一緒にゼロから奔走してこれを作り上げたという思いがあって、すごく思い入れがある事業なのですが、思いがあって動き方がわかっていれば、まちを変えるような事業ができるのだと、やはりこれを学べるのは青年会議所だなと思っていますので、三浦専務理事の方からも会員拡大の話がありましたが、少しでも多くの方に入っていただいて、まちづくりができる人が増えて、この先少子高齢化で人口が減ったとしても、日本そのものがうまくやっていけるように、何かその力に青年会議所がなれればいいなと思っております。

髙橋さん
今年50周年というところもあるので、スローガンとして、将来に向けて、この地域がどうあるべきかとか、青年会議所自体がどうあるべきかというビジョンを今考えているところ。
また青年会議所は国際的な組織ですので全世界中に同じように青年会議所があるというところで、今年は台湾の方と、姉妹青年会議所締結を目指しております。
青年会議所にとって、この国際交流というのが非常に大事だと個人的には思ってますので、今、台湾といろいろ進めているなかで、そのあとに何か繋がるような、例えば地域の子ども達を連れて、交流ができればなと思っています。

市長
本当に皆さんの活動がこの泉地域の活性化のために重要な役割を果たしていただいていますし、みんなの笑顔のために、それぞれ頑張っていただいているっていうことに心から敬意を表して感謝を申し上げたいと思います。たくさんのお話ありがとうございました。

泉青年会議所の皆さんと

泉青年会議所の皆さんと

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